犬びより

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探索したい!狩りたい!安心したい!柴犬の3大行動欲求Q&A!

2018/07/03

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行動欲求とは、満たされていなくても直接命に関わるものではないが、精神的にも肉体的にも健康に生きるために満たされておくべき欲求。大きく分けて「探索したい」(ニオイ嗅ぎや、散歩へ行きたいなどの欲求)、「狩りたい」(追いかけたり、噛む欲求)、「安心したい」(飼い主と触れ合ったり、ひとりになりたいなどの欲求)の3つに分けられる。

これらは、野生時代は生きるために必要だった欲求が残ったもの。満たされていない状況が続くと、吠えが増えたり神経質になるなど、精神的に不安定になる可能性が高いから、うまく満たしてあげなければいけない。今回はそんな行動欲求の疑問についてお答えしよう。

 

柴犬の行動欲求Q&A

Q.探索、狩り、安心の他に強い欲求はある?

A.守る欲求はかなり強い。柴犬の場合、ゴハンやオモチャを守るケースが多く見られる。これも野生時代に生き抜く上で必要だったもの。同じ群れの個体同士でも、エサを取り合うことはあったのだ。守る犬への対処法はこれ以上悪化させないこと。飼い主が相手だと、守らなくても奪われないということを教えることが必要だ。守っている行動をとっている時は、近くに寄らないで置こう。

 
Q.多頭飼いすると欲求は満たされやすい?

A.仲が良ければ、2匹で遊ぶことで、追いかける欲求や安心したい欲求は満たされやすくなる。しかし、守る欲求は強くなりやすい。また、先住犬にとっては、今まで自分にあわせて遊んだり、触れ合ってくれていた飼い主が、他の犬にも時間をとるようになることで、欲求不満に陥る可能性はある。以前と比べて、先住犬の欲求が満たされていないことがないか考えてみることが大切。

 
Q.考えたいという欲求もある?

A.ある。コマンドトレーニングも考える作業。遊びのような感覚で、飼い主も楽しそうに声をかけながら教えてあげよう。だが、この時、いきなり難しくて理解できないコマンドを教えるのはさけよう。正解がわからないことに苛立ってしまう場合があるからだ。まずは、簡単にできそうなもの、オスワリなどから初めて、成功したらごほうびを与える。その時、達成感を味わうこともできる。

もし、愛犬が好きなのであれば、知育玩具を与えて遊ばせてあげるのもよい。また、紙コップを2つ用意して、どちかにオヤツを隠し、ありかを指差しで教えてあげる。正解したら紙コップの中のオヤツをあげることで、楽しみながら考えることができる。

 
Q.オスの方が強い欲求がある?

A.どの欲求も性差はあまりないが、探索欲求と場所を守る欲求はオスの方が強い印象。特に異性のにおいを嗅ぐ欲求。また、行動欲求ではないが、メスのほうが食べる欲求にムラがあることが多い。もし食欲がない場合、フードを手でおはじきのようにはじいてあげると、反応して食べるかもしれない。追いかけたいという欲求を利用したもの。

 

もうひとつの欲求、生理的欲求


もうひとつ大切な犬の欲求には、生理的欲求があげられる。こちらは、生に直結するもの。すなわち満たされることで命を保つことができるものだ。以下の3つは、必ずある程度満足させてあげる必要がある。

1.摂食欲求
ゴハンを食べたり、水を飲んだりといったもの。これを欠いてしまうと、栄養を得ることができないので、痩せ細ってしまう。反対に満たしすぎると太ってしまう。

2.排泄欲求
オシッコをしたり、ウンチをするという欲求。健康な犬の場合は意識せずとも自然な現象として起こる。柴犬の場合、外でしかしない犬も多いので飼い主の気配りも必要。

3.睡眠欲求
字のごとく、眠りたいという欲求。簡単な話にはなるが、まったく眠らない日が何日か続くと、ストレスがかなりたまり、体力が消耗する一方だろう。
 

柴犬だって我慢することがあるが…

ここで紹介したものは、柴犬の平均的な欲求だ。もちろんどの行動欲求が強いかは個体差によることは忘れずに。また、「ほんとはこれがしたいけど我慢しよう」と思っている場面も結構あるはずだ。だから、愛犬の欲求を行動だけから察するのではなく、何がしたいかを理解してあげる努力もしよう。そうやって、本当に満たしたい欲求を理解すれば、その欲求を満たすことをごほうびとしても使えるのである。
 
柴犬の欲求をもっと知りたい方はこの記事!
探索したい!狩りたい!安心したい!柴犬の3大行動欲求を探る!
 
Shi‐Ba vol.71『探索したい!狩りたい!安心したい!柴犬の3大欲求を探る!』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。