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体にいい野菜をたーんと食べやさい!?犬への健康効果が期待できる食材(1)

2018/09/13

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愛犬に「体にいいものを食べてほしい!」と考える飼い主は多い。特に「野菜は体によさそうだから食べさせたい」と与えている人も少なくない。犬の体にいい野菜とはどんなものかなど、詳しく知っておこう。

 

愛犬の体にいい野菜

トマト

【主な主成分と効能】

・リコピン
・β-カロテン
・ビタミンC

フードと一緒だと吸収UP
トマトの赤い色素成分がリコピン。高い抗酸化作用を持つ。またβ―カロテンなどによって粘膜や皮膚を強くする働きもある。細かく刻んだトマト単体で与えてもいいが、リコピンは油分と一緒に摂取する方が吸収が良いとされている。ドッグフードには油分が含まれているので、一緒に与えるとよりグッド!

【調理方法】

1.皮の部分を嫌う犬も少なくない。食べやすくするために湯むきしてあげよう。

2.種のトロトロした部分の酸味を嫌う犬もいる。種の部分も取り除いておく。

3.細かく刻んだら、そのままでもいいが、ドッグフードと一緒に与えても○。

 
キュウリ

【主な主成分と効能】

・カリウム
・β-カロテン

水分補給のオヤツに
夏場など水分補給をさせたい時に利用できるのが、キュウリ。成分のほとんどが水なので水分摂取を補うために利用できる。またキュウリには利尿作用の他、体を冷やす働きがある。ただし、カリウムが多く含まれているため、高カリウムになりやすい腎臓や心臓疾患がある犬はとり過ぎに気をつけること。

【調理方法】

細かく切るか、よく噛んで食べてくれる犬ならば、スティック状に切ってもOK。

 
ブロッコリー

【主な主成分と効能】

・ビタミンC
・ビタミンK
・イソチオシアネート

さまざまな栄養素が豊富な野菜
体の抵抗力を高めるビタミンCはレモンの2~3倍含まれている。イソチオシアネートは発ガン抑制物質として注目されている成分。
上であげた成分以外にもβ-カロテン、ビタミンE、鉄など多くのビタミンやミネラルが含まれた緑黄色野菜。茎よりもつぼみの方が栄養素が多いので、さっと茹でてやわらかくして与えよう。

【調理方法】

1.つぼみ部分を細かく切る。茹でてから切っても。切る順番はどちらでもOK。

2.ビタミンCの損失を少しでも抑えるために、茹でる時間はできるだけ短くさっと。

 
白菜

【主な主成分と効能】

・ビタミンC
・カリウム
・イソチオシアネート

好きな犬は意外と多い!?
体に抵抗力をつけたり、抗酸化作用、利尿作用、がん予防などこれらの働き以外にも、白菜には体を冷やす効果などもある。白菜は冬の鍋料理に欠かせない食材。クセがないので、葉を丸かじりしてシャキシャキ感を楽しむ犬も多い。

よく噛みくだく犬ならいいが、基本は他の野菜と同様に細かくして与えよう。

【調理方法】

1.今回は茹でる前に小さく切ったが、茹でてから切ってもどちらでもOK。

2.ビタミンCの効果を期待する場合は、茹で時間は短くさっと。

 
レタス

【主な主成分と効能】

・β-カロテン
・ビタミンC
・ビタミンE

ドレッシングには注意を
約95%は水分で出来ているが、上記のような抗酸化作用の働きを持つ成分も含まれる。免疫力アップの効果も高いといわれている。サニーレタスやリーフレタスの方が食物繊維が多いため、玉レタスと同じ量を与えないこと。やりがちなのが、飼い主さんのサラダからドレッシングがついているものを与えてしまうこと。くれぐれも気をつけて。

【調理方法】

食べやすいよう細かく切って生のまま与えてもかまわない。

 
ピーマン

【主な主成分と効能】

・β-カロテン
・ビタミンC
・ビタミンP

ビタミンCがたっぷり
ビタミンCはトマトの4倍含まれるといわれている。豊富に含まれるビタミンCは抗酸化作用の他、ホルモンの合成などの働きも。ピーマンに含まれるビタビタミンCは加熱しても減りにくい特徴がある。ビタミンPはビタミン様物質と呼ばれるもので、ビタミンCの吸収を高める作用を持つ。細かく切って与えよう。

【調理方法】

消化を良くするには細かく切る。生のまま与えてもいいが必ず種は取り除くこと。

 
小松菜

【主な主成分と効能】

・カルシウム
・ビタミンA
・ビタミンC

加熱の方法にひと工夫を
歯や骨を丈夫にするだけでなく、抗ストレス効果で神経の高ぶりを鎮める働きをするカルシウムが、豊富に含まれているのが特徴。小松菜は生でも食べることができる。ただ、犬の場合は生のままだと消化によくない。ビタミンCは加熱すると茹で汁に出てしまうため、蒸したり、スープなどにして与えてみよう。

【調理方法】

1.細かく切ってから、他の野菜と一緒に煮込んで、スープとして与える。

2.加熱する際に蒸すようにすれば、茹でるのに比べてビタミンCの損失も少ない。

 
キャベツ

【主な主成分と効能】

・ビタミンU
・ビタミンC
・カルシウム

食べやすくして与えてあげよう
ビタミンUは、胃腸を健康に保つ働きがあり、市販の胃腸薬にも使われている成分。これら以外にもがん予防としての効果が期待される成分も含まれている。ビタミンUは、加熱すると壊れやすいため、ビタミン摂取を考えると生で与えるのがベストだが、硬いと胃壁を刺激して吐き戻す場合もある。さっと茹でるか、生ならジュースにして与えてもOK。

【調理方法】

1.千切りよりも、やはり小さくみじん切り状態に切ってあげる。

2.ビタミンUは熱で損失されやすいため、さっと短時間で茹でる。

3.生で与えるならジュースにしても。クセのない野菜なので飲みやすい。

 

意外なNG野菜は何?

プチトマト
トマトの成分に問題はないが、皮が硬く噛めずに丸呑みして気管に詰まらせる危険がある。

アボカド
果実だけでなく、葉や種に含まれるペルジンという成分で中毒を起こす可能性がある。

ほうれん草
アクに含まれるシュウ酸によって、シュウ酸カルシウム結晶を引き起こす恐れがある。皮ごと与えるのが

よく知られているものには、タマネギ、長ネギ、ニラなどのネギ類があげられる。それ以外にも上で紹介した野菜はNG野菜とされている。プチトマトをどうしても与えたいのなら、丸ごとではなく細かく切ってあげよう。OKといわれている野菜の中にも、気をつけておきたいものがある。キャベツや小松菜などアブラナ科のものを粉砕しすぎると、ヨウ素の吸収を阻害する物質が出てくる。ヨウ素が不足すると甲状腺機能低下症を起こしやすくなる。年をとって甲状腺機能が低下気味の犬に与えてしまうと助長する可能性があるので注意をしておきたい。

 

様子を見ながら無理なく与えよう

体にいいからと、野菜を与え過ぎるのは気をつけておきたい。適度な量としては、基本的にドッグフードを与えているのならば、一日の摂取量(g)の10~15%の範囲にしておこう。その分、フードの量を減らしておくことも忘れずに。

人と犬とでは消化吸収のしくみが違う。犬は、よく噛まずに丸飲みする習性があるため、野菜に含まれる栄養を少しでも吸収させるためには、紹介してきたような処理をしてあげることが大切だ。

また、ひと手間かけたのに、食べてくれないこともある。食べない理由として考えられるのは、その野菜の香りや食感、味が嫌ということが多い。基本的にドッグフードで栄養がとれていれば、嫌がる犬に無理に食べさせる必要はない。食が細い犬も中にはいる。いつものフードに知らない野菜が添えられていることで、食欲がより落ちてしまうことも考えられる。愛犬の様子を見ながら与えるようにしよう。

 
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プードルスタイル vol.15『健康効果を期待したいベスト14!!体にいい野菜をたーんと食べやさい!?』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。