コミュニケーションにもなる大切な時間 美しさを保つお手入れHow to②

※写真はロングコートのチワワ。

スムースコートのお手入れ

硬く短いコートには、「拭いてキレイ」にするケアも有効。

しっかり保湿でフケを予防

フケが出やすいコは、肌の乾燥を防ぐ保湿スプレーが必須。セラミド入りがおすすめ。

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蒸しタオルで全身パック
できれば保湿スプレーをかけ、適温の蒸しタオルで体を包む。保湿とともに汚れを浮かせる効果も。

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地肌も軽くマッサージ

タオルの上から両手をそっと当て、指の腹で軽くマッサージしながら地肌と毛の汚れを拭く。

全身のブラッシング+パーツのケアでピカピカチワワに

 

苦手なコが多い爪切りは、プロに任せると安心。

セルフケアをするならヤスリで

爪の断面にヤスリの面を当て、軽く往復させる。ヤスリの縁が肉球に当たらないように注意。

 

デリケートゾーン

こまめなケアで、いつも清潔な状態を保ちたい。

ドライシャンプーの活用

肌トラブルを防ぐため排泄後にお手入れを

洗い流さないタイプのクリーナー(ドライシャンプー)を使うと、こびりついた汚れもきれいに拭きとれる。

 

しわの間までていねいに

陰部のまわりは、しわの間などに汚れが残りがち。利き手と反対の手で皮膚をのばしながらそっと拭く。

 

しわの間までていねいに

肛門のまわりをそっと拭く。肛門まわりの毛についたの汚れは、根元から軽くつまむようして拭く。

注)正しい保定でジタバタ予防

後ろ足の前に腕を入れ、シッポを上げて肛門にかぶさる毛も指でおさえる。

 

足裏の毛

滑って足腰に負担をかけないよう伸びすぎた毛をクリッピング。

注)犬の足は前後にしか動かない!

足を持ち上げる時は、必ず「前後」の方向に。外側に開くように上げると体に負担をかけることに。

肉球の間には刃を入れない

クリッパーの刃は肉球の上に軽くのせるように当て、肉球の表面より長く伸びている毛だけを刈る。

 

耳の中

自宅での耳のケアは、「見える範囲まで」にすると安心。

炎症や汚れの有無を確認

耳の穴まわりの毛を押さえ、耳をそっと裏返すように開いて、汚れや炎症、においなどをチェックする。

見える範囲を軽く拭く

コットンなどにイヤークリーナーをつけて見える範囲を軽く拭き、仕上げにから拭きしておく。

 

愛犬のきれい&健康そして、幸せを守るため目指せ、お手入れ上手!

お手入れには、主に3つのメリットがある。ひとつめは、愛犬のかわいさや美しさがアップすること。思わずナデナデしたくなるサラツヤのコートを保つためには、こまめなブラッシングや汚れ対策が欠かせない。

2つめは、健康管理に役立つこと。ブラッシングには、肌のコンディションを整えたり血行を改善したりする効果も期待できる。また、丁寧に体に触れることは、肌トラブルや体の痛み、腫れやしこりなどの早期発見にもつながりやすい。

3つめは、愛犬との関係が深まること。お手入れタイムは、スキンシップを楽しむ時間でもある。大好きな人をひとりじめして触れ合える! 犬にとっては至福の時だ。……ただし、飼い主がお手入れ上手なら。

どんなに犬を愛していても、毎回、不快な思いをさせていたら犬をお手入れ嫌いにしてしまう。美と健康を守るはずのケアが愛犬のストレスになってしまうのは、残念すぎる。

愛犬のために心がけたいのは、まず、正しいお手入れ法を身につけること。そして、無理をしないこと!セルフケアが難しい部分はプロの手を借りるのがおすすめだ。

安全に楽しくできるお手入れは、自宅で。難しいことや愛犬が苦手なことはトリミングサロンや動物病院で。上手に役割分担すれば、飼い主は愛犬にとって「心地よいことだけをしてくれる大好きな人」でいられるのだ。

Text:Kumiko Noguchi Photos:Miharu Saitoh
Models:Amo、Mimii

チワワstyle Vol.33『コミュニケーションにもなる大切な時間 チワワの美しさを保つお手入れHow to』より抜粋

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