小さくてかわいいペットに癒されたいのは人間だけじゃなかった!? ということで、異種の動物と暮らし、ペットの飼い主気分を味わう(?)柴犬たちの暮らしを考えてみました。最後には、全柴犬が憧れるようなペットとの暮らしをご提案。はたして、実際に柴犬とぴったりなのは鳥か、カメか、それとも……。
1.柴犬がペットを飼うなら?
□ペットその1.金魚
□ペットその2.小鳥
□ペットその3.猫
□ペットその4.カメ
□ペットその5.リス
□ペットその6.ウサギ
□ペットその7.ヘビ
2.一人寂しく暮らす柴犬に相棒は必要?
柴犬がペットを飼うなら?
あくまでもそれぞれの生き物の一般的なイメージに、想像力を付け加えたものなので、話半分で楽しんでいただきたい。
□ペットその1.金魚
【ペットの基本性格】
基本は臆病。水槽の近くで何かが動けば、サッと向きを変えて見ないようにしてる。それ以外の時は、体が小さいわりに悠然とした雰囲気をかもしつつ、ゆらゆらと漂っている。
【メリット】
・気軽に飼育できること
・とても静かで癒し効果大
【デメリット】
・水のニオイが気になるか
・柴犬にとっては格好の標的?
【予想飼育風景】
柴犬に限らず、猫でも似たような絵が想像できる。前足で水槽の中をかき回し、金魚をパニック状態に陥れる……。実際にそのような光景を見たことはないが、隙あらばいつか……、といった表情の柴は見たことがある。
□ペットその2.小鳥
【ペットの基本性格】
飛び道具(?)を持っているからか、意外と大胆。接近しても、ひょいと柴犬の手をかいくぐる瞬発力も魅力。案外、人懐こいところもあり、家族を和ませる力も備えている。
【メリット】
・負担にならない飼育費用
・コミュニケーションをとることが可能
【デメリット】
・朝は超早起きでさえずる
・意外と抜けた羽が散らばる
【予想飼育風景】
羽を広げて飛ぶ、という行為に対して、柴犬がどの程度興味を示すかで大きく変わってくるだろう。羽ばたきやそれに伴う動きが気になる性格だと、それを追って跳ね回り、一日中賑やかになるはず。
□ペットその3.猫
【ペットの基本性格】
猫と柴犬は対照的な面が多いことは、柴犬を飼っている方なら実感しているはず。気まぐれでノリが悪く、ケンカが意外に強いという、嫌な存在であることは間違いなし。
【メリット】
・それほどしつこくない
・抱いて眠れば暖かい
【デメリット】
・いて欲しい時にいない
・猫パンチは意外とイタイ
【予想飼育風景】
柴犬が猫を気にし、猫は遠目にそれを眺めつつ、プイと姿を消す。というのが、ベーシックスタイルか。思いっきり仲が悪くなるか、無関心を装おうかの2パターンが主流となるだろう。まれに仲良しもあり。
□ペットその4.カメ
【ペットの基本性格】
みなさんご存知の通り、マイペースなカメ。だが、考えているよりも俊敏で軽快な素振りを見せることもあり。引っ込み思案に思えるのは、頭と手足を隠せるからか。
【メリット】
・室内外ともに生存可能
・シャンプーはラクチンだ
【デメリット】
・馬耳東風的なところ?
・どんどん巨大に
【予想飼育風景】
動きのスピードが、犬にとっては不可解かも。生きているのか、それとも生き物ではないのか……、との迷いも。一緒に散歩に出かけても、あまりにもカメの歩くスピードが遅すぎて、柴犬はちょっとイライラか。
□ペットその5.リス
【ペットの基本性格】
まわりには自分よりも体の大きな生き物が多いせいか、いつも周囲を伺いつつビクビクして過ごしている。そのくせ、両手で持ったヒマワリのタネは絶対に離さない意志の強さもあり。
【メリット】
・飼育スペースが小さくていい
・ポケットにも収まるサイズ
【デメリット】
・昼夜問わない激しい運動
・増殖スピードの速さ
【予想飼育風景】
籠の中にいる限り、危害はほとんど加えられないだろうが、リスはドキドキ、柴犬はイライラが募るかも。食べ散らかしたリスのエサに、どんな反応をするかで印象は変わるか。
□ペットその6.ウサギ
【ペットの基本性格】
一般的には慎重で臆病。いろいろな生き物に狙われてきた歴史が、DNAに刻まれているのか。横柄なウサギというものは見たことがない。食に対する執着は強そうだが。
【メリット】
・おとなしく控えめな存在感
・見ているだけで和める
【デメリット】
・コミュニケーションをとることが難しい
・意外とニオイが気になるかも
【予想飼育風景】
柴犬が来るだけでもうビクビク。絶対に隔離しておくことはもちろん、ケージ越しの対面でもショックで気を失ってしまいそうだ。柴犬はそんなウサギでもフワフワとかわいいので気になって仕方ないだろう。
□ペットその7.ヘビ
【ペットの基本性格】
常に周囲に目を配り、食べ物を見つけたり危険を察知する能力に優れている、と思う。姿形のわりに存在感があるのは、目に力があるからか。
【メリット】
・散歩は必要ない
・抜け毛の心配もない
【デメリット】
・巻きついてくると厄介
・撫でてもぬくもりがない
【予想飼育風景】
ヘビも柴犬にとっては異質な生物に見えるはず。妙な動きに手を出すと、いきなりすばやい動きで威嚇されたりして、ちょっとドキドキかもしれない。巻きフンと間違える? ということはまずないと思われる。
一人寂しく暮らす柴犬に相棒は必要?
よく、1匹でかわいそうだからもう1匹、といって多頭飼いをはじめたという話を聞く。同様の理由で、犬以外の生き物をパートナーとして連れてくるのも「あり」だろう。
ただその場合、柴犬がその生き物に対してどのような反応を示すかは、なかなか想像することが難しい。そんな悩みをお持ちの方には多少のお役には立てたと思う(本当か?)。
犬以外の生き物との生活、はじめはかなり神経を使うことだろう。どんな生き物がいいのかを選んでいく作業も、あまり簡単ではない。柴犬に「どんなペットが欲しいの?」と聞くわけにもいかない。
そんな時、一番手っ取り早い方法は、お父さんをペットにしてしまうこと。これが編集部での結論!お金も手間もかからず、柴犬にとってはすでにお馴染みの存在。これほどの適任者っているだろうか。
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Shi‐Ba vol.45『古今東西異種多頭飼いエピソード集 柴犬だってペットを飼ってみたいんです。』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。