犬びより

猫人気に全力でシット!柴犬の名誉にかけて1番人気を奪還する!(2)

2019/01/02

 

犬猫バトル24時

犬と猫。異種同士ではあるが長い間一緒に暮らしていると、それなりに「家族」って意識はあるようで。しかし利害関係も色々とあって、時には紛争やテロが起きることも。

▼食の争い


後ろを警戒しながら食事するネコ。早く食い癖は意地汚い同居犬のせい。

 

台所は犬猫の縄張り境界線。そこに猫餌があれば、犬もちょっと食べてみたいなと興味津々、危険を承知でじわじわと近寄っていく。ネコも薄々気がついてるようで、敵が「国境」を越えたら即座にボコれるように臨戦態勢で待ちかまえるが……。

 

一気に詰め寄ってきた犬に気圧されて、ゴハンを強奪されてしまう。

 

「くっそ~」と悔しそうに猫は撤退。お互いの領土、いやゴハンをめぐり、争いは続く…

 
▼飼い主の争い


愛情を独り占めしたい。猫が飼い主に抱っこされると犬はヤキモチを妬く。猫的には…あまり抱っこは嬉しくないのだが。

 

「ネコばっかりズルい」と、飼い主に眼力で訴える。

 

ついに犬はブチ切れ!いきなり飼い主の足にしがみついて大暴れ。嫉妬に狂ってもう、自分でもどーしていいのか。もう何が何だかわかんなくなって大暴れ。

 

飼い主が慌ててネコをおろすと「お前が、お前が!」と今度はネコに八つ当たりして怒涛のがぶり寄り。ネコいい迷惑……

 

猫に立ち向かうテクを考える

ヤツらが図にのらないように、ここらでシメておこう。柴犬が本気出せば、人気奪還もそう遠くないはず。

凛々しさをアピール

猫の得意技。木登りにも挑戦。犬はおだてられなくても木に登るのだ。高いところでポーズ決めれば、うん、凛々しいね。でも降りられるかなぁ…。

 
猫背になってみる

猫背の語源は、背中を丸めた姿勢が猫のように見えることから。でも、犬にもできるんだよ。広辞苑の「猫背」を「犬背」にしてください。

 
狭いところに入ってみる

猫が好んで入る暗くて狭い場所。犬だってそれくらい入ることはできます。ヤツらが入ってくる前に先回り…ふふふ。どうだ、落ち着かないだろう?

 
ウィンクして愛嬌をふるまう

ウィンクできなくて両目閉じちゃう人は多いけど、どうやら猫のヤツらも苦手っぽい。ウィンクしまくって愛嬌をふりまき、支持率で猫に差をつけよう。

 

ことわざから知る犬と猫

昔から犬と猫にまつわることわざはいっぱい。そこからも人が犬猫に抱いているすべてイメージがよく分かる。

犬も歩けば棒に当たる
じっとしていないで動いてみればなにかいいことあるかも?ってな意味。西欧には「犬も歩けば骨を見つける」という故事があり、まぁ犬にとって散歩はやっぱり吉ってこと。

 
犬に論語
「論語」は難しい儒教の書物、理解するにはかなりの素養を必要とする。つまりわかんねーヤツに素晴らしいことを説いても無駄ってこと。言い得て妙だけど、犬に失礼だろ!

 
飼い犬に手を噛まれる
面倒見ていて信じていたヤツに、裏切られることを言う。人は猫より犬を信頼してるってことがこのことわざから分かる。飼い猫に引っかかれてもしゃーないと思うし。

 
猫を被る
ぱっと見にはおとなしそうだが、実はなかなかワルだった、というような本性を隠すことを言う。しかし、人もなかなか猫の本性を見抜いているね。裏ではスゴイんだぜ、やつら。

 
猫に鰹節
油断できないヤバイ状態を言う。猫の近くにかつお節を置いとけば、そりゃまぁ、盗まれるよな。そんなとこに置くほうが悪い。猫に小判なら安心なのだが…。

 
▼結論!?犬はちょっとアホだけど、正直者でいいヤツキャラ
ことわざの世界では、なんか犬ってアホっぽい。「論語」ができないって最初から決めつけてる人間の態度、ちょっとムカついたりもする。でも、ズルいやつらの代名詞みたいに扱われる猫と比べると、いいのかな。少なくとも猫のやつらより、人からは信頼されているようだ。これからも正直者でいいヤツのキャラづくりに徹底しようじゃないか。

 

どんなペットを飼うかで飼い主の願望と理想が分かる

 

犬にもある特定の犬種がブームになることがある。たとえばバブルの頃には、シベリアンハスキーのような大型犬がブームになった。時代の雰囲気もあったのだろう。“大きくて強い”“カッコいい”というのが当時のステイタス。自分をこういう風に見てほしい、自分はこうなりたいという理想像を、人は自然とペットにも求める傾向があるようだ。

犬に服とか着せたりするのも“自分と一緒にしたい”とか“自分の分身”と考えてしまう飼主の心理によるものだろう。柴犬を飼う人には「凛々しさ」とかに理想像があるのかも。

で、それが猫の場合は、犬のように一緒に外へ連れて行くことがない。ペットと飼い主が一緒にいて人に見られる機会も少ないので、飼い主の“こんなふうに見られたい”という願望で猫を飼う人はいないだろう。

しかし、今時はネットやSNSもあるので、猫の飼う人の心理も変わってきているのかもしれない。YouTubeで猫動画を配信している飼い主さんには自分もこう見られたいっていう願望もあるのかも!?(かなりおバカな感じで撮られている飼い主も多いのだが…)。

まぁ、その破天荒で常識を逸脱した現代社会に重苦しさを感じている人には、猫が魅力なのかも。

 
 
関連記事:猫人気に全力でシット!柴犬の名誉にかけて1番人気を奪還する!(1)
 
 
Shi‐Ba vol.89『ざけんなよネコブーム 柴犬の名誉にかけて……本誌が全力でシットします!』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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