いっぱい食べたいけど太りたくない……のは犬も一緒! おいしいものを食べさせたい、手作り食にも挑戦したい……でも栄養が偏っては意味がない。そんな、愛犬のゴハンにお悩みの飼い主さんに朗報! 今回は“カロリーは控えめ”なのに“お腹いっぱい”で“おいしい”ゴハンの、レシピを紹介。 定食風なので品数が豊富で、彩りも鮮やか。飼い主さんもきっと楽しく準備ができるはずです。
和風定食の作り方
■じゃがいものほんわりバター風味ご飯(約155kcal)
材料
ごはん 60g
じゃがいも(メークイン)40g(皮むき)
ブロッコリー 20g
無塩バター 2g
作り方
1.じゃがいもは一口大にきりわけ、水から柔らかくなるまで茹でる。
2.ブロッコリーはさっと茹でて細かく刻む。
3.ごはんに、1、2とバターをよく混ぜ合わせる。
栄養ワンポイント
じゃがいもはごはんの1/2のカロリーで、食物繊維が多いのが特徴です。そのため、ごはんと混ぜることでかさを増やしてかつ低カロリーに。バターは香りづけが目的なので、少量でも犬にはいいにおい!
カロリーダウンのポイント
よく見かけるじゃがいもは、男爵とメークインですが、男爵の方がエネルギー源となるでんぷんが多いので、カロリーダウンを目的とする場合にはメークインを選びましょう。
■サーモンだいこんの煮物(約65kcal)
材料
サケ(生、塩、皮なし)40g
だいこん 60g
小麦粉 少々
作り方
1.サケはよく流水で洗ってから水気をキッチンペーパーでとり、包丁でたたいてミンチ状にする。
2.だいこんは皮をむき3枚にスライスする。
3.2の表面に小麦粉を指先で薄くぬり、その上から肉球型に整えた1を張り付ける。
4.なべに3を入れ、大根にかぶる程度の水をいれ、弱火~中火で大根が柔らかくなるまで煮る。
栄養ワンポイント
サケには被毛の健康に重要な脂肪が含まれています。被毛の生え換わる季節に適した煮物です。与える時にはだいこんをある程度小さく刻み、サケと混ぜてあげると食べやすくなります。
カロリーダウンのポイント
サケの脂肪は被毛に良いですが、脂肪なので取りすぎは禁物! 食物繊維と組み合わせることで脂肪の吸収を抑えることができます。
■ポテトチーズボール(1個≒約10kcal)
材料
じゃがいも 30g
薄力粉 30g
無塩バター 5g
パルメザンチーズ 少々
作り方
1.茹でたじゃがいもに薄力粉、無塩バターを加えフォークでよくまぜる。
2.1を16等分に切り分け、丸く成型したらクッキングシートの上にのせ、オーブントースターで10分焼く。
栄養ワンポイント
でんぷんはよく加熱することで消化がよくなるので、じゃがいもは時間をかけて柔らかくなるように茹でましょう。消化に良いエネルギー補給のオヤツです。
カロリーダウンのポイント
じゃがいもは電子レンジでチンしたいところですが、茹でた方がでんぷんが流れ出てカロリーダウンにも有効です。
■いちごミルク寒天(約45kcal)
材料
いちご 2個
牛乳 50cc
粉寒天 1g
作り方
1.容器にラップを敷き、水洗いして下手をとったいちごを並べる。
2.なべに水50ccと粉寒天を入れ、火にかけ泡だて器でかき混ぜながら1分程度沸騰させる。
3.火を止めてから牛乳を加え、荒熱がとれてとろみがついてきたら1に上から流しいれる。
栄養ワンポイント
少量のフルーツは、水分やビタミン、ミネラルなどの補給にもなるので、ヘルシーなオヤツにお勧めです。蛋白質と組み合わせることで栄養の吸収もアップします。
カロリーダウンのポイント
粉寒天はノンカロリー。牛乳だけで飲むよりも個体になることで食べる速度を遅くすることができるため、満腹感も満足感もアップ! いちごの代わりにりんごを入れてもいいですね。
愛犬への手作り食はポイントを押さえて
愛犬への定食を作る時は、
1.総カロリーは控えめに
2.下ゆでをして余分なエネルギーを落とす
3.消化吸収が良く食べなれた食材を使用する
を実践してみましょう。特に食べなれない食品を急に与えると、軟便や下痢になることがあるので注意が必要です。
洋食定食の作り方はこの記事をチェック!
カロリーオフなのに栄養バッチリ手作りごはん!柴犬食堂・洋食定食編
Shi‐Ba vol.64『カロリーオフでもまんぷく定食 Shi‐Baイヌタの社員食堂』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。