犬びより

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ヤンキーと柴犬は紙一重?柴犬から学ぶ『新ヤンキー論』

2018/06/27

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暴走族、チーマー…とスタイルを変えながらも、以前から一定数の若者のジャンルとして存在してきた「ヤンキー」。最近では、ファッションが比較的普通で、社会への反抗心なども薄い「マイルドな」ヤンキーが主流だとか。彼らはパッと見ではヤンキーだとわかりにくいが、昔ながらのヤンキーから受け継がれているともいえる。
 
なぜShi-Baでこんなことを書くのかって? 気づいてしまったのだ、この新ヤンキーの気質、柴犬にソックリ! 今回はそんな柴犬の姿を通して、新ヤンキーの実態について紹介!
 

新ヤンキー論1.地元が好き


 
主な外出先といえば自宅近所の公園である柴犬は、根っからの地元好き。マーキングし慣れた電柱、いつものベンチなどで、家族や仲間と過ごすひとときは至福。遠出する時は車に乗って、がお約束だ。
新ヤンキーは地元好きで、その行動範囲はおよそ半径5キロ圏内といわれている。近所のショッピングモールやコンビニでたむろしたり、または友人宅などで過ごしたり、自宅の庭でバーベキューしたりするのも大好きだ。たまに遠出する場合は、ミニバンや軽自動車に乗って。家族や仲間と旅行やテーマパーク、海の見える場所に出かけることも。
 

新ヤンキー論2.仲間が大切

今時の柴犬は、外犬だった昔と比べて家族との心の交流を大切にする傾向があり、素直で、親孝行だって恥ずかしがらずに実行できる。近所の人や犬など身近な仲間との時間をエンジョイするのも特徴だ。
多くの若者がクールな人間関係を好みがちな現代において、新ヤンキーは情に熱い。若いくせに親孝行だったり、縦社会を重んじたり、友人をやたら大切にしたりする。家族のイベントごとや友達の結婚式などには惜しみなくお金を使うことから、その消費傾向が経済界からも注目されるほどだ。夢はあたたかい家庭を築き、仲間と近所に住むこと。
 

新ヤンキー論3.ポエム単語好き


 
「オヤツ」「かわいいね」などのシンプルかつポジティブな言葉にグッときたり、「ダメ」「ハウス」などネガティブな言葉に拒否反応を示したりする柴犬たちは、言葉に相当敏感なのだ!
新ヤンキーは絆、夢、愛、汗、仲間、などポエムによく出てくるような単語が好き。居酒屋に貼ってある筆文字ポエムに感動し、自宅にはポエムの書いてあるカレンダーや、イベントで描いてもらったオリジナルのポエムが飾ってある確率も高い。感動しやすく、ホームドラマはもちろん、Facebookなどでシェアされる「いい話」にすぐ泣く傾向も。
 

新ヤンキー論4.シンプル思考


 
お行儀悪いといわれても、楽しいことはやめられない。叱られるとわかっていても、好きな場所にはつい行ってしまう……。理屈よりも感情重視で行動してしまう柴犬たちだが、だからこそ飼い主はほうっておけないのだ!
新ヤンキーは、冷静な判断や思索よりも感情を重視して行動する。「気合いを入れればなんとかなる!」という気持ちが強く、偏差値30台から猛勉強して難関校に合格したり、ワルからいきなりエリートになったりするのも特徴だ。また結果うんぬんよりも「がんばった」「仲間と力を合わせてやった」などの過程を評価する傾向も。
 

新ヤンキー気質と上手く付き合う方法

時間をかけ場所に慣らす
地元思考の柴犬。旅先や新しい公園などでは自分の足で歩かせたり、においを嗅がせたり、屋外でマーキングさせても大丈夫な場所であれば、思う存分させてあげたりして、じっくり慣らして!
 
仲間を使って感情制御を
仲間が好きで、会えば感情が高ぶりやすい柴犬。遊ばせる前にいったん「スワレ」などのコマンドをかけ、できたら「オッケー」を出して遊ばせる習慣をつけると、感情コントロールができるように。
 
ほめ言葉はふんだんに
「いい子」「グッド」などのポジティブな言葉が大好きな柴犬。好ましい行動をした時には、惜しみなくこうしたほめ言葉を投げかけて、いいところを引き延ばしてあげよう!

しつけは感情を刺激して
柴犬は感情で動くので、しつけは犬が「トクする」と思うようにしむけて教える。好ましいことをしたらオヤツを食べさせる、なでるなどすれば「こうするとトクする」と認識してどんどんやるように。
 

これからも気合いを入れて柴犬を守り抜きたい!


柴犬たちの姿を通して、一見わかりにくかった新ヤンキーの実態が明らかになったのではないだろうか。今回は「新ヤンキー」とくくってご紹介したが、昔も今も、そうしたヤンキーの根本にある愛情深さや、ロマンチックなところ、ストレートな感情表現などなどの特徴って、あまり変わらないのかも…とも感じている。
 
現代社会は、あらゆることが複雑化していて、人の気持ちよりも効率や損得が重要視されがち。それに比例するように、人間関係も希薄になっているように思う。
でも、そんな中で新ヤンキーたちは、損得よりも好き嫌いを重視したり、なじんだ場所に愛着を持っていたり、スポーツやイベントにアゲアゲになってはしゃいだり…とシンプルで根源的な人間味を感じさせてくれるではないか。なんとも生命力にあふれていて素敵な存在だ!
 
今回の記事で柴犬もヤンキーであることが証明された(?)わけだが、そうすると柴犬好きな人は、ヤンキー的なものが好きだということにもなってしまうわけである。柴犬好きなあなたは、きっとヤンキー好き、あるいはヤンキーなのだろう。はい、もう認めようねー!
 
刻一刻と変わるヤンキー事情。10年後、20年後には一体、どんなヤンキーが台頭してくるのだろう。その頃にはまた柴犬のキャラクターにも新たな変化が見られるのかもしれない。
いずれにせよ、何事もクールで無機質になりがちなこの世の中で、熱い魂を感じさせてくれるヤンキーと柴犬は、残しておきたい伝統文化だと言っても過言ではないのでは! 私たちの手で、いつまでも守り抜きたいものだ。そのためには愛犬との絆をもっとタイトに、夢を持って、地元を愛しながら、翼を広げて、永遠に、柴犬との生活をエンジョイしていこう!

 
Shi-Ba vol.80 『最近話題の「マイルドヤンキー」って柴犬そのものじゃない?柴犬に学ぶ新ヤンキー論』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。