犬びより

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【目指せ!ゴールドフィンガー!】柴犬に好かれる撫で方を学ぼう!

2018/07/12

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かわいい愛犬のこと、撫でてますかー! 撫でた時に愛犬は喜んでますかー? 犬からしたら、嫌な撫で方をしている飼い主は意外と多いのだとか。そこで今回は犬に好かれる撫で方をマスターしちゃいましょう。

 

柴犬愛撫の掟

掟1.無理矢理やるな
撫でてやるぞぉ~という変なオーラは出さないこと。飼い主が気合いを入れたり緊張すると犬にも伝わってしまう。 
無理矢理押さえつけて撫でようとするのも禁物。あくまでも自然体で犬に向かい、無理しないこと。

掟2.しつこくするな!
日本犬は洋犬と比べると、もともとベッタリするタイプの犬種ではないため、しつこくされるのが苦手。なので何事もしつこくしないこと。あまりしつこいと、うなったりかむという行動を引き起こす可能性があるので注意。

掟3.優しくしろ!
いくら撫でられるのが好きな場所であったとしても、撫で方が乱暴だったり、力が強かったりでは、気持ち良くはならないもの。体をほぐすように優しいタッチで、なおかつ犬が好むフィンガーテクニックで撫でてあげよう。

 

快感ポイントを知るべし

×耳の先
基本的に犬は先端部分を触られるのを嫌がる場合が多い。情報を聞いて得るだけでなく、耳の動きで相手に感情を伝えたりとボディランゲージにおいても耳は重要な役割を果たす。それだけに耳先が敏感になっているのかも。

耳の後ろ
耳の後ろ、耳の付け根あたりを撫でられるのは好き、という犬は多い。外耳炎など耳の病気の治療や耳そうじをスムーズに行うためにも、耳先を含めて耳全体を触られることに慣らしておくようにしたい。

×シッポの先
耳の先と同じ様に、シッポの先端部分も犬が触られるのを嫌がる場所のひとつ。シッポもやはりその動きで相手に自分の感情を伝える役割をしている場所である。おもしろがってシッポを引っ張るなんてことは避けよう。

首まわり
飼い主を見上げる姿勢をとっていることが多いため、首周りが凝っている犬は多い。首の後ろや肩のあたりをもみほぐしてもらうと気持ち良いはず。また口先は嫌がっても、あごの下を撫でられるのは好きという犬も多い。

眉間
眉間のあたりも、自分で簡単にかくことができないので、撫でてもらうと気持ち良いと感じる犬は意外と多い。ただ、いきなり正面からガバっと手が出てくると驚くので、撫でる時は手の出し方には注意しよう。

シッポの付け根
シッポの付け根を優しくモミモミされるのを好きという犬も多い。自分からお尻を向けてシッポの付け根を撫でてくれと要求してくる犬も中にはいる。撫でる場所以外に、撫でる時の力加減も重要なポイントになる。

後ろ足の付け根
撫でられるのが好きな主な場所としては、犬が自分の口や脚で届かない場所が多い。後ろ脚の付け根も、ムズ痒い時など犬によっては自分の口でカプカプしていることもあるが、飼い主に撫でられるのが好きな犬は多い。

×足先
足先も犬にとっては敏感な部分。万が一の時に逃げるためにもケガはしたくないということから触られるのを嫌がる。しかし、家庭犬として生活していく上では足拭きも必要なので触られることに慣らしておこう。

お腹
お腹といってもいろいろ。脇腹を撫でられるのが好きな犬もいれば、胸に近い部分を撫でられるのを好んだりと、犬によって違う。愛犬の様子を見ながらどの部分を撫でられると気持ちよさそうにしているか確認してみよう。

×口先
口は生きていく上で、食事の時に重要な場所。なのでやはり口周りを触られるのを嫌がる。だが、ハミガキだったり、薬を飲ませたりする時のためには口先だけでなく、口の中も触れるようにしておきたい。

 

愛撫テクニックを知る

1.犬の心をほぐすべし!

愛撫を始めるにあたってはどんなことに気をつけるべきなのか。テクニックも大事だが、まずはあまり構えずに、自然体で犬に向き合い、犬の心をほぐそう。

撫で始めは手の甲を使う
敏感な犬などは、撫でたときに人の指が動くことを嫌がることもある。最初のうちは手の甲を使って撫でてみるとよい。何度か繰り返して犬の様子を見てみよう。

犬が大丈夫だったら手の平で
手の甲で撫でるのを犬が大人しく受け入れてくれて、撫でられることに慣れてきたら、様子を見て手の平を使って優しく撫でよう。

撫でている間は声をかけるのも忘れずに
あまりにも撫でることに集中してしまい、知らぬ間に息を止めて必死になっていた、なんて状態だと、犬にもその緊張が伝わってしまう。お互いがリラックスするためには「○○ちゃん、いいこね~」など、どんな内容でもかまわないので、優しく声をかけながら撫でること。

2.愛撫のバリエーションを知るべし

円を描く
主に人差し指と中指を使って、優しく円を描いてみる。右回りさせたら、次は左回りに。また撫でる場所によって、描く円の大きさを変えてみるとよい。

指先だけで撫でる
手の平全体をべったりと犬の身体につけなくても、指先だけを動かして撫でられるのを気持ち良いと感じる犬もいる。細かい動きが出来るのでツボにはまるのかも。

毛並みと逆に手を動かす
犬を撫でる時は毛並みに沿って手を動かす、という決まりはない。時には逆毛を立てるような感じで撫でてあげるというパターンがあってもいい。

指を広げて撫でる
手の平全体で撫でる時に指を広げた状態で、手を動かすというのも撫で方のバリエーションのひとつに。この撫で方を好むか好まないかは犬によっても違いがある。

one pointレクチャー

どうすれば気持ちいいのか探ってみよう
撫で方に特に決まりはない。どのように撫でたら気持ち良いのか、探ってあげよう。例えば耳を触る時には、耳の中から外に向かって指を滑らせたり、根元を少し折るようにして撫でてもいい。

じっくりと撫でるときには両手使いで
犬が横にきて、さりげなく撫でる時は片手だけでもかまわない。でも、体をほぐしてあげようと思った時には犬の体に片手を添えて撫でよう。姿勢を安定させるだけでなく、安心感も与える。

ツンデレ方式は効果的
基本的にどの動物も他人に触られることはあまり好きではない。特に日本犬は触ろうとして追いかければ逃げてしまいがち。もし、愛犬以外で、他の犬と早く仲良くなりたい時には、自分から手を出さないでおく。こちらが特に関心を示さずにいることで、かまって欲しい犬ならば、向こうから近寄ってくるはず。近くにきたらその時には、優しく撫でてあげよう。ツンデレ方式が仲良くなる秘訣だ。

 

下手クソ愛撫を撃退!

気持ちの良くない撫で方はもちろん、思わず逃げ出したくなるような感じでせまられては、犬だって嫌がるもの。下手クソと愛犬から言われないためにも、ついやりがちな間違った愛撫の仕方も知っておこう。

こんな撫で方は嫌だ

正面から近づいたり上から覆いかぶさる
上から覆いかぶさるように手を出されるのも嫌がるが、正面から近づかれて前に立たれると人間だって相手に対して威圧感を持つもの。それは犬も同じだ。基本的に犬に対しては正面から近づかず、上から手は出さないこと。

顔の三角ゾーンに突然手を出す
右目と左目、そして両手の付け根から鼻までを結んだ三角ゾーンに手を出されるのを嫌がる犬は多い。犬をほめる時につい頭をヨシヨシと撫でるイメージがあるが、いきなり顔の前に手が出てくると大抵の犬は身をかわしたりするものだ。

グリグリと激しく撫でる
ワシャワシャと軽く撫でるくらいならかまわないが、激しくグリグリ撫でられるのは犬も嫌がる。また怖々と触られるのも気持ち悪いもの。人がされると嫌だな、気持ち悪いなと思うことは、犬も当然嫌なのだと思って間違いナシ。

ポジションにも気をつける

徹子の部屋風のL字型

徹子さんとゲストがL字型に座っているパターンは相手が心を開いて話しやすい。犬との並びにも活用できる。

いいとも風の横並び型

テレフォンショッキングでの横並びも、犬との間に親密感を持つことができて効果的だ。

撫でる時のお互いの並ぶ位置も重要なポイントだ。正面で向き合うのはできれば避けよう。相手の心を開かせるには、徹子の部屋風に。より仲良く、もっと近づきたいならいいとも風にと、ポジションにも気をつけることだ。

 

撫でることにはメリットがたくさん

さあ、これまでのレクチャーをもとに、愛犬を撫でてみよう。はたして気持ちが良いと感じてくれるだろうか。本当にその撫で方が気持ち良ければ撫でている人のそばから離れずに、その場に居続けるはず。撫でられているうちに全身の力が抜けてきて、極上気分を味わっていれば、最終的には眠ってしまう……といった感じだ。

反対に、いくら撫でていても犬の体の緊張がほぐれない、その場から逃げ出してしまったならば、気持ちが良くない撫で方だったということ。

撫でるにあたってのシチュエーション、テクニック、どれもが大切であると同時に、犬によっていろいろ違いがあるというのを忘れてはならない。自分の犬が気持ち良いと思う撫で方や触り方であったとしても、同じ方法で他の犬を撫でた時にその犬が気持ち良いと感じるとは限らない。いろんな撫で方があるので、愛犬に合ったものを見つけてあげよう。難しいことは考えなくていい。単純に、愛犬が気持ち良いと感じてくれるのか、そうでないのかというだけだ。

愛犬が撫でられることを好きになってくれれば、さまざまなメリットがある。例えば、全身をを優しく撫でている際に、しこりを見つけたり、皮膚が赤くなっているなど、ちょっとした変化に気がつき、病気の早期発見につながる。また治療が必要になった時にも、薬を塗ったりできるなど、いろいろな面で役に立つのである。

日常の中で、愛犬と楽しい愛撫タイムを過ごせるようにするためにも、テクニックに磨きをかけて欲しい

 
Shi‐Ba vol.58『目指せ!ゴールドフィンガー 犬に好かれる愛撫塾』より