「小さくたって犬らしく生きたい」チワワの願いをかなえる鍵は、飼い主と一緒に楽しく遊ぶこと!
いくつかの遊び方のアイデアを紹介しよう。
飼い主さんの体を使ってアスレチック
遊びやすさ★★
ごほうびで誘導しながらさまざまな動作を教えるアスレチックやトリック。道具がなくてもアイデア次第で満喫できる。人の体もアトラクションに!
HOW TO
[初]
人の足を乗り越える
オヤツの誘導で足を乗り越えさせる。慎重な犬は先にオヤツについてくる誘導の練習から。
↓
オヤツ
誘導するためのオヤツ。難易度に応じて嗜好性も上げて大好物を用意。
[初]~[中]
膝下を潜り抜ける
膝を立てて下を潜らせる。最初は膝下を低くしすぎないほうが成功する。
[初]~[中]
2人で役割分担
アスレチック役と誘導役を分ける。腹下を潜らせたり背中に登らせたりしよう。
[中]~[上]
アスレチックの合わせ技
1人でもアスレチックの体勢を組み合わせれば、遊びの幅を広げられる。
↓
[上]
布などの道具を活用
立てた膝に布をかけると行く先が見えないので、犬にとって難易度は上がる。
ロキの場合
初めてのアスレチックにも積極的に挑戦。コツを掴んで次々にクリア!
[上]
輪っかにマズルをスポッと入れる
圧迫感が出ないように、手や指は犬の顔を覆わない下向きの位置や形に。
①指の輪に鼻をスポッと入れるトリック。反対の手にオヤツを持って誘導。
②ごほうびを舐めかじりさせながら、輪っかに近づくといいことがあると覚えさせる。
③ ②を繰り返せば指の輪に鼻を入れられるように。しっかり輪っかに顔が入ったらすかさずごほうびを。
モッテキテ
遊びやすさ★~★★
オモチャをくわえる犬には、ルールを教える遊びがおすすめ。別のオモチャと交換しながら遊ぶ「モッテキテ」を試してみよう。
準備
長さ15cm程度の軽いオモチャを2個用意する。犬が同じくらい好きなものを選ぶのがポイントだ。
HOW TO
①まずはオモチャを1個投げる。犬がくわえて振り向いたら、人が走って追いかけさせる。
②犬が好きなもう1個のオモチャを見せ、少しでも近づいてきたらほめて投げてみよう。
「持ってこい」からの引っ張りっこ
遊びやすさ★~★★
「モッテキテ」よりもコミュニケーションに役立つ遊びが、オモチャの「引っ張りっこ」。チワワは力負けするとやめてしまうので加減を忘れずに。
HOW TO
①オモチャを持って獲物のように動かす。素早く振ったり小刻みに動かしたりしてみて。
②犬がオモチャを噛んだら少しだけ引っ張る。犬が引っ張り返したら離して自由に噛ませる。
③遊びを終わりにする場合は、オモチャの動きを止めて待っていれば犬は自然と離す。そのタイミングで「ちょうだい」と言えば指示として覚えていく。
ロキの場合
フワフワしたオモチャがお気に入り。本気でぐいぐい引っ張って楽しんでくれた!
Text:Shio Kaneko Photos:Minako Okuyama
監修:長谷川あや甫先生
チワワstyle Vol.33『小さくたって犬の本能的な欲求を満たしたい!チワワがよろこぶ遊び方』より抜粋