大変なこともあるけれど、シニア犬の愛おしさは格別。
広島県のとある街にも、認知症の柴犬がいました。
飼い主さんのお世話に加え、この家にはとても頼れる猫が……。
騎士(ナイト)として、文字通り寄り添う毎日。
大人気ブログ「ひだまり日和」の2匹が、待望のフォトエッセイになりました。
ここではたくさんの写真の中からほんの一握りをご紹介します。
2匹はこんな子たちです
くぅ(オス)
おそらく2011年生まれ。サービス精神旺盛で末っ子気質。座右の銘は「オモチャは全部くぅのもの。しのちゃんのゴハンもくぅのもの」。とにかくしのが大好き!
しの(メス)
2011年保護当時から推定10歳越えのおばあちゃん。でも見かけはベビーフェイスのクールビューティー。
保護当時は認知症を発症していなかったしの。一目惚れしたくぅは引っ越しの後、いつも一緒にいられるようになったことで熱烈アタックを開始! すっかり仲良くなった頃の写真。
引っ越しして半年過ぎた頃から、しのの認知症が発症。ある夜、しののピンチをくぅが教えてくれるという出来事が。その後はラブラブな介護の日々。写真は背中で休ませる技。
飼い主さんお手製のサークルにもたれるしの。くぅもすっと寄り添って、内緒話をしているみたい。ふたりの間には、いつも穏やかでゆったりとした時間が流れていた。
くぅしのマンガ
しのの介護に一生懸命なくぅですが、実はとっても食いしん坊。しののゴハン時を狙います。怒らずもくもくと食べるしのにほっこりしつつ、飼い主・晴さんとの格闘ににんまり笑えます。
狙いを定めて
ターゲットにロックオン
失敗!
ミスは隠すタイプ
叱られても
もちろんやめない
ネバーギブアップの精神で
チャレンジ成功!
くぅとしの
~認知症の犬しのと介護猫くぅ~
晴・著/辰巳出版・刊
(A5変型/オールカラー・112頁/1,200円+税)
晴
くぅとしのの飼い主さん。他にも保護猫6匹と暮らし、彼らの日常がSNSで公開している。
Shi‐Ba vol.107『くぅとしの』より抜粋。
※掲載されている写真はすべてイメージです。