犬びより

いま、散歩嫌いな犬が増えている!?歩きたがらない理由と克服方法

2019/05/29

「散歩大っ嫌い!」ってな犬は意外と多い。今回は巷で増えつつあるそんな犬を徹底検証。その散歩嫌いの理由と対処法を考えてみよう。
 

 

散歩の役割って何?

■気分転換とエネルギー発散

犬は毎日同じ場所で、人間の生活リズムや行動に合わせて生きている。そんな単調な生活の中で散歩は大きなアクセントとなる。

つまり、まずは散歩は気分転換としての役割を持つことになる

また、歩くこと、動くことは適度なエネルギーの発散にも一役買っている。

ただ、ここで勘違いしたくないのは、散歩と運動がまったく別のものであるということ。運動は運動できちんとさせてあげたい。

散歩には、体全体を動かすことで足の衰えを進行させないという点と、心臓の働きの強化というメリットがある。

散歩の中に遊びや運動を取り込んでいけば、短時間でも充実したものになるだろう。

また、散歩による疲れは精神的な安定にも効果をもたらす

 
■刺激を受け、情報収集する

犬だって一人でひとつのところにいるのは寂しい。もともと犬は群れを作る動物である。

したがって、外へ出て様々なものに触れて「おっ!なんだろう」という瞬間を持たせるのは大変なことだ。

匂いを嗅いだり、ものを見たり何かを聞いたりする生まれた機能を使いこなすことも、いきいきと過ごすためには欠かせない上、使わなければ当然衰えていく。

ましてや、犬の場合、目や耳や鼻を使うことは生理的な欲求でもある。こうした機能に刺激を与えることも散歩の役割である。

その時、犬はアンテナを張って情報収集を行っている。匂いを嗅ぐことによって、周辺の犬情報を敏感にキャッチしているのである。

これは、脳の活性化にも大いに役立っている。

このように、毎日の散歩は我々が考えている以上に多くの役割を持っているのである。

 

散歩嫌いになる理由

■散歩嫌いになるタイプは?

どのような犬が散歩を嫌いになるのだろうか。これは大きくふたつのタイプに分けられる。

ひとつは内向的な犬。引っ込み思案な性格で怖がりなタイプである。ほかの犬にくらべてアンテナが何倍も張られていることで、様々なものに敏感になってしまっているパターンも多い。

もうひとつは身体的に問題のある犬。これまでに大病を患った経験があったり、目や耳、股関節、膝蓋骨などに障害を持っている犬などは、やはり自分からは積極的に散歩に出かけたくないと思うのも無理はない。この場合は、飼い主が気付いてあげることも重要である。

 
■社会化不足の犬は要注意

散歩が嫌いになってしまうには、なにか理由があることが多い。

まずは飼い主との関係がよくない場合が挙げられる。体罰を与えていたりして、信頼関係が気付けていないと、当然散歩に一緒に行くこともイヤになる。

次に、社会化が不足している場合。子犬自体に社会化できず、「怖い」という感覚が芽生えてからの社会化は難しい。その結果、人や犬、音、さらにはあることさえも怖いと思ってしまうと、散歩のような恐怖は味わいたくないということになる。

もうひとつ付け加えるならば、散歩が飼い主側の一方的なペースになってしまっている場合。こうなると、犬にとって散歩は訓練以外の何ものでもなくなってしまう。

どんな犬でも最初は散歩が怖いものである。ゆっくりと自信をつけさせてあげることで、少しずつ外に出るようになるはずである。
 
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散歩を好きにさせるには?

■4ヶ月くらいまでが勝負

上手に社会化させるためには4ヶ月くらいまでがとても大切だ

人や他の犬、社会環境などと出会って、それらが楽しく、何の害もないということを教えること。外へ出るといいことがあると思わせること。

例えば、よく歩くことができたらゴハンをもらえるなど、好印象をつけるという工夫も有効である。

また、最初の散歩の時に、いきなりリードをつけるのも、犬によっては怖い場合がある

抱いたまま外へ連れて行き、いろいろなところに着地させるなどしていけば、そのうち自分から歩くようになる。

家の中でリードや首輪をつけて慣らしておくことも効果がある。

 
■嫌いの原因を排除していく

散歩が嫌いになる原因は、多くの場合、何かを学習した結果によるもの

その場合は原因に気づいてあげること。そして、それを少しずつなくしてあげることが大切だ。

イヤと思うことがあって散歩に出たがらない場合は、その「イヤ」を超えるくらいの楽しいことを散歩に組み込んでいき、慣らしていくという方法がある。

例えば、オヤツを持っていくなど、犬が興味を持ち、なおかつ楽しい思いを感じられるものが散歩にはあると思わせることが大切である。

そのためには、根気よく犬と付き合ってあげること

無理矢理では当然犬のやる気はおきない。犬が活動的になっている時間を選び、短くても楽しかったと思える散歩を経験させてあげることだ。

「楽しそう」かどうかを目安として、犬に合った散歩プログラムを考えてあげよう。

 
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Shi‐Ba vol.31『いま、散歩嫌いな犬が増えている!?我ら、柴犬ニート族!』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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