【チワワの十戒】愛犬が感じる幸せってどんな時?約束として守りたい10のこと

愛犬を素直に、ケガなく、健康に育てるには、何が必要なのだろうか? 大切なことを愛犬との約束として、十戒にまとめてみよう!
 

 

チワワの十戒

犬の十戒

チワワの特徴に特化した、守るべき約束とはどんなもの?楽しい犬生を送ってもらうためのコツがたくさんだ!

1.社会に溶け込めるように、いろんな経験をさせてね!

可能であれば若いうちに、多くの場所へ連れて行ってあげて、いろいろなものに慣れさせてあげよう。

その際、怖い経験をさせると逆効果になるので、楽しい経験をさせてあげよう。そうやっていくうちに、順応力がついて、怖がりではなくなっていくこともあるし、吠えなどの問題行動の改善にもつながる。

 
2.高い場所や抱っこに注意!骨が細いんです

テーブルの上などの高い所から落ちることで、骨折、場合によっては命を落とすことも。

ブラッシングなどで、高い所に乗せる場合は、絶対に手を離さない。抱っこから降ろす時も、ゆっくり降ろして地面に足を着かせてから手を離す。子供に抱っこさせる時は、床に座ってさせる。立ったままさせるのは危険。

 
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3.散歩には連れて行ってください。それが長生きの秘訣

犬を庭に放したり、家の中で遊ばせているから十分運動は足りているという人がいるが、それは大きな間違い。

散歩は運動にもなるし、外でいろいろなもののにおいをかぐことで、本能的な刺激にもなるので、ストレス解消に繋がる。社会化にもなる。

運動と刺激は長生きにも繋がるので、できるだけ散歩に連れて行くことが必要。

 
4.あなたがしてほしい行動を教えてください!

愛犬に何かを教える時、わかりやすく伝えてあげる必要がある。言葉よりも行動で。好ましい行動をしたら、その瞬間にオヤツなどのごほうびをあげてほめて、よい行動が何かを教えよう。

繰り返すとその行動を積極的にとるようになるが、覚えるのに時間がかかることもあるので、気長に教えてあげるとよい。

 
5.叱られるのは苦手。だめなことはさせないようにして

チワワは怖がりな犬が多く、長くあるいは強く叱ることでストレスを感じることも。信頼関係が崩れるのは時間がかからない。叱らないでよい環境を作ることが大切。

靴を噛まれて困るなら隠す、テーブルの上に乗るのならイスをひいておく、など原因をなくし、してほしい行動が増える環境を作ろう。

 
犬の十戒

 
6.家族みんなで世話をして、関わる時間を増やしてね!

ひとり暮らしではない場合、例えばママがひとりで全部の世話を担当していると、ママに依存してしまうようになる。

できるだけ、食事、遊び、散歩などの世話を分担して行い、家族全員と関わる時間を増やそう。

ママが外出したり、入院して家をあける時、かなりのストレスが愛犬にかかってしまう。

 
7.時々話しかけたり、アイコンタクトしてね!

話かけることはコミュニケーションになる。穏やかな声で、話しかけよう。

また、声の高さなどから感情は伝わる。遊ぶ時には楽しそうな声を出してあげると、犬も喜ぶ。

アイコンタクトもオススメ。オヤツを手で持ち、愛犬に見せて、愛犬の鼻先から自分のあごの下にもってくると目線が合う。成功したらオヤツを。

 
8.異変に気がついたら、早めに動物病院に連れて行って

何か異変や、痛そうな素振りを見つけたら早めに動物病院へ。

また、愛犬が通常と違う行動をとる場合、体調が悪かったり、どこかが痛い場合がある。

「リビングにいる時間が多かった犬が、廊下で過ごすようになった」など病気やケガとは関係ない異変であっても、動物病院に連れて行くと神経系の病気だったケースもある。

 
9.筋力が落ちたら、いろいろ手伝ってね!

年を取ると、昔できていたことができなくなってくる。

階段を昇れない、散歩中疲れて歩けなくなる、ジャンプして車に乗ろうとするとずっこける、とか。

そういう時は優しく抱っこしてサポートしてあげよう。

ベッドに乗れなくなったら、スロープをつけてあげるなど道具を使っての手助けも必要。

 
10.介護が必要になるかも。だから、準備しておいてね

幼い頃から体をさわることになれさせよう。愛犬の介護が必要になった場合、触れることは絶対必要。

痛い部位に薬を塗る、ゴハンを食べさせる為に首をあげる、場合によっては獣医師の指示で飼い主さんでもできる医療行為をする、などが必要になる場合も。それでも世話をしてあげる覚悟も必要だ。

 

すべての基本は思いやり

犬の十戒

十戒を作る上で特に大切な心構えは、「思いやりを持とう」ということ。

例えば、チワワの目線は、我々が思っているよりも低い位置にある。なので、撫でられる時、上から手が近づいてくることに恐怖を感じてしまう子もいる。そういった小さな、怖かった体験が積み重なることでさらに怖がりになることも。

また、強い恐怖体験の場合、一度でトラウマになることも。一般的に、良い刺激より、嫌だったり怖かった刺激の方が記憶に残りやすいと言われていて、チワワもどちらかというとそういったことを学習しやすい傾向がある。

愛犬を普段からよく観察して、何をされると嫌がるか、あるいは喜ぶか、理解しておこう

うちの犬は、寝ている時に触られるのは好きではないとか、ほかの犬は大丈夫だけれど特定の犬種にはおびえる、というように、まず愛犬が何を苦手にしているかを知って、それらが平気になるように改善することを目指そう。

また、反対に好きなものを知っておけば、トレーニングやしつけのごほうびにすることもできるし、異変があれば気がつくことができる

こういった、普段から愛犬をよく観察するという心構えこそが、チワワの十戒の土台となるのだ。

「愛犬の気持ちになって、愛犬のことを知る」この特集であげている十戒を守るためには、そういった気持ちがまず必要だ。

 

ケガや食事に注意し、愛情をもって暮らそう

犬の十戒

ここで、紹介しきれなかった心構えを紹介しよう。

まずは「どんなことが起こるか想像して、危険を回避しよう」というもの。例えば、引っ張りっこ中にロープを振り回して、目に当たることもある。背の高い草むらに入って目を傷つけてしまったり、車のドアを閉める時に、挟んでしまうことだってありうる。そういう事故をなくせるように、十分に気を付けてほしい。

また、食の管理をしてあげることも大切な約束のひとつ。ゴハンをあまり食べないチワワもいるが、いくら小さな体といってもそれはよろしくない。散歩は足りているか、オヤツをあげ過ぎていないか、などを確認しよう。フードや人間の食べ物の与え過ぎにも注意しておきたい。 

いろんな約束すべきことを紹介してきたが一番大切な約束は、とてもシンプルなことである。それは「一生愛し続け、責任をもって世話をする」ということだ。

それさえ忘れなければ、愛犬は幸せに暮らせるはず。

 
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チワワスタイル vol.23『チワワを飼う上で気をつけていることは? あなたの家の チワワの十戒』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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