犬びより

よく聞くお悩みNO.1!日本犬のヒフを知る~基本編~

2020/06/06

皮膚疾患で悩むことが多いと言われる日本犬。直接痒み・痛みを知ることができない分、戸惑うことも多いけれど、基礎知識と対応策を知っておけば、未然に防いだり、つらい思いをさせずに済むことも。さあ、皮膚科の世界へようこそ!
 

 

近年になって増加の傾向も

日本犬に多い皮膚疾患

日本犬は皮膚疾患で悩む患者さんが多い犬種。もともと、遺伝的に皮膚病になりやすい性質を持っているが、最近になって室内飼いをする飼い主さんが増えたことや、フードの影響など、さまざまな要因から昔と比べて増えてきている。

アニコム損害保険会社の皮膚疾患発症率データを見ても、ピーク時では全犬種の平均と比較して15%近く上回るなど、皮膚病で悩む犬が多いことがわかる。

皮膚疾患はすぐに死に直結する病気のケースは少ないものの、慢性化・悪化しやすいことから、油断は禁物だ。

はじめはダニが原因の痒みであっても、痒みから患部を掻いたり、噛んだりすることで傷が付くと、そこから細菌が入り込み、別の病気を併発してしまうことも

細菌が増殖し、悪化するとさらに痒みもひどくなり、患部を掻き壊してしまうといった悪いループにはまってしまう。人間同様に不快感が続くことは、犬にとっても大きなストレスだ。

神経質な犬の場合、特に注意が必要。気になって同じ場所を舐め続けてしまうと、なかなか治らないこともあり、精神的なケアも含めて治療を進める必要が出てくる。長期化することも多いので、皮膚疾患は早めに治療を始めることが肝心。

 

犬の皮膚はデリケート!

日本犬に多い皮膚疾患

被毛で覆われているから、犬の肌は外界の刺激に強いはず? いえいえ、実はとっても弱くてデリケート! そこには意外な真実があった。

1.表皮の薄さ

人間の表皮は10~15層の細胞層でできているのに対し、犬の表皮はわずか3~5層と人間の約3分の1の薄さだ。一方、鼻の先や足の裏は毛で覆われていない分、角質は硬く厚くできている。

 
2.酸性度

人の皮膚は弱酸性(pH5.5)なのに対し、犬の皮膚は弱アルカリ性(pH7.7)。細菌の多くはアルカリ性を好む傾向があるため、犬の皮膚は細菌が繁殖しやすい環境と言える。皮膚環境の悪化に注意が必要だ。

 
3.蒸れやすさ

毛で覆われているため、皮膚が蒸れやすい。また全身に分布したアポクリン汗腺から出る汗はベタっとした性質のため、分泌が多すぎると皮膚病を引き起こすことも。

 
皮膚のはたらき

(1)有害物質の侵入を防ぎ、体内の水分を保つ
表皮の角化細胞が接着し合うことで、紫外線や細菌などの侵入を防ぎ、体内の水分の流出を防いでいる。

(2)身体の組織を守る
真皮で紫外線から身を守るメラニンを作ると同時に神経やリンパ管、免疫担当細胞を守っている。

(3)体温を調節する
皮膚の近くには自律神経が通っているが、そこに働きかけることによって体温を調節している。

 

犬種によっても肌質が違う

犬のシャンプーを選ぶ時、肌質のことを考えずに「なんとなく良さそう」で選んでいないだろうか? 実は犬種によって、タイプが全然違うのだ。

・Aタイプ
レトリーバーやプードルは、もともと水の中に入って獲物を回収するなどの役割を持った猟犬だったため、またシー・ズーは乾燥地帯で生き抜いてきた犬のため、オイリーな肌質をしている。脂漏症や細菌感染を起こしやすい。

・Bタイプ
乾燥肌でもなければオイリーでもないのが日本犬やフレンチ・ブルドッグ。日本犬は日本の気候や環境に合わせて進化してきた犬だけに、換毛を行うなど、四季の変化にこまめに対応できる。ただし、日本犬はアトピー性皮膚炎に、フレンチ・ブルドッグは食物アレルギーになりやすいのが悩み。普段から環境を整えたり、こまめにスキンケアをして皮膚病の予防をしてあげよう。

・Cタイプ
比較的、皮膚疾患を抱える子が少ないのがチワワ。肌質も乾燥・オイリーのどちらでもないため、目立った病気になりにくい。ただし個体差があり、飼育環境やもともと持っている性質でも大きく変わる。

 

被毛があるからこそ傷つきやすい

皮膚にはさまざまな働きがあるが、中でも有害物質の侵入を防いだり、身体の水分が放出されないようにすることは、身体を守っていく上で大きな役割だ。

また、真皮には自律神経が存在しているので、外環境や体内の状況に応じて、血管や立毛筋などの調整を行い、体温の調整をしている。皮膚疾患を抱えてしまうと、これらの役割を上手く果たせなくなることもあるので、体調管理をする上でも普段から気を付けておきたい。

それにしても、あれだけびっしりと被毛で覆われている犬が、なぜ皮膚疾患に罹りやすいのだろうか? 実は、その被毛こそが謎を解くヒントだ。

人の皮膚は毛が生えているものの、頭皮を除けばその密度はとても低い。そのため、皮膚そのものが強くなければ、外界から来る刺激に負けてしまう。

一方、犬は被毛が全身を守ってくれるため、皮膚の機能をそこまで高める必要がなかったと考えられる。表皮の厚さは人間の3分の1程度と、傷つきやすく弱い。この薄い表皮を守るように、全身に分布しているアポクリン汗腺から出る汗が覆っている。

人間だと全身にあるエックリン汗腺の汗がサラっとしているのに対し、アポクリン汗腺から出る汗はベタっとした性質のため、過剰に分泌したり、梅雨の時期など蒸れて肌環境が悪化すると、細菌が繁殖しやすくなる。スキンケアをする場合には、こうした肌や汗の特徴をしっかり頭に入れておこう。

 

知っておきたい皮膚の病気

日本犬に多い皮膚疾患

原因も症状もさまざまな皮膚の病気。「ちょっと変だな」と思った時に慌てないために、特によく見られる病気を解説。

■感染症

→細菌が原因 肌に常在している細菌が異常繁殖してしまう

→カビが原因 肌に常在しているカビが異常繁殖してしまう

→寄生虫が原因 ノミや疥癬は野外で感染するケースが多い

 
膿皮症

・より詳しい原因
ブドウ球菌の増殖が原因に
皮膚の表皮や毛穴の中にはブドウ球菌と呼ばれる細菌が常在し、普段悪さをすることはないが、バリア機能が低下したり、ホルモンバランスが乱れたり、免疫力が低下すると増殖し、濃皮症を引き起こすと言われる。

・症状が現れる部位
腹部や背中
腰のあたりや腹部、後ろ足の内側などに炎症が起きる他、毛穴のある場所に症状が現れる。皮膚病の中でも、多く見られる疾患の1つだ。

・症状
ブツブツ・化膿
フケや強い痒みを引き起こし、肌にブツブツができる他、化膿しやすいのが特徴。アレルギー性皮膚炎との合併症であることが多く、長期治療が必要になるケースが多い。

 
マラセチア症

・より詳しい原因
マラセチア酵母菌の急増
皮膚表面には皮膚から分泌される脂分を栄養にしているマラセチア酵母菌がいるが、皮脂の分泌が多すぎたり、免疫機能が低下することでこの菌が異常に増えると、引き起こされる。

・症状が現れる部位
さまざまな部位
口の周り、首・腋、足の指の間、お腹の皮膚や耳の表面、肛門のまわりなど、体のさまざまな部位の皮膚に感染してできる。アトピー性皮膚炎と併発することが多い。

・症状
バターのような垢
皮脂が大量に出る脂漏症を伴うことが多く、悪化するとバターのような垢がこびりつき、赤く腫れることがある。激しい痒みやフケ、脱毛、皮膚が厚くなるなどの症状がある。

 
■アレルギー性

→アトピー性皮膚炎

→食物アレルギー

→接触性アレルギー

特定の食べ物を食べた時やハウスダスト、花粉に触れた時などに起きるアレルギー反応によって起こる症状。原因や病気を引き起こす仕組みは非常に複雑。

 
アレルギー性皮膚炎

・より詳しい原因
免疫機能の過剰反応
外から体内に侵入した刺激物に対して、免疫機能が過剰に反応して皮膚にアレルギー症状を起こす病気のこと。ハウスダストや花粉、カビ、食べ物などが原因になるが、遺伝的な要因も大きい。

・症状が現れる部位
顔やおなかの内側など
鼻や目の周囲、手足の先端部分、首からお腹にかけての体の内側、お尻周りなどに左右対称に痒みを引き起こすのが特徴。耳の内側にも発症し、高確率で外耳炎を引き起こす。

・症状
慢性的な痒み
慢性的に痒みが続き、皮膚が黒くなったり厚くなったりすることも。夏はひどく、冬に軽くなる場合が多いが、良くなったり悪化したりを繰り返すなど、慢性化することが多い。3歳くらいまでに発症することが多い。

 
ニキビダニ症

・より詳しい原因
ニキビダニの異常繁殖
毛穴の中に寄生しているニキビダニが異常に繁殖することによって引き起こされる。授乳期に母犬から子犬に感染する他、高齢で免疫力が下がったり、ホルモンバランスが乱れると発症することも。

・症状が現れる部位
顔や足から全身へ広がる
毛の根元の毛包や脂腺、アポクリン腺がある場所から症状が広がる。はじめは顔や足から発症し、しだいに全身に広がっていく。悪化すると皮膚の深部にまで広がり、細菌感染を引き起こすこともある。

・症状
二次感染で死亡するケースも
皮膚が赤く腫れ、フケ、脱毛が起こるほか、悪化するとにきびになったり、皮膚がえぐれて出血するなど痛みを伴うことが多い。二次感染によって症状が重くなり、死亡するケースもある。

日本犬に多い皮膚疾患

 
内分泌性

→甲状腺機能低下症 高齢犬に多く、甲状腺ホルモンの働きが低下することが原因

→クッシング症候群 副腎皮質が異常に働き、ホルモン分泌が過多になることが原因

 
甲状腺機能低下症

・より詳しい原因
代謝の低下
体の代謝を司る甲状腺ホルモンの働きが低下してしまうことによって起こる病気。元気がなくなったり、体温が下がり太りやすくなるといった全身の症状だけでなく、皮膚への影響も大きく現れる。

・症状が現れる部位
全身・左右対称に現れる
背中からシッポにかけて左右対称に症状が現れる他、全身の毛づやが悪くなる、顔つきに悲壮感が現れるなど、さまざまな部位で異変が現れてくる。眠る時間が増えるなど行動にも変化が。

・症状
脱毛や毛づやの悪化
毛づやが悪くなったり、毛の色素が薄くなる、皮膚の色が黒ずむ、左右対称に脱毛するなどの症状が現れる。発症するとニキビダニが増えやすくなり、他の皮膚疾患を併発することも。中年以降の犬に多く、ゆっくりと進行していく。

 
■その他

心因性→ ストレスによる問題行動で、皮膚い影響がもたらされる

腫瘍→ 皮膚の細胞がガン化することによって皮膚がんになることも

先天性→皮膚が硬く乾燥しやすい、脂漏症になりやすいといった体質が原因に。

 
心因性

・より詳しい原因
強いストレス
雷や花火、引っ越し、家族構成の変化、分離不安、来客などのストレスから、体の一ヶ所を執拗に舐めたり、かじるなどの行為を繰り返すことによって起こる皮膚疾患。

・症状が現れる部位
体の一部
ストレスが直接脱毛などの原因になることは少ない。犬が自分で舐めやすい、あるいはかじりやすい場所に発症する。日本犬には神経質なタイプが多く、他の犬種と比べても多い印象だ。

・症状
赤味や傷、脱毛
赤味を帯びる、一部が禿げてしまう、噛むことによる出血など。皮膚トラブル以外にも落ち着きがない、異常に吠え続けるなどの問題行動を抱えている場合が多い。

 

こんな症状にも注意!

□痒がって頻繁に同じ場所を掻いている

□フケがよく出る

□同じ場所を舐め続けている

□脱毛

□毛づやが悪い

□換毛期なのに毛が抜け変わらない

 

診察する際の注意点

日本犬に多い皮膚疾患

1.シャンプーをしていかない

肌がベトベトしていたり、フケが多かったりするとつい「汚れを落としていかなくては」とシャンプーをしてしまう飼い主もいるが、これはNG。普段の肌の症状がわかるように、そのままの状態で連れて行こう。軟膏などを塗った状態で行くのも×。

 
2.スキンシップに慣れておこう

肌の状態を確かめたり、検査をしたり、薬を塗ったりと動物病院では体に触れることが多い。日本犬はスキンシップを苦手とすることも多いが、そのままでは治療に支障をきたすだけでなく、犬にとってもストレスになる。普段からスキンシップに慣らしておこう。

 

どんな治療をするの?

肌表面の状態だけを治そうとしてもなかなか上手くいかないのが皮膚病。原因が体の内側にあるのか、外側にあるのかによって治療の内容は変わってくる。

■外用薬

メリット→患部に直接塗ることができ、局所的に使用するので、内服薬や注射など全身に作用するものと比べて副作用が少ない。

デメリット→犬が舐めてしまう。成分は30分ほどで吸収されるので、塗ってからゴハンをあげたり、散歩に行くなど患部から意識をそらす工夫が必要。

 
■内服薬

メリット→外用薬で対応しきれない広範囲の皮膚疾患に有効。また、アレルギーや甲状腺ホルモンの補充など、内服薬で改善できるものがある。

デメリット→全身への影響があるので、副作用が少なからずある。また、薬を飲むのが嫌いな犬にとってはストレスになることも。

 
■マイクロバブルってどうなの?

小さな泡の粒を利用して、皮脂汚れやフケなどを取り除く洗浄方法。最近ではナノレベルの泡粒も作れる機械が開発されたため、毛根近くまで入り込み、すっきりとキレイに洗うことができる。

メリット→肌が傷んでいる犬でも、ゴシゴシと強い刺激を加えることなく汚れを落とすことができ、血行を促進させることができる。

デメリット→はじめに機械から泡を出す音がするので、敏感な犬は少し怖いと感じることも。音や水に慣れれば気持ちよく感じるようになる。

 
■複雑に絡む原因を解きほぐし、治療を進めていくことが肝心

皮膚の状態は一見しただけでは原因を特定することはできない。アトピー性皮膚炎とマラセチア症、甲状腺機能低下症とニキビダニ症が併発している、といったように複数の原因が絡んでいるケースが多いからだ。

アレルギー性皮膚炎や内分泌性疾患のように、体の内部に要因がある場合には、皮膚の表面に塗る外用薬だけで対応しても、効果は限定的だ。根本的な治療を行うために、まずはしっかりとした原因を特定することが大切。

獣医師は全身をチェックしながら、生活環境や日常のケア、どんな物を食べているのかなどを問診し、その後、皮膚の表面や中の細菌・酵母菌の状態をチェックしていく。血液検査アレルギー検査なども併せて行いながら、原因を解明していく。

原因が特定できたら、それに合わせて外用薬・内服薬の両面から治療を始めていく。

外用薬の場合、軟膏などで治していくのは基本だが、抗菌性のシャンプーなどを使ったり、マイクロバブルといったものを使いながら体を洗うのも治療法の1つ。補助的な役割になり、何度か通う必要があるが、肌の環境を整えることができるといった点で非常に有効。

内服薬は、甲状腺の機能を改善するなど、その犬の持っている病気そのものを治す役割のものに加え、外用薬では対応しきれない深刻な症状・広範囲にわたる症状を内側から改善する役割のものなど、種類はさまざまだ。少なからず副作用はあり、中には長期にわたって飲み続けなければいけない薬もあるので、不安な点があれば獣医師に相談しながら使用していこう。

なお、心因性の皮膚疾患の場合は、精神を安定させるサプリメントなどの服用だけではなく、問題行動に対して、犬の不安を取り除くためのケアをする必要がある。

知り合いの獣医師が飼っている柴犬の場合、東日本大震災の直後から症状が現れた。震災時に1匹で留守番していたことがトラウマとなり、ストレスから、その後も留守番中に出血するまで足を噛み続けるといった行動を繰り返すように。常に足が傷だらけなので、しばらくは勤務先に一緒に連れて行き、1匹にさせない工夫をすることで、問題行動が治まるのを待ったようだ。

 

家庭でできるスキンケア

日本犬に多い皮膚疾患

処方された薬をしっかり飲むことも大切だけれど、侮れないのが家庭でのスキンケア。治療中だけでなく、病気を予防するためにもしっかり行おう。

1.ブラッシング

【毎日】
ノミ・ダニ・花粉の付着を防ぐため、散歩後はブラッシングを行おう。スキンシップの一環として、毎日行うのがオススメ。

【注意点】
普段はスリッカーではなく、獣毛ブラシやラバーブラシなど、皮膚に刺激の少ないものを選び、優しくブラッシングしてあげよう。

 
2.シャンプー

【2週間に1度】
洗いすぎは皮脂を取りすぎてしまうので、基本は2週間に一度。夏場は1週間~10日に一度くらいを目安に洗おう。

【注意点】
体全体を軽く洗い流した後、シャンプーをスポンジなどで泡立ててから洗おう。すすぐ時は泡が残らないようにしっかり洗い流して。

 
3.保湿

【毎日】
シャンプーをすることで汚れや余分な皮脂が洗い流される一方、必要な水分や脂分が不足した状態に。保湿剤で補充することが大切。

【注意点】
皮膚トラブルを抱えている場合は軟膏の外用薬を。予防にはサラっとしたローションタイプがオススメ。全身かけ流しタイプもある。

 
■梅雨~夏は要注意!

この時期は肌が蒸れやすく、細菌が増殖しやすいので、雨などで体が濡れた際にはしっかりと乾かしてあげよう。

アウトドアを楽しむ際には、ノミ・ダニの予防をするのも大切。

 

シャンプーの選び方

さまざまなタイプがあるが、大きく分けて2つ。

皮膚疾患を持っていない場合や乾燥肌、アトピーの場合、低刺激で保湿性の高いシャンプーがオススメ。

一方、皮脂が過多になっていたり、細菌が増殖して皮膚疾患を抱える場合は抗菌性のある薬用シャンプーや毛穴の汚れを取るようなさっぱりしたタイプのシャンプーを選ぼう。

マラセチアやアトピーなどは専用の薬用シャンプーもあるので、動物病院に問い合わせてみて。

 

保湿ケアで肌トラブルを防ごう

日本犬に多い皮膚疾患

犬の肌はデリケートで、皮膚のトラブルを起こしやすいことは前述した通りだが、日々のケアによっても、ある程度予防することができる。

肌を清潔に保つために、毎日ブラッシングをしたり、定期的にシャンプーを行うことは一般的になってきたが、保湿についてはまだ浸透していない。女性が化粧水を毎日つけるのと同じような感覚で、普段からケアのルーティーンに組みこんでもらえると良い。

最近は保湿剤もさまざまな種類が出ているので、「さっぱりタイプ」「しっとりタイプ」など肌のタイプに合わせて選ぼう。

今回、さまざまな皮膚病を紹介したが、皮膚病の治療には、何といっても、飼い主の根気が必要。犬は「痒い」「痛い」と声に出して言えないからこそ、飼い主がきちんと見てあげて、手助けする必要がある。

特にアレルギー性の皮膚炎については原因の特定が難しく、長期にわたって付き合っていく必要がある。

どんな病気でもそうだが、早期発見は治療効果を高める一番の薬。異変を感じたらなるべく早めに主治医を訪れ、一歩一歩治療を進めていこう。

 
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Shi‐Ba vol.107『よく聞くお悩みNO.1!日本犬のヒフを知る~基本編~』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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