春夏秋冬のシーズンごとに、健康管理を徹底させることが愛犬の元気と長生きの秘訣。予防薬や寄生虫予防のタイミング、季節ごとに気をつけたいポイントを詳しくご紹介します!
健康カレンダー
3月中旬~11月末
ノミ予防
1年中
ダニ予防
ノミが活動する時期は3月中旬~11月下旬。この時期、駆虫薬で徹底的に予防しておきたい。ダニの場合は一年中生息していて通年予防が必要。ノミ・ダニ両方に有効な駆虫薬を使用している場合は、一年中予防しておくのが望ましい。
4月
狂犬病予防接種
毎年、愛犬に狂犬病予防接種を受けさせるのが飼い主としての義務。毎年必ず動物病院で予防接種していれば時期はいつでも大丈夫だが、自治体から狂犬病の予防接種の通知が来るのは春。自治体で行う集団予防接種もこの時期に開催されるため、春に狂犬病の予防接種する犬が多い。
4月~12月中旬
フィラリア予防
4月から12月中旬にかけて行いたいのがフィラリアの予防。3月に動物病院でフィラリア検査を行って、陰性であれば予防薬を処方してもらおう。最近は気候が暖かくなっているので、12月中旬まで予防するのが安心だ。沖縄など温暖な地域によっては一年中予防するのがおすすめ。
5月~9月
熱中症対策
5月から9月にかけては、室温が上がって熱中症にかかりやすい時期。留守番中も必ず冷房をかけ、しっかり水分補給できる環境を整えて熱中症対策を万全に。また、この時期に車内に犬を放置する行為も危険。散歩は朝9時までの時間帯に済ませておき、暑い時間帯の外出は控えて。
7月~8月
夏のレジャーの注意点
アウトドアシーズンの夏は、海や山に犬連れで出かける機会が多くなる。海ではオコゼ、クラゲ、ヒョウモンダコなど刺されると危険な海中生物に注意。山ではヘビやハチに襲われることもある。また、暑い日に遊ばせると熱中症のリスクもあるので、常に愛犬の様子を気遣って。
8月~10月
台風シーズンの注意点
台風シーズンは強風で雨戸がガタガタと音を立てたり、ゴロゴロと雷が鳴ったり、犬に強い不安やストレスを与えがち。雷の音に驚いて脱走してしまう犬もいるので、台風がきている時はなるべく飼い主が愛犬のそばにいてあげよう。飼い主が落ち着いていることで犬も安心するはず。
12月~2月
冬の過ごし方
犬は基本的に寒さに強い動物だが、寒がりの犬も存在する。愛犬の寝場所には毛布やベッドを用意して、暖かく眠れる環境を整えてあげよう。また、ストーブに近づくことでヤケドの危険性もある。掘りごたつも一度中に入ると自力では出られなくなるので注意を。
12月末~1月上旬
年末年始の注意点
クリスマスや正月など、イベントが続く年末年始。食卓にごちそうが並ぶ機会が多いこの時期は、誤食が増えがち。フライドチキンの骨はもろくて喉に刺さりやすく、焼き鳥の串を飲み込むのも危険。餅も窒息の恐れがあるので、犬が誤食しないために細心の注意を払うべし。
年1回
混合ワクチン接種
感染症を防ぐ混合ワクチンは毎年1回接種するのが望ましい。感染できる病気はパルボウイルス、ジステンパー、アデノウイルス、犬パラインフルエンザ、犬コロナウイルス、レプトスピラなど。地域によって何種類接種すればよいか異なってくるので、かかりつけの獣医師に相談を。
1年を通した健康管理で愛犬の元気をサポート
愛犬が健康的で快適な日々を過ごすためには、飼い主が季節に応じたベストな環境を調える必要がある。
そこで一年を通して気をつけたい、犬の健康管理のポイントについてまとめてみた。
まず、春の季節は狂犬病予防、ノミやフィラリアの予防など、やらなければいけないことが目白押しだ。
5月になれば、熱中症対策も必要になってくる。特に夏は気温と共に湿気も高くなるため、エアコンなどで温度管理を徹底するだけでなく、水やフードがいたんでしまわないように注意を払って。虫や動物の出没しやすい時期でもあるのでお出かけ先でも気をつけよう。
秋から冬にかけては犬が過ごしやすくなる時期ではあるが、この時期もノミやフィラリアの予防は必須だ。
そして年末年始は特に誤食の多い時期なので、愛犬にうっかり盗み食いをされないように十分気をつけて。
一年を通じて健康管理を行うことで病気や事故を防ぎ、健康で快適なドッグライフを目指そう。
人気のキーワード:
#しつけ #ごはん #シニア犬 #健康管理
#性格 #散歩 #気持ち #病気 #おでかけ
#ケア #子犬 #性別
ダックススタイル vol.30『ダックスさんのための健康カレンダー』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。