犬びより

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【犬の謝罪会見】愛犬は問題行動に号泣しつつ反省しているのか!?

2018/07/20

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「その件につきましては、エー誠に申し訳ございません…」(深々と頭を下げる)。犬もこんなふうに思って、悪事を詫びてるのか。ちょっと無理があるが、その真相はいかに。

 

無理を承知で「謝りなさい」

極端に言えば、犬を飼うということは、犬が巻き起こすあまたのイタズラ、問題行動、人間にとっては迷惑千万な行為を家庭内に受け入れる、ということである。それを承知で(?)犬との生活を続けているのだから仕方ない。

しかし飼い主も人の子。自分が望んでいないことを愛犬が性懲りもなく続けていたら、怒りたくなるのも仕方ない。そうするとついつい大きな声が出てしまう、怖い顔で睨みつけてしまう、そして愛犬を追い込んでしまうような空気を作ってしまう。そしてその気持ちを収めたい、いや君が収めてほしいのよ、という願望もありつつ、その結果が「謝りなさい」につながっていくようだ。飼い主と愛犬の間にある(と思われる、あると信じている)信頼関係という後押しもあって、飼い主は愛犬に強く謝罪を求めてしまうのではなかろうか。

犬が謝罪する(謝罪しているような態度を取る)。犬の本心が「謝罪」でなかったとしても、飼い主がその態度を見てある程度気持ちを収めることができれば、それはそれで穏やかな結末。でも、その態度には、結構いろいろな種類とそれぞれの真意があるらしいのだ。

 

これは謝罪!?叱られた犬のありがちなリアクション!

犬が叱られた時見せる表情や行動。これが何を意味するのかが気になるのだ。お腹を見せたり耳が垂れたり、という行動は比較的わかりやすく、愛犬と飼い主の関係が良好であることが伺えるだろう。では、一見しおらしく見えるいくつかの行動や表情は、愛犬の反省の心と考えてもいいのだろうか。ここが悩ましいところ。愛犬によく見られる「謝罪しているかのような」行動についていくつか例を挙げてみよう。その上で裏側にある愛犬の気持ちや飼い主との関係などについて探ってみたい。すべてが「申し訳ない」という気持ちから出る行動ではないらしいぞ!

上目遣い!

申し訳ないと言ってるようにも見えるし、猜疑心ありありのような視線とも取れる。一応様子を伺ってるが、しつこい時は反撃してくる可能性も。

気がつくと寝る!

ベッドやハウスなどに逃げていって、寝ちゃうパターン。当事者意識がない模様。でも平和なので許せ。

様子を伺う!

部屋の隅などでじっとしている。そうなると飼い主も怒るタイミングを失う。空気を読んだ、利口な手段だ。

耳がたれる!

謝罪と言うよりは嬉しかったり、おべっかだったり、あるいは怖かったり。状況をよく判断して対応を。

おなかを見せる!

どうにでもしてくれ、のポーズだから、最強の謝罪スタイルと言ってもいい。ある意味、土下座に近いものがある。

家具の下に隠れる!

こういう場所はもう他に逃げ場がない。従って、これ以上追い詰めてはいけない。遣り過ぎると反撃を食らう。

 

犬の謝罪の注意点

犬を叱る時、飼い主の対応の仕方でむしろ逆効果になったり、また危険な状態に陥ることもある。これは必読。

1.追い詰めないこと
2.犬に責任転嫁しないこと
3.物を持って隠れた時は、手を出さないこと

1は逃げ場がなくなることで、逆襲してくる可能性があり危険。関係性も悪くなる。2は怒らなければいけない理由が、本当は愛犬ではなく自分にあるということを認識すること。3は取られたくない物を持って逃げてるのだから、犬としては死守しようとする。これも危険だ。

また、深追いは禁物。犬が狭い場所に逃げ込んだら、そっとしておくのが無難。手を出すと防衛本能が働いて反撃に出ることも。

 

謝罪させようとするよりは何故そうなったかを考えたい

謝罪にも似た態度を見せる愛犬。そう見えてしまう動作をすることはあるが、ほとんどの場合は謝罪ではない。犬は自分が良くないことをしているという意識はない。犬に反省を求めるのは難しく、そう思える態度をしたとしてもそれは勘違い。

すると謝罪はあり得ないということになる。犬はこういう態度を取っていれば大丈夫、という学習を知らず知らずのうちにしてしまっている。危機回避のための自己防衛法なのである。これではまた同じことを繰り返しかねない。

イタズラをしたとき、飼い主がくどくど言っても何の効果ない。叱る時は一発ビシッと。また、犬が問題を起こすのは飼い主の不手際と割り切り。何故そうなったのかを考えて、再び起きないように留意するのが飼い主の務めなのだ。

 
Shi‐Ba vol.77『あなたの愛犬は問題行動の数々を号泣しつつ反省するのか?緊急特集・犬の謝罪会見』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。