犬の飛びつきは感情豊かな証拠? コーギーの重~い思~い体当たり!

コーギーって、犬界でもトップクラスに感情豊かな犬種の気が……。その感情を体全体で表現し、時には、重―い体当たりを繰り出すことも。それらは、どんな時に、どんな理由で繰り出されるのだろうか?
 

 

体当たりの背後には高確率で強い興奮がある

体当たりの背後には、人間でいうと「怒り」「喜び」「ストレス」などの感情が関わっている。その結果、時には親和的に、時には攻撃的に体当たり、飛びつきをしてしまう。

特に強い感情とともに体当たりをするのは、飼い主さんが帰ってきた時。つまり挨拶の文脈。

これは、彼らの先祖オオカミの行動が強く残っているため。親と子の家族で暮らすオオカミは、狩りから戻ってくると、体をこすりつけたり、顔を舐めたりして互いに挨拶をする。オオカミのこういった行動は、飼い主が帰宅した時の犬の出迎え行動によく似ている。

帰宅時に見られる体当たりは、犬の愛情表現のようなものなので、飼い主さんもスキンシップをとるのが自然。人間社会でも挨拶したのに相手に無視されたらショックなはず。それと似ている。

また逆に、興奮して不快に感じている時、すなわち怒ったりストレスを感じている時も攻撃的な意味で飛びつくことはある。好奇心が強い犬は見たことのないものに、飛びつくことも。

 

体当たり Q&A

Q.体当たり後、顔を舐める意味は?

帰宅時に体当たりされた後、そのままの勢いで顔をペロペロ舐められることは、多々ある。これは、オオカミ時代の名残と言われている。

オオカミの子供は、狩りから帰ってきた親の口元をペロペロ舐めてて、口の中に入っている肉を吐いてもらうのだ。

 
Q.挨拶ってどういう行動なの?

動物の挨拶行動とは、群れ生活で社会的な仲間と一定期間離れた後、再会した時にとる行動。

しかし、犬は見知らぬ来客にも喜んで歓迎するような行動を見せる。これは挨拶といえるのかどうか、実はわかっていない。

よく観察すると、飼い主の帰宅時とは違った行動をとっているかも。

 
Q.帰宅時に喜びすぎるのは、問題?

犬はヒトと暮らす以前、朝から晩まで一匹で留守番をさせられることはなかった。

飼い主の帰宅時、かなり興奮している場合、単独でいる時間が長すぎて不安な気持ちがあるのかもしれない。

その場合、他にもストレス反応が出る場合がある。

もしそういうサインを見つけたら、できるだけ留守番時間を減らすなど、工夫してあげよう。

 

再会を祝っての体当たりは大目に見て

さすがコーギー様! 感情表現がほんとに豊かだ。嬉しい時、怖い時、寂しい時、怒った時、実にいろいろな場面で体当たりをする。

先程も言った通り、体当たりするということは、背後に強い興奮がある。もし困ってしまうほど体当たりしてくる場合、興奮するきっかけをなくすことが重要

例えば、掃除機など特定のものを見て興奮する場合、掃除中は違う部屋で過ごさせるなど、それを見せないように工夫をすればよい。

飼い主さんが帰宅時に愛犬から体当たりされすぎて困るのであれば、放っておくことが一番。相手にするとそれがごほうびになるので、もっとひどくなる場合もある。しかし、個人的には、飼い主が帰宅した時の嬉しさを表現する体当たりは、大目にみてもよいと思う。

時々、どすん! という音が聞こえてきそうなほど、勢いのある体当たりもあるが、その多くは、飼い主へのもの。愛情を伝える体当たりは特にヘビー級。だって、重ーい、思いがこもってるもんね。

 
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コーギースタイル vol.39『犬の飛びつきは感情豊かな証拠? コギ様の重~い思~い体当たり!』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。
 

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