国産原料の無添加ジャーキーって意外と良い値段だったりするもの。でもおうちで作れば、愛犬に合った安心な食材を選べるし、お得にできちゃうのが嬉しい限り。今回は少し日持ちもして、持ち運びに便利な手作りジャーキーのレシピをご紹介!
1.食材が選べて硬さも好みで調整できる
2.低温でじっくりと焼き上げるのがコツ
3.ササミジャーキーの作り方
4.砂肝ジャーキーの作り方
5.鶏ムネ肉ジャーキーの作り方
6.鶏モモ肉ジャーキーの作り方
7.豚モモ肉ジャーキー(薄切り)の作り方
8.豚モモ肉ジャーキー(ブロック)の作り方
9.牛モモ肉ジャーキーの作り方
10.牛モモ肉薄切りでかさましジャーキーを作る
11.サーモンジャーキーの作り方
12.カツオジャーキーの作り方方
13.ラム肉ジャーキーの作り方
14.手作りジャーキーの素朴な疑問
食材が選べて硬さも好みで調整できる
手作りだと何と言っても食材を選べることがメリット。食材選びは愛犬の体質に応じたものを選べるだけでなく、その質や安全性も飼い主さんが満足できる形で選ぶことができる。
調理法や調理時間の工夫により、目的や愛犬の体調に合わせてジャーキーの硬さを調整できるメリットもある。
また、家族の食事の材料の一部を利用して愛犬用にジャーキーを作ることもでき、持ち運びもできるので、ピクニックに出かける時などのオヤツとしてもオススメ。
低温でじっくりと焼き上げるのがコツ
今回ご紹介するジャーキーは、110度の低温で、ある程度の時間をかけて焼いている。そのことで次のようなメリットがある。
・肉の縮みが少ない
・うまみが閉じ込められている
・消化に良い、など
急いでいるときは150~160度でも作ることができるが、水分が一気に抜け、硬いジャーキーになる。犬は噛まずに飲み込むことが多いため、硬いと消化不良の原因になることがある。手作りの場合はそのメリットを活かし、消化に良いジャーキーを作ることが良いだろう。
ササミジャーキーの作り方
全体で≒115kcal
材料
鶏ササミ……2本(約110g)
作り方
★棒状ジャーキー 6~8本分
1.オーブンを110度の予熱で温めておく。
2.包丁でササミを半分の厚さに切り、さらに6~8本に切り分ける。
3.クッキングシートに2を並べ、オーブンに入れて30分焼き、裏返してさらに30分焼く。
★ぐるぐるジャーキー
1.オーブンを110度の予熱で温めておく。
2.包丁でササミを半分の厚さに切り、さらに6~8本切り分ける。
3.クッキングシートの上でササミの端をくっつけながら渦状に成型し、オーブンに入れて30分焼き、裏返してさらに30分焼く。
point
ササミは高たんぱく低脂肪で、ジャーキー作りに最も適している。ただし、与えすぎは犬にとってたんぱく質過剰になるので注意しよう。
砂肝ジャーキーの作り方
全体で≒60kcal
材料
砂肝……6個
作り方
1.オーブンを110度の予熱で温めておく。
2.砂肝の周囲の白い部分を包丁でそぎ取ってから、薄くスライスする。
3.2をクッキングシートに並べ、オーブンに入れて30分焼く。
point
砂肝は筋肉の層でできているため消化しにくい食材。そのため、硬い部分を取り除く、薄くスライスする、長時間加熱しすぎないなどの工夫をして、愛犬に消化トラブルが生じないように工夫しよう。
鶏ムネ肉ジャーキーの作り方
全体で≒240kcal
材料
鶏ムネ肉(皮なし)……1枚(約220g)
作り方
1.オーブンを110度の予熱で温めておく。
2.鶏ムネ肉を熱湯で表面の色が変わる程程度にさっとゆがき、11~12枚にスライスする。
3.2をクッキングシートに並べオーブンに入れて30分焼き、裏返してさらに30分焼く。
point
ムネ肉に皮や脂が付いている場合は丁寧に取り除く。予め熱湯でさっと茹でて表面を固くすると、薄くスライスしやすくなる。ムネ肉も高たんぱく低脂肪なので与えすぎに注意。
鶏モモ肉ジャーキーの作り方
全体で≒315kcal
作り方
1.オーブンを110度の予熱で温めておく。
2.鶏モモ肉を3等分にし、熱湯で中に火が通るまで茹でてから、2~3cm角程度に切り分ける。
3.2をクッキングシートに並べ、オーブンに入れて30分焼き、裏返してさらに30分焼く。
point
鶏モモ肉はその他の部位と比較して脂肪が高いため、焼く前に茹でて脂肪を落とす。水から茹でると肉のうまみが逃れるため、熱湯から茹でよう。
豚モモ肉ジャーキー(薄切り)の作り方
全体で≒190kcal
材料
豚モモ肉薄切り……5枚(約150g)
作り方
1.オーブンを110度の予熱で温めておく。
2.豚モモ肉についている脂肪を包丁で綺麗に取り除く。
3.肉を熱湯に入れ、アクが浮いたら肉をあげて水分を拭き取り、クッキングシートに並べる。
4.3をオーブンに入れて30分焼き、途中で余分な脂が出てきたらキッチンペーパーで脂を拭き取り、裏返してさらに30分焼く。
point
脂身を取り除くことでエネルギーは25%ダウンする。また、焼いた時に肉が縮まないようにするには、茹でる前に筋肉に対して垂直に何ヶ所か筋切りをしよう。
豚モモ肉ジャーキー(ブロック)の作り方
全体で≒100kcal
材料
豚モモ肉ブロック……80g
作り方
1.オーブンを110度の予熱で温めておく。
2.ブロックのまま熱湯に入れてアクが出たら、肉を引き上げキッチンペーパーで水分を拭き取る。
3.肉を2~5mmにスライスし、めん棒で2~3mmに薄く引き伸ばす。
4.3をクッキングシートに並べ、オーブンに入れて30分焼き、裏返してさらに30分焼く。
point
ブロック肉で長いジャーキーを作りたい場合は、筋肉に対して平行にスライスしてから何箇所か筋切りをするか、筋肉に垂直にスライスするとよい。
牛モモ肉ジャーキーの作り方
全体で≒290kcal
材料
牛モモ肉赤身ステーキ……1枚(約150g)
作り方
1.オーブンを110度の予熱で温めておく。
2.熱湯で肉の表面の色が変わるまで茹で、余分な脂を落とす。
3.水分をキッチンペーパーで拭き取ってから、包丁で格子状に筋切りをする。
4.クッキングシートの上で肉をめん棒などで叩いて、2~3mmの暑さになるまで広げる。
5.4をオーブンに入れて30分焼き、余分な脂や水分が出ているようなら、上からキッチンペーパーを押し当てて拭き、裏返してさらに30分焼く。少し冷ましてから必要な大きさにキッチンハサミで切り分ける。
point
牛肉は赤身でも肉の間に脂が入っている、脂肪分が高いと酸化しやすく、保存食であるジャーキーには向かないので、下処理をしっかりしてから拭こう。
牛モモ肉薄切りでかさましジャーキーを作る
全体で≒20kcal
材料
セロリ……10g
牛モモ赤身肉薄切り……10g
作り方
1.オーブンを110度の予熱で温めておく。
2.セロリの筋を包丁で取り除いたら1/2の長さに切り、さらに1/2の太さに切る。
3.牛モモ肉薄切り肉は余分な脂を取り除いたら、長い形状にして4枚にし、それぞれセロリに巻きつける。
4.クッキングシートに巻き始めと終わりを下にして並べ、オーブンに入れて30分焼く。
point
野菜と組み合わせると、エネルギーがぐっと下がりボリューム感がでる。保存には向いていないが、ヘルシーで嗜好性の高いオヤツになる。セロリはしっかり筋を取らないとかじることができないので注意を!
サーモンジャーキーの作り方
全体で≒190kcal
材料
トラウトサーモン(1さく)……80g
作り方
1.オーブンを110度の予熱で温めておく。
2.サーモンの筋と平行に包丁を当て、4~5mmにスライスする。
3.2をクッキングシートに並べオーブンに入れて30分焼き、裏返してさらに30分焼く。
point
トラウトサーモンはジャーキーを作りやすい大きさだが、脂肪が高いので裏返すときと焼きあがり時に、キッチンペーパーでしっかりと溶けた脂肪を取り除こう。
カツオジャーキーの作り方
全体で≒100kcal
材料
カツオ赤身(1さく)……80g
作り方
1.オーブンを110度の予熱で温めておく。
2.2~3mmの薄めにスライスする。
3.2をクッキングシートに並べ、オーブンに入れて30分焼き、裏返してさらに30分焼く。
point
カツオはサーモンに比べて低脂肪。焼いて脂肪が溶けてもさほど小さくならないので薄めにスライスする。魚の中では高たんぱく低脂肪でジャーキー作りに適した食材と言える。
ラム肉ジャーキーの作り方
全体で≒80kcal
材料
ラムロース肉薄切り……80g
作り方
1.オーブンを110度の予熱で温めておく。
2.ラム肉についている脂肪を包丁でできるだけ丁寧に取り除く。
3.クッキングシートの上で肉を1枚ずつくっつけながら、大きな1枚肉に成型する。
4.3をクッキングシートに並べ、オーブンに入れて30分焼き、裏返してさらに30分焼く。裏返す時と焼き上がり時に、キッチンペーパーで十分に脂肪を吸い取る。
point
ラム肉は脂肪が全重量の60%以上なので、脂肪を取り除くにも限度がある。そのため、できるだけキッチンペーパーで溶けた脂肪を吸い取るようにしよう。
手作りジャーキーの素朴な疑問
Q.野菜や果物のジャーキーも作れるの?
果物や野菜は90%以上の水分と食物繊維でできているといっても過言ではない。そのため、これらを乾燥させるために長時間加熱することは、野菜や果物に含まれるビタミンの損失量を増やしてしまうため、得策ではない。また、乾燥しているとかさが減るため、食物繊維の摂取が多くなり、軟便または便秘になる可能性も出てくる。野菜が柔らかくなる程度の加熱は消化に良くなるため、問題はない。
Q.ジャーキーを犬に与える時の注意点は?
高品質なペットフードには、十分な量のたんぱく質が含まれている。そのため、ジャーキーの与えすぎは栄養バランスを崩す結果となる。また、脂肪分の少ない肉ほど同量あたりで多くのたんぱく質を含むため、肉の種類や部位によって与える量を調整しよう。さらに、ジャーキーは水分が元の食材より少ないため、食間に与えすぎると胃の中で胃液を吸って膨らみ、食事の時間に空腹感がなく食欲が低下することがある。食間に与える場合は食事がしっかりと食べられる量をあげよう。また、乾燥した食品は消化に時間がかかるため、環境の変化がある時や寝る前など胃の動きが停滞するタイミングで与えるのは避けること。
Q.どのくらい日持ちするの?オススメの保存方法は?
手作りジャーキーは1週間くらいで食べきる量を作り、小分けにしてラップに包み冷蔵庫で保存する。多めに作った場合は、小分けにしてラップをしてからホイルに包み、冷凍庫で保存すれば1ヶ月程度で保存可能。しかし、風味が悪くならないうちに食べないと手作りの意味がなくなるので、できるだけ早く食べきろう。
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コーギースタイル Vol.33『意外と簡単! お得でヘルシー♪ おうちで手作りジャーキー』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。