ドッグウエアクリエーター認定講師になって愛犬専用の服をもっと楽しく【サイドジョブ編】

一般社団法人「日本ペット服手作り協会」のドッグウエアクリエイター認定の講師の方にお話を伺う第2回目。本職で働きつつ、犬の服作りはいろいろな人に教えたい! そんな先生おふたりにお話を伺いました。

服が苦手な子にも愛情たっぷりの服を提案し、交流の場を……

我が家の先代犬(柴犬系雑種)は雨の日でも散歩に行きたがる子でした。びしょ濡れになるためカッパを買ったのですが、すでに成犬だったこともあり着せるとフリーズ……。そのため、12年前に今の子を迎えた時には、すぐに服に慣らせようと思いました。ですが当時は今のように犬服は売られてはいません。そこで、独学で始めたのです!

すると、服を着ている我が子を見て犬友達から服作りを頼まれるようになりました。完成した服を着せた時に「服を着た愛犬がかわい〜」と飼い主さんは笑顔に。私が作った服でこんなに喜んでくれるんだ。自分で作った愛情たっぷりの服なら、何十倍も我が子がかわいく見えるのになぁ〜と思っていたところ「作ってみたいけど、本を見てもわからない」といった声を聞き、「よし! 講師になろう」と決めました。

柴犬は好き嫌いがはっきりしている子が多く、服を着ることにストレスを感じる子もいるようですね。袖ありなど、服の形によっては動かなくなってしまいます。その点ちゃんちゃんこは袖もないので、服が苦手な子にはオススメです。何より日本犬にとても似合います!

今後は飼い主さんも愛犬も楽しめることを大切に、ぜひ完成した服のお披露目の場を作りたいと思っています。愛情をたっぷり込めて作られた服を着て、交流会などが開催できたらうれしいです。

大石先生が教える生徒さんの犬服。日本犬の飼い主さんから「なかなか合うサイズがない」「小型犬の服はよくあるけど、中型犬はあまりない」「サイズが合う服を見つけてもかわいくない」というお悩みを聞くそう。

静岡県 大石 美緒 先生

教室をはじめて4年、犬服作りの経験は12年。犬服教室 Pal de Colomとして、月に5回程度(平日と土曜日)開催。県内だけではなく、遠い県外からのお問い合わせも。

犬服教室Pal de Colom 〜パル ドゥ コロン〜
【HP】 https://pal-colom.shopinfo.jp/
【Instagram】 dogwear.palcolom

 

仕事も講座も、愛犬との時間も大切に

超大型犬である愛犬の汚れ防止と暑さ対策のため、既製品で1番大きい服を着せていましたが、生後半年程でサイズが合わなくなり、オーダーメイドをするならば自分で作ってみようと習い始めました。その後「作ってほしい!」と頼まれるようになり、作らせていただくならば「中途半端な物は作りたくない」「犬服作りを極めたい」という思いから資格講座を受講しました。

はじめは超大型犬の服を販売しようと考えていましたが、徐々に我が子を想いながら作る楽しさや完成した時の達成感、着せた時の喜びや幸せな気持ちを愛犬家の皆さんにも伝えたいと思うようになり講師を目指すようになりました。

日本ペット服手作り協会・millamillaのスタッフとして働きながら講師もしているので、とても大切な愛犬と過ごす時間も守りつつ、今後は家族の協力のもと無理のない程度に地元での教室開催やWeb講座をしていきたいと思っています。また、様々な施設での体験講座やワークショップなどの開催、オリジナル服・飼い主さんとのお揃いの服や小物などの販売もしていきたいです!

まひろん先生の初めての犬服を着た、愛犬・カイザー。「毛量を考えず、ぴったりサイズで作ってしまい、着せたら見た目が少しパツパツになってしまい……また、お手頃価格のリブを使ったので、すぐに伸びてしまいました」とのこと。体の大きさや毛量に関しては秋田犬を愛犬に持つ飼い主さんも参考になりそうだ。

大阪府 まひろん(間宮裕子)先生

教室をはじめて5年。“デカワンだってオシャレがしたい!”というコンセプトのもと、何事も基本が1番大事という経験から入門コースにしっかり時間をかける。

開催教室
●大阪産経学園教室(https://www.sankeigakuen.co.jp/

●ジャノメ十三支店内教室(インスタグラムのDMよりお問い合わせください)
【Instagram】 mamimami_sewingclass

-柴犬