うんこがとってもスキなんだーーー!柴犬の困った食糞対策 編

 

食糞対策のあれこれ

・大根おろしをフードに混ぜて食べさせる
大根おろしに含まれる成分の中に、うんこを苦くする効果がある。それをフードに混ぜていればうんこがまずくなるので、食糞を防げる。

びっくりさせる
食糞しないかどうかをそばで見ていられるならば、うんこを食べそうになった時に、犬に気づかれないようにして飼い主が大きな音をたててみる方法もある。うんこを食べようとすると、自分にとってイヤな音が聞こえると関連づけるようにするのである。何度か繰り返し行ううちに、犬は学習してくるものだ。

うんこをすぐに片づける
目の前にうんこがなければ、当然うんこを食べる心配はない。だが、仕事に出かけたり、用事があったりで、1日中見張っていることができない、気づかないうちにいつの間にかしていることだってあるもの。どうしても見張っていられない時には、今回あげた他の方法を試してみよう。ただし、一緒にいる時には、すぐに片づけるのは基本中の基本である。

えさの回数を増やす
子犬の場合ならば、1日に与える食餌の量はそのままで回数だけ増やしてあげよう。回数を増やしてあげることで、空腹を感じずにすむ状態になり、うんこを食べなくなるかもしれない。お腹が空いてしまうとストレスにもなるし、何でもいいから食べてしまおうということにもなりかねない。食餌の回数の見直しをしてみよう。共働きで、日中あげられないというなら、朝、夜、寝る前の3回にしてあげるなどの工夫を。

・うんこにからしやお酢、タバスコをかける
フードに大根おろしやサプリメントを混ぜて食べさせて、体の中でうんこの味を変える以外に、出したうんこに、さまざまなものを直接かけて味を変える方法もある。タバスコやお酢、レモンの絞り汁、からしを水で薄めてうんこにかけてしまおう。これらをかけたうんこのニオイを嗅いだ時点で大抵はやめるはずだ。ただし、この方法はうんこをした時にそばにいないと出来ないので、留守がちで見張っていられないなら、サプリメント等を使った方が便利。
 

おいしくないと思わせることが防止策のポイント

うんこを食べてもおいしくないと思えば、食べなくなることもある。犬がうんこを食べているのを見つけた際に叱ってしまうと、次からは飼い主に隠れて食べてしまうようになったり、飼い主が自分に関心を持ってくれたと勘違いしたりと、逆効果になる可能性がある。叱るよりも、うんこはおいしくないと思わせるほうが効果的。

子犬の頃に、自分のうんこや兄弟犬のを食べてしまうのは、子犬のほうが腸が短い分、胆汁や酵素などがほとんどつかないために、同じ食餌でも成犬のうんこよりもニオイや味がおいしく感じるからなのかもしれない。

成長してくるにつれ、腸が長くなってくると胆汁や酵素などさまざまなものが消化~排便までの過程でついてくるので、子犬の頃と比べて、うんこの味も変わってくる。

でも1日も早くやめさせたい、他の動物のを食べてしまうと恐れがあるという場合には、いろいろな対策方法を試してみよう。

 

食事内容や回数、生活環境の見直しをしてみよう!

食糞を、「汚いからやめさせよう」と思うのだけでなく、食餌の量が足りていないのかな、何かストレスがあるのかなとこれまでの生活を見直してみることも大切だ。

食糞をしている状況をよく観察してみよう。飼い主がいない時に、ひとりで暇だからうんこで遊んだり食べてしまっているのか、食べた時に飼い主が「キャー」と注目するからわざと食べるのかなど、よく観察していれば、何かしら解決のヒントが見つかるかもしれない。

 
 
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Shi-Ba vol.39 『食糞のメカニズムと対策のあれこれ うんこがとってもスキなんだーっ!』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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