犬びより

【くつろぎコギさん】その寝姿勢、本当にリラックスできてる?

2020/02/15

コーギーの寝顔は幸せの証。くつろぎきった体勢は信頼の証拠。でも時々、不可思議な体勢で寝ていることも。犬のくつろぎ姿勢の真実を探ってみた!
 

 

犬に正しい楽な姿勢は存在しない

コーギーの寝姿

犬の飼い主なら一度や二度、愛犬の寝姿やくつろぎ姿に疑問を抱いたことがあるはず。

しかし、普段何気なくしている体勢ならば、その犬にとって楽な姿勢だろう。

人間の正座のような〝正しい姿勢〟は犬には存在しない。オスワリでは前脚をそろえ、後ろ脚をきちっと曲げる形が一般的だが、後ろ脚を崩した〝お姉さん座り〟や、重心を後ろに傾けた〝ドスコイ座り〟をする犬も多い。

正座が苦手な人がいるように、きちんとした座り方を窮屈に感じる犬もいるのかもしれない。これも人間と同じように、犬にも関節の固い、やわらかいの個体差がある。また股関節の形にも個体差がある。脚を崩した方が楽な犬もいるのだろう。

寝相にしても同様で、犬が寝ているならばそれは犬にとって安定している姿勢といえる。犬は本能的に、危険から逃げられるように、痛い姿勢や動けなくなる姿勢はとらないからだ。

 

犬の体は楽な姿勢でも歪まない

コーギーの寝姿

人間では同じ姿勢をとり続けると骨や筋肉が歪むと聞くが、犬にはそのような弊害がない。

もともと犬の関節、筋肉、骨の可動域などは、人間よりもよほど柔軟にできている。一定の姿勢を長くとり続けたからといって、痛みや不具合などのデメリットが生じることはない。

姿勢程度で不具合が出てしまっては野生の中では生き残れない。だから犬の体はとても柔軟で、様々な姿勢に耐えられる作りになっているのだ。

また、生きるために犬は不具合をカバーする力にも長けている。ほんの少しの関節や筋肉のずれは、本能的にカバーしてしまうので、レントゲンを撮ってもわからないこともある。

怪我などで1本の足を50%切断したとしても、傍目から見ると普通に歩いているように見えるそう。それほど犬のカバー力は優れているのだ。

しかし、年齢が進みカバーしきれなくなった時に、歩き方など目に見える変化が現れてくることもあるだろう。例えば、痛みのある箇所をカバーするために楽な姿勢をとり続けて運動量が減ってしまい、さらに筋肉が落ちて痛みが出る場合もある。

こういった愛犬の変化に対して早めに対処するためにも、定期的な健康診断を受けることがベストになる。

 

くつろぎ Q&A

コーギーの寝姿

Q.変な座り方を治す必要はある?

変な座り方とはいえ、その犬が楽だからこそ取っている姿勢だといえる。最初は揃えていた足を徐々に崩す犬もいる。立つ時にすっと立てる、歩き方に問題がないならば、どんな座り方をしていても問題はなく、とくに治す必要はないだろう。ただし、今まで足をそろえたオスワリをしていたのにしなくなった場合は、少し注意した方がいいかもしれない。

 
Q.危険なオスワリの姿勢はある?

座り方よりも、立つ時と歩き方に注目を。立つ時にためらいがある、立ちたがらない場合はどこかに痛みがあるのかも。歩く際に妙にお尻を振っている、内股・がに股になっている場合も関節や筋肉に問題がある可能性がある。また、健康な犬は歩く時に背中のラインが地面と平行になるが、腰高に見えるならば後ろ足に不具合が出ているかもしれない。

 
Q.フセの時に後ろ足を開くけど大丈夫?

後ろ足をまっすぐ伸ばしたり、カエルのように開いたりしてフセをする子もいる。この時、よく見ると下半身は少し浮き上がっていて、べったりとくっついてはいないはず。それならば問題はない。本人が楽な姿勢なのだろう。下半身がべったりくっついている、すくっと機敏に立ち上がれない時は、何らかの異常があるかもしれない。

 
Q.ヘソ天で寝るのは苦しくない?

四つ足の犬は心臓が下を向いている。仰向けになると多少なりとも心臓の位置は動く。だから呼吸器や内臓に問題がある犬は、自分から絶対にヘソ天にならない。その体勢が苦しいとわかっているからだ。さらにひどくなるとオスワリでウトウトしている犬もいる。裏を返せばヘソ天で寝ているならば、仰向けになっても正しく心臓が支えられている証拠。

 
Q.人間と同じように腰や首が凝ることはある?

犬には野生時代の名残として、人間に比べると眠りは格段に浅い。だから自分が不自然な体勢を取ったり、周囲に違和感を感じると、危険を察知してすぐに起きてしまう。そのため、よほど激しい運動でもしない限り、肩や腰が凝ったり足がしびれたりすることはないだろう。もし、凝りやしびれのような仕草が見られたら病気を疑ってみて。

 
Q.性別や年齢によって姿勢に違いは出る?

性別の差はないだろう。子犬期は一番体が柔軟なので姿勢にこだわりはないはず。4・5歳でその犬の好きな姿勢、楽な姿勢が固定される。この時の姿勢を覚えておこう。7歳以上になると柔軟性や骨の粘りが減り、関節が弱くなる。4・5歳時と違う体勢を頻繁にするようになったら、健康診断を。何らかの異常が隠されている可能性もある。

 
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コーギースタイル vol.40『見てるだけで癒される くつろぎコギさん』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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