本サイトではいつも犬の性格の解説ばかりしてきたけれど、そういえば飼い主さんはどうなんだろう……?犬との暮らし方やしつけ方を見直すために、飼い主さんの性格診断をやってみよー!
飼い主さんの性格診断
質問1番から始めて、自分の気持ちや行動に近い回答の番号へ順番に移動しよう。迷ったら家族や友人に聞いてみてもOK。最後までたどり着いたら、アルファベットの項目であなたの性格を解説!
1.エレベータに乗ったらドアが開いたまま。その時のあなたの気持ちは?
閉ボタンを連打だ!→2へ
そのうち閉まるだろう→3へ
誰か閉ボタンを押して→4へ
誰かが来るかもしれない→5へ
2.犬に対する自分の態度を有名人に例えると?
高島ちさ子→6へ
二宮和也→7へ
高倉健→8へ
渡辺美奈代→9へ
3.犬がうっかりしてドジを踏んだ。どう思う?
克服するために特訓だ→6へ
あぁ、おもしろかった(笑)→7へ
情けない……→8へ
ケガしなかった?→9へ
4.友達と一緒にレストランへ行ったらかなり並んでいた。どうする?
あきらめてさっさと他のレストランへ行く→6へ
友達と気長に並ぶことを提案する→7へ
何とかして早く入れる方法を考える→8へ
待ち時間を聞いて友達と相談する→9へ
5.みんなが意見を出し合って終わらない会議。その時のあなたの気持ちは?
事件は現場で起きているんだ→6へ
時間はたっぷりあるから話し合おう→7へ
そもそも会議など必要ない→8へ
いい案が出るといいな→9へ
6.あなたは計画を立てて、さらに前倒しして行動するタイプ?
YES→10へ
NO→11へ
7.犬の散歩や食事の時間は、いつも飼い主の予定で決めている。
YES→12へ
NO→13へ
8.あなたがよく浮かべている表情はどっちが多い?
エッヘン( ̄^ ̄)→14へ
ニコッ(^_^)→15へ
9.犬にかまいすぎてうっとしいと思われているかもしれない……
YES→16へ
NO→17へ
10.留守中、犬がイタズラしちゃった。その時のあなたの気持ちは?
ちゃんとしつけなければ!→18へ
やっちゃったものはしょうがない→20へ
主人に対する反抗か?→22へ
犬が無事でよかった~→24へ
11.パソコンもしくは携帯電話にメールが届いた。どうする?
だれであろうとすぐに返信→19へ
あとでゆっくり読んで返信→21へ
必要な要件のみ返信→23へ
読んで急ぎの用件は返信→25へ
12.あなたのしゃべり方はどんな感じ?
早い口調→18へ
ゆっくりした口調→20へ
強い口調→22へ
優しい口調→24へ
13.犬と出かけたら道に迷った。声をかけるとしたら?
「最短ルートで帰ろう」→19へ
「せっかくだから楽しもう」→21へ
「自分に任せておけ」→23へ
「大丈夫?疲れてない?」→25へ
14.あなたは犬のしつけをどのように考えている?
しっかりトレーニングしたい→18へ
とりあえずオスワリくらいは……→20へ
犬は主人に従うものだ→22へ
しつけより抱きしめたい♡→24へ
15.犬と休日中にどうやって過ごしたい?
トレーニングやアジリティーに挑戦したい→19へ
お互いに好きなことをしてゆっくり過ごしたい→21へ
犬の食事や散歩などはいつもどおりを心がけたい→23へ
一緒に買物やカフェに行ったりしたい→25へ
16.犬が食べ物をおねだり。どうする?
まずは指示に従うべし→18へ
おもしろいことができたらあげよう→20へ
晩酌に付き合ってもらおうか→22へ
どれが食べたい?→24へ
17.犬の飼い主として大切なものは何だと思う?
規律→19へ
強調→21へ
威厳→23へ
愛情→25へ
18.意見が割れた時に自分の考えを通そうとする
YES→26へ
NO→27へ
19.思いつきで行動することがある
YES→22へ
NO→24へ
20.犬が言うことを聞かない。その時のあなたの気持ちは?
イラッ→26へ
まぁいいか→27へ
21.自分はその場の空気を読むのが……
苦手→23へ
得意→25へ
22.S(サディズム)とM(マゾヒズム)、どちらかといえばSだ
YES→28へ
NO→29へ
23.あなたはリーダーシップがあるほう?
YES→28へ
NO→29へ
24.大切なのは過程ではなく結果だと思う
YES→28へ
NO→29へ
25.友達とお買物へ。友達が悩んでいる時のあなたの気持ちは?
早く決めて!→28へ
のんびり待とう→29へ
26.あなたにとって理想の犬は?
いつだって飼い主の言う事を聞く犬→Aへ
いざという時に飼い主を守る犬→Cへ
27.「宿題」と聞いて思い出すことは?
いつの間にかギリギリだ~→Bへ
友達は終わったかなぁ~→Dへ
28.待ち合わせに遅れそうな時の気持ちは?
そもそも遅れない→Aへ
ちょっとくらい待たせても気にしない→Cへ
29.人に感謝するor感謝される。どちらかと言えば感謝することが多い。
YES→Bへ
NO→Cへ
Aにたどりついたアナタは……
せっかちタイプ
キビキビとした性格で、のんびり待つことが苦手。とはいえ、持ち前の好奇心を活かして、犬との暮らしを充実させることができる。
【性格の特徴】
せっかちタイプの人はすぐに結果を求める傾向がある。列に並んだりのんびり過ごしたりすることを好まないのでは?
また、このタイプの人は、教育者的な面がある。ただし、結果を早く出せる職業が向いているので、学校ではなく塾の先生に近いかもしれない。生徒の遠い将来ではなく、目の前に迫った受験に集中して結果を出すことが使命。また、株価を読んで素早く判断するデイトレーダーにも向いている。
のんびり構えるよりも、いろいろなことを試すのが好き。試行錯誤できるので、犬のしつけや暮らしでうまくいかないことがあっても、次々に試して解決に導けるだろう。
ドッグトレーナーの資質が一番あるタイプ。自分の意外な一面が見えてきた?
【性格の注意】
せっかちタイプの人は結果が伴わないことにイライラしやすいはず。すぐに結果が出せる能力は、試行錯誤によって身についていくもの。焦らず取り組むことも必要。
このタイプの人には、指示に従うのが大好きなラブラドール・レトリーバーなどの作業犬が向いているかもしれない。
【犬暮らしのポイント】
・しつけ方
しつけやトレーニングの時に、タイミングよくほめて、ごほうびをきちんと与えることが成功の鍵。犬は時間が経ってからほめられても理解できない。
指示に従う直前、あるいは従った瞬間にほめて、ごほうびを与えよう。この手間を惜しんだり、課題を進めたりしようとすれば、犬はついてこなくなるかもしれない。ごほうびを上手に活用できるなら、教え方が少々厳しくても犬は許してくれるもの。これは心理学的に「強化の法則」という。犬にも当てはまるので実践してみよう。
イライラして怒ってばかりでは結果も出ない。試行錯誤を楽しみながらトレーニングを行おう。
・暮らし方
せっかちタイプは好奇心旺盛な傾向があるので、絶えず新しいことにチャレンジするような気持ちを持ち続けるといいだろう。
散歩が上手にできるようになったら、次はドッグランへ行く、その次は旅行へ出かける。このように目標を高く持とう。
トレーニングの場合は、オスワリ、フセ、マテといった基本的なことができるようになったら、リードをはずしても呼べば戻ってくるように練習する。
新しい課題にチャレンジを続ければ、犬もその熱意に応えてお利口に育つはずだ。
また、このタイプは規律的な人が多いので、性格を生かして暮らしのルールづくりもするといいだろう。
Bにたどりついたアナタは……
マイペースタイプ
のんびりしていておおらかな性格。根気よくのんびり続けることが得意。年を重ねていく愛犬との生活を楽しめるはず。
【性格の特徴】
マイペースタイプの人はのんびりおっとり、そして物事にどっしり構える傾向がある。細かいことは気にしない、おおらかなタイプといえそう。根気よく気長にできることが向いている。
また、せっかちタイプと逆で、すぐに結果は求めない。数ヶ月先、あるいは数年先を見て仕事をする、農家やガーデナーに向いている。
例えばぶどう農家は、収穫できるようになるまで数十年かかる。自分では収穫できない、孫の代で収穫できる、といわれるくらい気長な職業。
実は犬の里親の素質が最もあるタイプ。飼い主さんは子犬の頃から育てたがるものだが、きっと成犬や老犬を迎えても愛せるはず。穏やかな愛情を注げるタイプといえるだろう。
【性格の注意】
おっとりしたマイペースタイプでも、注意が必要なことがある。おおらかな性格は、大ざっぱにつながる。つまり、ちょっと適当なところもあるわけだ。
犬のトレーニングをいい加減にしたり、適切ではない方法でやったりする可能性がある。それで『できなかったけど、まぁいいか』で終わるなら、よしとするが、中には結果が出ないことにイライラして、せっかちタイプに近づいていくケースもあるので要注意。
特に愛犬が年をとってシニアになると、できないこともだんだん増えていく。のんびり歩調を合わせてあげられるように、愛情を育んであげよう。おおらかな性格の良いところを伸ばそう。自力で難しいことがあれば、犬の専門家に相談するのも一案だ
【犬暮らしのポイント】
・しつけ方
犬のトレーニングは技術と速度が必要なので、マイペースタイプにとっては難しく感じるかもしれないが、必要最低限は教えておきたい。
まずはスリッパをかじらない、むやみに吠えない、といった目の前の課題を目標にしよう。日本犬は成長に伴いルールを守るようになるので、それほど難しくないはず。
志を高く壮大な目標を立てず、小さな目標をクリアしていくことが大切だ。進学校に行かなくてもいいけど、義務教育は終わらせる、という気持ちで教えよう。目標を順調にクリアできたら、大きな目標を立ててもOK。持ち前の気長な性格を生かしてじっくり取り組もう。
・暮らし方
変化がない暮らしを続けるうちに、ちょっと適当な面が顔を出すことがあるかもしれない。
例えば散歩をサボったり、ゴハンの時間がルーズになったり。すでに心当たりがある方がいるかも? これらの習慣は犬にとっては大切なことなので、習慣としてきちんと続けてあげたい。
また、犬が見つめたり良いことをしたりしても、ほめることなく済ませてしまう可能性がある。犬は愛情を注げばちゃんと返してくれるので、声かけなどで愛情をしっかり伝えてあげたい。
最低限のトレーニングを終えた後はのんびり暮らしてもいいが、愛情は注ぎ続けよう。
Cにたどりついたアナタは……
家長タイプ
自信家で物事を自分の判断でどんどん進める。リーダーシップを上手に発揮できればよいが、一歩間違えるとワンマン社長に……。
【性格の特徴】
あなたは古き良き頑固オヤジタイプ。昔であれば、自分の一声で全てを決める社長のようなイメージ。現代の家長タイプとはズバリ、自信家のことだ。権威主義であり、独裁的な一面もある。自分の考えで物事をどんどん進める傾向があり、良く言えばリーダーシップがある。
しかし、一歩間違えると、一声で部下を動かせると思っているワンマン社長になりそう。この性格がプラスに働けば、ベンチャー企業の社長として成功するだろう。いっそのこと、部下を雇わない自営業の経営者もあり。
また、せっかちタイプと同じように、規律的な一面も持っているタイプ。良し悪しは別にして態度に一貫性はありそう。
【性格の注意】
リーダーシップを発揮できていればいいが、そうでない方は要注意。ワンマン社長は、部下も犬も命令すれば何でもやると思っている。でも実は怖いから従っているだけだったりして。
部下と犬に慕われている方は、ちゃんとほめて報酬も与えている。犬も生き物なので、ほめてもらえなければやってられない(笑)。愛犬がオドオドしながら顔色をうかがうようになっていないだろうか? 犬と接する時には、やさしい視線や口調を心がけてみよう。それがごほうびになる。
相手を怖がらせない態度を心がけ、リーダーシップを上手に磨いていこう。まずは鏡の前で笑顔と発声の練習を。部下ともさらにうまくいくかも!
関連記事:【犬が飼い主にジャッジ!】実はきびしい!?柴犬式・人への評価の下し方
【犬暮らしのポイント】
・しつけ方
もし愛犬が見つめるだけで緊張して固まるようであれば、無理をせず専門家に相談すること。問題なければ、犬が喜ぶごほうび(オヤツ)を見つけ、それを与えながらトレーニング始めよう。
ごほうびを賄賂のように感じて、与えることを好まない人もいるが、かの忠犬ハチ公もごほうびに焼き鳥をもらっていた。それでも忠犬の代名詞になっていることを思い出そう。
部下に報酬が必要なのと同じく、犬にも必要である。すでに覚えているオスワリなどの復習から始めて、飼い主もごほうびの与え方を学ぼう。互いに経験を積めば、やさしい視線や口調をごほうびにできる。
・暮らし方
まずは愛犬が喜ぶ姿を見る機会を増やすとよいだろう。例えば、自宅ではスキンシップ、散歩中はボール遊びなど、生活に犬が喜ぶことを取り入れてみよう。
犬は人の言葉がわからなくても表情や口調には敏感なので、怖がられないように気をつけたい。
実は犬との付き合い方は、人付き合いにも役立つ。無駄なスキルを磨いているわけではないと思って続けよう。規律的な一面を生かし、最初は自分に犬と過ごす時間を課してもOK。
今まで問題なくうまくいっている場合も、現代の家長を目指してみては? 飼い主からもらうごほうびは、犬にとって特別な報酬になるはずだ。
Dにたどりついたアナタは……
甘ちゃんタイプ
思いやりがある性格で世話をすることが大好き。人にも愛情深く接することができる。ただし、日本犬にはうっとうしがられるかも。
【性格の特徴】
このタイプは思いやり深く、世話をするのが好きな人。困った人ばかりか、困っていない人にも世話を焼く、少々おせっかいの一面があるかもしれない。すごく気配りができるタイプ。
ちなみに性格的にはMの方が多い傾向がある。犬の召使いのようになって喜んでいる飼い主さん、あなたのことだ(笑)。でも犬としては、甘やかしてもらえてうれしいと思っているはずだ。
心理学の研究で、動物が好きな人は人も愛せることが明らかになっている。愛犬をかわいがるように、人にもやさしく接することができるだろう。看護師や介護福祉士が向いているはず。
愛情が重すぎて犬にうっとうしいと思われている方、あり余る気持ちを別の相手に向けてみては?
【性格の注意】
叱られることなく甘やかされるだけの環境は、犬にとって心地よいかもしれない。しかし、このような接し方が続くと、犬が自分を王様と勘違いして、傍若無人に振る舞うようになることも。
中国では『一人っ子政策』が実施されている間に生まれた子が甘やかされた結果、我が身だけがかわいくて人の言うことを聞かない、わがままな性格の人に育ってしまったケースがある。『エンペラー症候群』といわれている。
犬も甘やかされてばかりでは、同じようになる可能性が。愛のムチを入れる必要はないが、けじめをつけるように心がけたい。
【犬暮らしのポイント】
しつけ方:
犬を甘やかしてわがままに育ててしまっても、飼い主はそれでいいのかもしれない。しかし、散歩や動物病院への通院など、犬を連れて外出しなければならない時は多い。愛犬が人の社会で生きていくうえで必要な最低限のマナーは教えておきたい。
甘やかされた期間が長ければ、最初は犬が抵抗するかもしれないが、心を鬼にして実行すること。専門家の助けを借りてもOK。
トレーニングの時にごほうびを与えるのはよいが、「おねだりするから」といってオヤツを与えるのはダメ。最低限のマナーを覚えたら、次は人の社会で愛される犬を目指して取り組んでみては?
・暮らし方
犬と触れ合う時間が長いのはよいことだが、甘ちゃんタイプの場合、長すぎる可能性が高い。犬の気持ちを尊重しながら、コミュニケーションを図ることも大切だ。
重すぎる愛情を分けるために、2頭目を検討するのはあり! とはいえ、愛犬の性格から慎重に判断しよう。もしくは、「何かしてあげたい」という世話好きの気持ちを別の方に向けるのも一案だ。
例えば犬のために洋服やオヤツを作ってみるとか。犬にウザがられながら過ごすより、互いにとって有意義な時間の使い方を考えてみよう。
犬は人に良い影響を与えてくれている
どんな性格の人にとっても、犬を飼うのはすごく良いこと。自分以外の者に愛情を注ぎ、世話をする経験が共感を育み、「困っている人を放っておけない」と助け合いの精神も身につけられる。
自分の性格に良い影響を与えてくれる愛犬に感謝!
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Shi‐Ba vol.92『柴犬のしつけ方・暮らし方に役立つ 飼い主の性格診断』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。