犬びより

役割や病気、気持ちまでマニアックに追求! コーギーの耳のアレコレ

2019/06/23

やわらかくあたたかい愛犬の耳の感触は、飼い主さんの癒しポイントのひとつでしょう。今回はコーギーのかわいいお耳のすごすぎる能力を徹底解剖します。耳の不思議、知れば知るほど愛犬の耳が愛しくなりますよ!
 

 

コーギーの耳の疑問

コーギーの耳

Q.耳の役割って?
耳は集音の役割と音波の発生源を特定する役割を持っています。そして、キャッチした音波による振動を液状の媒体に変換して、音を神経刺激へと伝えます。

また、平衡感覚を保ったり、重力を脳に伝えたり、防御、排水、換気などの役目もあります。犬独特の鼓膜の内側にある鼓室で収集した音を増幅することができるため、人間よりはるかに音に敏感で、よく聞き取ることができるのです。

さらに、耳を動かすことにより犬自身の気分や感情を表現しています。

 
Q.犬の耳の聴力は?
犬の聴力は、人間の4倍も遠くの音をキャッチすることができると言われています。聞こえる音域も広く、可聴周波数は、人間は20~20,000ヘルツ、犬は40~65,000ヘルツで、犬は周波数の高い音を聞くのが得意で人間より2オクターブも高い音を聞き取れるのです。

さらに、聞こえる音の強さは人間の6倍と言われています。音の高さ、強さともに人間より優れているため、雑音も多く、過度なストレスにさらされているとも考えられていますが、聞きたい音と聞き流す音を上手に選択して処理しているようです。

 
Q.犬にとって耳は気持ちいい場所?
耳の付け根や先端部分、耳の後ろなどは撫でられたり、揉まれたりすると気持ちよさそうにウットリする犬はたくさんいます。

ただし、子犬の頃の接し方で触られるのを嫌がる場合もあります。体に触れる時は、姿勢を低くして向き合ったら、あごより下から手を差し伸べて、ゆっくり、やさしく撫でて慣らしていくといいでしょう。

また、触りながら耳の中を覗いたり、触ることで耳の感触を確かめることができるので、外耳炎やその他の耳の病気を発見しやすくなります。

 
Q.立ち耳、垂れ耳の違いって?
犬の耳の形には何種類かありますが、大きく分けて、チワワや柴犬、コーギーのように耳がピンと立っている立ち耳の犬、ダックスやビーグルのように耳たぶが大きく垂れている、垂れ耳の犬がいます。

垂れ耳は耳たぶが大きく、くるりと回せないため、立ち耳のほうが若干、よく聞こえると言われていますが、可聴周波数はそれほど変わりません

遠い昔、獲物を探す時に足音を確実にキャッチするには音が聞こえやすい直立に立った耳のほうが有利でした。反対に垂れ耳は下を向いてニオイを嗅いで獲物を探す時に、余計な雑音を遮断し、嗅覚に集中できたようです。獲物を捕えるためには、どちらの耳も重要な役割を果たしたと言えます。

 

コーギーの耳に関する病気

コーギーの耳

日頃から愛犬の耳を触ったり、覗いたり、ニオイを嗅いで耳の中をチェックして早期発見、早期治療を心がけましょう。異変を感じたら動物病院で受診することも忘れずに。

マラセチア外耳炎
マラセチアはカビの一種で、それが耳の中で繁殖すると痒みの症状が出ます。焦げ茶色のネットリした耳垢が溜まり、掻き続けて、耳の皮膚を傷つけ二次感染を引き起こし、さらに悪化してしまう場合もあります。
 
細菌性外耳炎
外耳道の皮膚にさまざまな細菌が感染して炎症を起こし、ドロッとした悪臭のある耳垢が出たり、膿が出る場合もあります。耳の中が赤くなったり、出血したり、痒がったり、頭を振ったりする症状が現れます。
 
耳血腫
打撲、細菌感染、血液異常、頭の振りすぎ、耳の掻きすぎなどが原因で耳介に分泌液や血液が溜まってしまい、耳が膨らみ腫れ上がった状態になります。膨らんだ耳は熱を持ったり、痛みやかゆみの症状を引き起こしたりします。
 
外耳炎
ベトベトして臭いのある耳垢が溜まり、かゆみや痛みから後ろ足で引っ掻いたり、頭を振ったりします。慢性化や再発しやすい病気で、悪化すると炎症が耳の奥に広がり、中耳炎や内耳炎を発症してしまう場合もあります。
 
内耳炎
外耳炎や中耳炎から波及していることが多い他、感染症や腫瘍が原因の場合もあります。上手に歩けずよろめいたり、転倒したり、旋回や眼振、難聴などの症状が現れます。外耳炎や中耳炎を放置せずに早期治療を心がけましょう。

 

耳でわかるコーギーのキモチ

耳がない
コーギーの耳
耳が頭の後ろに張り付いたようになり、前からほとんど見えない状態の時は、リラックスしていたり、喜びを表しています。また、耳を隠すことで、小さく見せて相手に敵対心がないことを伝え、降参や服従の意。
 
裏返っている
コーギーの耳
ちょっと緊張している状態の時は垂直気味に耳が裏返ります。周囲の音をキャッチしたり、音がする方向を探って集中している状態です。また、垂直のまま耳が少し後ろに下がると、やや服従。

 
広がる
コーギーの耳
いつもより左右に開いて、広がっている場合は、相手がどう対応するかわからず、ちょっと怖く葛藤状態の現れです。また、相手より優位だと思っていたり、大きく見せて強いことを誇示する時などにも耳が広がります。

 
ペタンと倒れる
コーギーの耳
横、または後方に耳が倒れている場合は、内心ちょっとドキドキ不安な状態。抵抗はしません。お手上げです!と降参状態の時も耳がペタンと倒れてションボリしている様子が見受けられます。

 
前を向く
コーギーの耳
いつもより直立してぴんと耳が前を向いていたら、緊張している証拠です。首をグッと上げて、引き締まった目で見据え、その姿は勇敢な印象を与えます。または興奮状態の場合も同様です。
 

 

コーギーの耳を愛でる

耳の根本をモミモミマッサージ
コーギーの耳

コーギーの耳
無心にモミモミしていると、いつの間にか顔や豊かな首毛をモフっていることも。

 
別犬種にして遊ぶ
コーギーの耳


大きな立ち耳を持つコーギーならでは遊び方。耳を折って「ビーグル!」は鉄板ネタです。愛犬の色合いによってはレトリーバーになることも(笑)。

 

耳は立派なコミュニケーションツール

人間が聞くことができない音や、はるか遠くの音をキャッチしたり、耳の位置を微妙に変えて音の発生源を正確に定めるなど、人間には及びもつかない優れた能力を発揮していたコギ耳。

その上、横に広げたり、前に倒したり、後ろに寝かせたり、ピンと直立させたりと、自由自在に動く大きな耳は、その時々のコーギーの感情を見事に表現しています。愛犬の耳を見て、どんな気持ちなのか、どうして欲しいのかがわかるなんて飼い主さんとしてはうれしい限り。

これからも、大いに愛犬の耳を愛でてあげてくださいね!

 
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コーギースタイル Vol.37『仕組みや病気、耳でわかる気持ちまで コギの耳のアレコレ』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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