犬の手も借りたい編集部に柴犬バイトが来た!『Shi‐Ba』はこうして作られる!

今回は、編集部にやってきた柴犬のアルバイト君を主人公に、シーバ編集部のお仕事をのぞいてみてくださいませ~。

 

前半戦

1.企画会議
次の号でどんな企画をやりたいか、みんながそれぞれ考えてきたものを会議で熱く(?)プレゼンします。どの企画を採用するかは、面白い特集になりそうか、取材先は見つかりそうか、ページのバランスはどうか、など色々な面を考慮して最終的に編集長が決定。

 
2.企画参考用アンケートのお願い

決定した企画を進めるにあたり、ネタ収集などもかねて読者さんにアンケートのお願いをします。このお願いの電話をかけた時、後ろで柴犬さんが「ワン!」と吠えてアピールしてくる場合があると、おもわず話が盛り上がります。

 
3.返却アンケートを見る
アンケートをお願いした読者さんから頂いた返却アンケートを拝見します。頂いたものはすべて目を通して、企画の参考にさせていただいております!

 
4.おおまかな構成を立てる

返却アンケートを見たりするのと同時に、その特集の中でどんなことをやりたいか、どんな写真を撮りたいか、どんな話を聞きたいかなど、大まかな構成を考えて書き出します。

 
5.取材依頼

頂いたアンケートなどを拝見しながら、企画の趣旨に合い取材がお願いできそうな柴犬さんを見つけ、お電話をかけて取材のお願いをします。お仕事をされていてお留守のご家庭も多いので、予想帰宅時間を狙って何度かご連絡。しつこくてすみません(汗)

 
6.スタッフ日程調整
取材を申し込んだ読者さんからOKが出たら、さっそくいただいた取材可能な日程の中でライターとカメラマンのスケジュールを調整し、取材日を決定します。

 
7.撮影取材

撮影には、企画の担当編集者と、話を聞くライターと、カメラマン(もしくはライターとカメラマン)がお邪魔します。取材や撮影は、大好きな柴犬さんたちに会えるということで、みんなテンション上がりまくりです! 今回、金太郎に扮していただいた柴犬バイト君ですが、本当に柴犬がバイトにきたら、せっかく柴犬だしってことで、当然モデルさんもお願いしちゃうでしょうね。

 

後半戦

8.ラフをひいてデザイン発注

撮影した写真をカメラマンからもらい、ラフ(ここに文章を入れ、ここには写真を入れてこんなページにしてくださいという指示を書いた紙です)を作ります。そのラフをデザイナーさんのところへもって行き、ページのデザインをしてもらいます。
 
 
9.レイアウトをライターへ送り、原稿依頼
後日デザイナーさんから作って頂いたレイアウトを、担当のライターへお送り、書いて欲しい内容をお伝えしながら原稿を書いてもらいます。当然締め切りがあるのですが、それまでに原稿が届かない場合は心を鬼にして催促の電話です。

 
10.原稿の構成

ライターから送られてきた原稿をレイアウト上に組み込んでもらい、文字数は合っているか、誤字・脱字やおかしな表記、不足箇所などがないか、面白いか……などなどをチェックして修正点を赤ペンで記入し、デザイナーさんにお願いして修正してもらいます。

 
11.印刷所へ入稿する
デザイン上使用している写真や、ページのレイアウトデータなどをすべて、印刷所へ渡します。まだまだ作業は続きますよ~。

 
12.初校が出る
入稿していた素材を使って、印刷所から完成前の試し刷りが送られてきます。これを初校といいます。写真の色味や文字の間違いなどを最終的にチェックします。

 
13.責了

万が一文字やレイアウトなどに修正点があればデザイナーさんへ写真の色の出具合に注文(犬の毛の色を明るくしてくださいとか、人の肌色を健康的にしてくださいとか)があれば印刷所へ希望をお伝えし、作業終了です。

 

完成・配本

「シーバが出来るまで」のお仕事、いかがでしたでしょうか? 実はこの号が完成するかしないかの時、すでに次の号の企画会議が終わり、読者さんに企画参考用アンケートのお願いをし、取材先の柴犬さん探しをしていたりするんです。てんてこ舞いな時もあるけれど、全国の読者さんの応援と、柴犬さんのスマイルが編集部を支えております! そんな編集部で働いた柴犬バイトくんは、さすがに夜は爆睡しちゃうんだろうな。

 
Shi‐Ba vol.48『シバコレ2009 平成お仕事図鑑 犬の手も借りたい我が編集部にやってきた柴犬バイトがレポートします シーバはこうして作られる』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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