コーギーが走る姿は凛々しくたくましく、そしてカワイイ。コーギー自身も走ることが好きだと思う。その好きな「走ること」を活かして美ボディを作れるのだろうか? 「走る」の意味を考えよう!
走るということ
走るという動作は全身運動だ。普段の生活ではあまり使わない背筋や首の筋肉もフルに使っている。
コーギーの走り方を見ればわかるが、一度体を丸めてから伸ばして勢いよく前足を前に出すとともに、後ろ足で力強く地面を蹴っている。この動きが背筋を動かしている。
また、走ると首が前後に動くため、首の筋肉にも適度な負荷がかかる。腹筋や足の筋肉が動いていることはいうまでもない。
走る Q&A
Q.人間同様、一定の距離を走らないと効果ナシ?
筋肉を動かすためにはある程度の距離が必要になるが、個体差があるので一概にはいえない。人間同様、短距離を繰り返せば速筋(白筋)が鍛えられ、長距離を走れば遅筋(赤筋)が鍛えられていく。
Q.走ることはダイエット効果もあるの?
体を痩せさせる、という意味では、走るだけではあまり効果が出ない。見てわかる程の効果を与えるには日々6km以上の走りが必要だが、あまり現実的ではない距離。筋肉を動かすことを主題にした方がいいだろう。
Q.ダッシュと小走りどっちが効果的?
どちらも効果がある。理想はいろんな走り方をすること。犬の歩行には駆け足(ギャロップ)、速足(トロット)、常歩(ウォーク)の3種類がある。これらをバランスよく取り入れるのがもっとも効果的に、さまざまな筋肉を動かせる。
Q.どんな場所を走ると効果的なの?
長距離を走るのでなければ、地面の状態はさほど影響しないだろう。効果的なのは砂浜。足に刺さらない丸い砂利は肉球への刺激にもなる。ボール投げのように、走っていて急ブレーキをかける時はアスファルトだと負担がかかりすぎる。
走りの中に飼い主の存在を
コーギーの飼い主から、思ったより持久力がない、という話も聞く。走る距離を長くするには、人間の練習と同じく徐々に距離を長くしていく他、ない。
ただ、距離を長くすることにこだわり、足や肉球を痛めては本末転倒。コーギーが楽しめる範囲で走ればいいだろう。
もうひとつ、ドッグランについて。ノーリードで走れるドッグランでは、テンションが急上昇するコーギーは多い。走って美ボディを作るにもぴったりの場所だ。
楽しいドッグランだからこそ、飼い主の存在感を出してほしい。テンションが上がって飼い主をスルーしてしまう犬も少なくない。
走っている時や他の犬と遊んでいる時でも呼び戻しができるようにするとベスト。楽しい中でも飼い主の存在を意識してもらおう。
飼い主がいるから楽しく走れる。コーギーにそんな風に感じてもらえればベスト。愛犬との絆も深まっていく。
人気のキーワード:
#しつけ #ごはん #シニア犬 #健康管理
#性格 #散歩 #気持ち #病気 #おでかけ
#ケア #子犬 #性別
コーギースタイル vol.40『コーギーらしく走って美しくなる! Run Run Run』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。