プードルのおしっこ問題を解決!もう「あるある」じゃ済まされない!

プードルのおしっこ問題

今回はプードルのおしっこにまつわるトラブルをあれこれ探ってみよう。笑ってばかりいられないこともあるので要注意!
 

 

プードルのおしっこ問題あるある

 
■マーキングの回数が多い

【理由】自己主張が強いので何度もマーキングしたがる
「オレ様参上」「オレの縄張り」という自己主張が強い犬はマーキング回数が多い。「あら、おしっこなのね~」など曖昧に許してしまったのも原因。

 
【対策】近所の家の塀や門柱のにおいを嗅がせないこと
やりたいままマーキングさせるのは、マナー的にもNG。ご近所トラブルに発展する前にやめさせよう。また、マーキングは去勢をすることでほぼ抑えられる

 
【つながる問題】外でマーキングしたいので室内でトイレをしなくなる
室内でトイレをしないと、長時間の留守番をさせられないし、飼い主は常に犬の排泄を考えて外出しなければならなくなる。大雨の日や飼い主の体調が悪い日なども困る。おしっこを我慢しすぎると、泌尿器系の病気に発展してしまうことも。

 
■してほしい所でできない

【理由】きちんと教えられていない可能性が
トイレトレイは置いているが、部屋中のいろいろな場所で排泄してしまう。飼い主は「きちんとしつけをしている」というが、実は正しく教えられていない可能性が。

 
【対策】ワンツートレーニングを実施する
しつけを一からやり直してほしい。正しい所でしている最中に「ワンツー、ワンツー」と声がけしながら排泄をさせる。それが習慣になると声がけが排尿のサインになる。

 
■「シートを替えて」と吠える

プードルのおしっこ問題

【理由】シートがおしっこで濡れているのを嫌がる
きれい好きな犬の場合、おしっこで濡れたシートを踏んで、自分の足が汚れるのを嫌がるため、「替えてほしい」と訴えることも。

 
【対策】キレイ好きな犬ならできるだけ交換してあげる
絶対に踏みたくないキレイ好きな犬なら、トイレトレイを避けて粗相につながることも。嫌がるようだったら可能な限り取り替えてやろう。

 
■外出先で排泄できない

【理由】散歩の時に排泄するのが習慣になった
子犬の時に室内で粗相をして怒られたり、おしっこの度に外に出ていたりしたために、家の中で排泄ができなくなってしまった。そのため散歩の時だけおしっこをする習慣がついてしまっている。大雨の日などはとても困る。

 
【対策】室内で排泄をしてから散歩に行く
この習慣を改善するには、排泄をしたら散歩に行くという報酬を与える。散歩の時間で行くのではなくて、ここで正しくトイレができたら散歩に行きましょうという状態にする。それに加えて「ワンツー」の声がけをする。

 
■足を上げて的が外れる

プードルのおしっこ問題

【理由】マーキングのため高い位置におしっこをかけようとする
自身を主張したいオラオラ系や、自信満々のオレ様気質のオスは、勢いよく足をあげ、できるだけ高い位置におしっこをかけたがる。逆に平和主義者のオスは、ほどほどの位置にかける。

 
【対策】ペットボトルにシーツを巻いておしっこ用のタワーをつくる
電柱に尿をかける犬の習性を利用し、ペットボトルにシートを巻き、トイレトレーのど真ん中に設置。または、サークルの内側に暖簾のようにシートを垂らし飛び散らないようにするのも効果的。

 
関連記事:【室内トイレへの道!】愛犬が好むトイレの条件・設置場所、シートの選び方

 
■小出しにしたり、したフリをする

【理由】マーキングやオヤツのための行動
マーキングの傾向が強い犬や、排泄の度にオヤツを与えていると、おしっこの小出しや、したフリをするようになることも。トイレの近くに行き、回りながら飼い主をチラチラ見たりする、したたかな犬もいる。

 
【対策】絶対に相手にせず知らんふりをする
絶対にリアクションしてはいけない。「飼い主はそういう態度は望んでいません」という姿勢を貫き通し知らんふりをする。「今してなかったじゃない」や「どうしてそういうことするの」とかまってしまうのも犬の思うツボ。飼い主はプードルの気引き行為に乗っかってはいけない。

 
■オヤツを必ずほしがる

プードルのおしっこ問題

【理由】オヤツをあげてほめ過ぎたのが原因
トイレのしつけを“ごほうび制度”にしたら、オヤツほしさに少量のおしっこを何度も何度もするようになってしまった。あげないとオヤツの棚の前でジーっと待つことも。

 
【対策】オヤツをあげるのはよくできた時だけ
むやみやたらにあげるのはNG。「今のおしっこはあげないよ」というメリハリをしっかりつけ、よくできた時だけあげるようにする。

 
■できるはずなのに粗相をすることがある

【理由】かまってちゃんの気引き行為が多い
頭が良いとされるプードルは「気引き行為」を行う犬が比較的目立つ。原因として考えられるのは、普段から飼い主が構い過ぎていたり、オヤツをもらおうとする演技だったりする。双方に依存度が高いのも理由の一つだ。

 
【対策】すぐに片付けずしばらく経って始末
賢い犬は「オシッコをやればすぐに片付けてくれる」など注目してもらうにはどうすればいいかを常に考えている。粗相をすぐ片付けると、その後も粗相が気引き行為として残る。粗相はすぐに片付けず、しばらくして淡々と始末すること。

 

何が正しい?外での排泄処理

プードルのおしっこ問題

■コンクリートの上なら……

トイレシートを活用する
コンクリートやアスファルトの上でおしっこをしたら、まずトイレシートで吸い取って、残った部分は水でサッと流すようにする。最初から水で流すと、広げてしまうのでできれば避けたい。

 
■草・土の上なら……

軽く水で流す
道路やコンクリートと異なり、公園や散歩道などの草むらや土の上など、地面に染みこんでいく場所なら、おしっこは水で軽く流す程度でも、ある程度は許容範囲。ただし限度はあるので自己責任で。

 
▼コンクリートや土・草むらで異なる対処法を

散歩の途中での排泄処理は一体なにが正しいのか。一般的には水で流すのがマナーだが、余計に広がることもあり頭を悩ます。

散歩ではトイレシートを持ち歩き、吸い取ることをおすすめしたい。シートは、ハサミで切って四分割しておくと経済的。

さらに上を行くなら、外でもシートの上でできるようにトレーニングするといい。そうするとどんな場所でも排泄することができる。

 

気持ちに余裕を持ち手間ひまかけて取り組む

さて、いくら対策を講じてもすぐには完璧にいかないことも多い。その際、愛犬が失敗したとしても、叱らないでほしい。おしっこをすること自体が、悪いことだと学習してしまっては元も子もない。

また、慌てるのもNG。犬は、飼い主が慌てる姿を見て面白くなり、いろいろな場所でやりたくなるもの。もし粗相をしたら、そ知らぬ顔でクールに迅速に行動。それが鉄則だ。

さて、いくらプードルが賢いといっても、大方の犬の知能は、人間に例えると3歳から4歳くらいなんだとか。トイレを失敗したら、つい飼い主の方がイライラしたり、クヨクヨしたりしてしまう。

そして、よくないことに、そんな人間の気持ちは犬に伝わってしまう。だからこそ、余裕やゆとりを持って、おしっこの問題に向き合ってほしい。

犬のおしっこトラブルは、とにかく飼い主の心がけ次第で解決できる。手間ひまかけるのを惜しまずに、じっくり取り組むことが大切だ。

 
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プードルスタイル vol.18『「プードルは賢いから教えなくてもできる」=都市伝説です!おしっこ問題についてしっかり考えてみた。』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。
 

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