【美ボディに至る道】理想的な健康体型の秘訣は飼い主との絆!

見ためも性格も愛らしさいっぱいのコーギーたち。愛犬をより輝かせたいと思う飼い主も多いはず。コーギーらしい美ボティを目指すにはどうしたらいいのか探ってみよう。
 

 

コーギーの美ボディとは?

コーギーだけに限らず、純血犬種といわれる犬には、それぞれスタンダード(犬種標準)というものがある。体重や体格、骨格、毛色、特性など、その犬種の理想を定めたものだ。

犬種を保存し、理想の姿に近づけるようにと、多くのブリーダーが努力を続けている。そして、その犬がいかにスタンダードに近づけているか競うのがドッグショーになる。

ショードッグであれば、当然、コーギーのスタンダードにより近いということが美しさの基準にはなってくる。

しかし、家庭犬ならば、まずはその犬の体格にあった体重を維持し、適度な筋肉が付いていること。そして、何よりも飼い主と信頼関係ができている犬は、活き活きとしていて、とても美しい。

子犬から成犬へと成長し、コーギーの美しさが完成されるのは、4歳頃。今回登場するコーギーはちょうど4歳。年齢的にまさに美ボディとして完成された状態だ。

2匹をモデルとして、コーギーが美しく見えるポイントを紹介しよう。

……暗褐色の目は輝きを持つ。大好きな飼い主を見つめる時は、より一段とキラキラと輝いて見える。目だけでなく鼻の色も黒いことが美しいコーギーの基本。

 

……鼻先から耳の先端までを線で結んで逆三角形になるのがスタンダード。

 

背中……真横から犬を見た時に、背中のライン(背線)が真っ直ぐになっているのが美しい状態。上から見た時に腰に適度なくびれがあるのも大切。

 

お尻……コーギーのチャームポイントのひとつでもあるお尻。キュッと引き締まって適度にハリがある。

 

前足……立っている時に足先は真っ直ぐ前を向いていることが美しい。

 

美ボディを作るための心得

 
1.適切な運動とトレーニングを行う

筋肉をつける、骨を丈夫にする、肥満にさせないなど、美ボディを目指すためには運動は欠かせない。だからと言って激しすぎる運動は、背中や腰に負担をかけるので気をつけたい。トレーニングは体を動かすことにもなるが、できたことにほめられ、ごほうびがもらえることで、犬は楽しくなる。信頼関係を築くことにもつながっていくのだ。

飼い主と一緒に楽しくトレーニングをすることは、美ボディになるだけでなく、日常の中でさまざまなことに役立つ。ドッグダンスやアジリティなども楽しむことができる。

毎日の散歩も欠かせないことのひとつ。運動としてはもちろんだが、日光を浴びて、外の空気やにおいに触れることは、犬にとっても良い刺激にもなる。

時にはドッグランなど、安全な場所で愛犬を思い切り走らせてあげよう。コーギーは本来、牧畜犬だっただけに走ることが大好き。ただし、呼び戻しができていることも重要。

 
2.飼い主との絆を深める

お互いの信頼関係を築いていくことも、愛犬の美ボディ作りには欠かせない。運動のためにと散歩をさせていても、犬がグイグイと先に歩いてしまっていては、飼い主は置いてきぼりだ。

例えば、「今日はいい天気だね」「楽しいね」と愛犬に声をかけたりするなど、ただ単に歩くだけでなく、飼い主の存在を感じさせる散歩を心がけていきたい。

ドッグランでも犬を放ったままではなく、コミュニケーションをとる。「オイデ」で戻ってきたら、その都度ごほうびを与えるようにしていけば、呼び戻しの練習の強化にもなる。

散歩の途中でベンチで休憩し、愛犬とコミュニケーションをとるのもひとつ。オスワリマテの練習になるだけでなく、やさしく声をかけてあげることで絆もより深まるはず。

さまざまなことを通して、愛犬との絆を深めていこう。そうすれば散歩中も飼い主のことを意識してくれて、引っ張りなどもなくなるもの。お互いが楽しくなれる散歩を。

 
3.愛犬の体を客観的にチェックする

体のどこかに異常はないか、体型維持はできているかなど、愛犬をチェックしておくことは大切。スキンシップを兼ねて、全身をやさしく撫でてあげたり、ブラッシングなどのお手入れの際でもいい。

普段からよく見て、よく触っておけば、ちょっとした変化にもすぐに気づくことができる。早めに異常を見つけることで、病気の早期発見・治療にも。

愛犬とスキンシップをとりながら、全身をチェック。信頼関係ができていれば、どこを触られても嫌がることもない。子犬の頃から体を触ることを習慣にしておきたい

鏡を使って愛犬の体型チェックをするのもいい。こうすることで、客観的に観察できるとのこと。背中のラインやお腹のたるみなどの変化がわかりやすいそうだ。

 
■信頼関係を築き体も心も美しく育てる

コーギーらしい美ボディを作るためには、まずは適切な運動を心がけよう。運動不足はもちろん、過度な運動で無理しすぎても健康を損ねる可能性がある。ジャンプなどは、やりすぎると背中や腰を痛めることもあるので、散歩を十分に行うことや、安心安全な場所で走らせてあげるなどがいいだろう。

また、運動以外では毎日のトレーニングも、愛犬の美ボディ作りにつながっていく。トレーニングは体も頭も使う。そして、何よりもコーギーは飼い主と一緒に何かをすることが好きな犬が多い。それだけに飼い主と楽しくトレーニングをするというのは、犬にとって体だけでなく、心も活き活きとしてくるものだ。

日々の生活やトレーニングを通して信頼関係を深めていき、飼い主と愛犬との意思疎通ができるようになっておけば、さまざまな面においてスムーズにいくようになってくる。

信頼関係ができていれば、体のどこでも触らせてくれるし、そうすれば体に異変がないか毎日チェックすることができる。

そうしたケアが行き届けば、愛犬も健康で活き活きとした美ボディとなり、すべてがうまく循環していくだろう。

 

年齢があがっても美ボディは作れる

犬の場合、7歳を過ぎた頃からシニアと呼ばれるようになってくる。7歳までの時間よりも、むしろシニアになってからの方が長い。

愛犬が若い頃から好きなことを見つけて、それを続けていく。年齢に関係なく、新たに楽しいことを始めてもいい。

確かに年齢を重ねるにつれ、いくら若く見えていたとしても、衰えてしまう部分はある。

だが、好きなこと、ワクワクすることで内面が充実していれば、美ボディやそれを維持する原動力にもつながるのだ。

 

美ボディを目指すことは健康につながる

何度も述べているように、コーギーらしい美ボディを作るには、適切な運動とトレーニングを行い、飼い主と愛犬の信頼関係を築いておくことが重要になる。

見た目だけにこだわらず、愛犬が楽しく生活し、内面からキラキラすることがポイントだ。

大好きな飼い主と一緒に何かをすること。そういったことに喜びを見出す犬は多い。使役犬として働いてきた歴史を持つコーギーはなおさらその傾向が強い。

そして、キラキラしている愛犬を見れば、自然と飼い主も嬉しくなるはず。

美ボディを目指すことは、愛犬のことをよく観察し、コミュニケーションをとることにつながる。そうすることで、愛犬に何か異変があった時もすぐに気づくことができる。

愛犬にいつまでも元気に健康でいてほしいからこそ、コーギーらしい美ボディを目指してみよう。

 
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コーギースタイル vol.40『飼い主との絆がなにより大切! 美ボディに至る道』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。
 

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