狭い場所を好んだり、挟まれて満足気だったりするコーギーさんたち……。コーギーさんたちがどこで、どんな時に、どんな挟まり方をしているのか、そーっと覗いてみました。ヘエ~ッ! なるほど! の連続!?
挟まれたいの……
やっぱり真ん中がいいね!
人の間に無理矢理顔を突っ込み、体をねじり込むコーギーさん。決して前に出てこない。挟まれたいんだもんね!
頭だけでもいいんですか?
狭い場所ならどこでもok! どうにかソファの下に潜り込もうと孤軍奮闘中。まさに頭隠して尻隠さず!?
両足の間でキマリ!
ヘソ天でうっとりリラックス~。気持ちが良すぎて眠気が襲ってくるんだよね。
鼻で引き戸を開けたらフリーズ!?
鼻を引き度の隙間に突っ込んで、扉を無理矢理開ける。その後なぜか固まる……。
電信柱に体をこすりつけて歩くよ!
散歩中は道路の際を歩くのが基本。電信柱と側溝の間はお気に入り! 一応挟まれている!?
なぜコーギーは挟まれたい?
大昔、犬の祖先であるオオカミは出産、子育て、休息、狩猟や貯食のために洞窟のような狭い場所を利用して、巣作りをした。
そんなオオカミの血を受け継ぐ犬も、狭い場所を好む。
その理由は、安全を確保するため、愛着対象への接触で安心感を得るため、食物を獲得して貯蔵したり、隠しておくためと考えられる。
また、動物にとって巣穴など身を隠せる場所は、他者の気配や視線を遮断することができるので、ストレスがかからず精神的に落ち着く。そのため、家庭の中や移動の際に使うクレートは、巣穴の役目を果たしているとも言える。
コーギーは、牛のかかとやくるぶしに噛みついて群れを操縦する役目を担っていた、ヒーラーと呼ばれる牧畜犬の一種。
そのため、動物に対する追尾行動が遺伝的に強く発現する犬種だと思われる。動物や動くものを追いかける探索行動も盛んで、隙間にどんどん入っていくという傾向が他の犬種よりも頻繁に見られるかもしれない。
撫でられたり、抱っこされたり、挟まれるなどの接触を好むのは、適度な圧迫感により心地いい安心感が得られるため。アメリカの心理学者、ハーローのアカゲザルの愛着の実験によると、接触の快適さが何よりも重要だという結果が出ている。
愛犬が狭い場所でくつろいでいたら邪魔をせずに見守ってあげよう。そして、家族とのスキンシップを求めてきたら、思う存分、その欲求を満たしてあげるといいだろう。
犬の挟まれたいQ&A
Q.隙間が好きなのはオス、メス、どちら?
繁殖、出産、子育てなどを安心して行えるよう、安全な場所を確保するための巣作りはメスの仕事。もしかしたら巣作りの観点からみると、メスの方が狭い所に潜り込むなどの隙間好きの傾向は強いかもしれない(証拠やデータはありません)。
Q.狭い場所をより快適にする方法ってあるの?
愛犬が落ち着いて、リラックスできるように手触りのいい、やわらかな毛布やタオルなどを用意してあげよう。体温保持のために役立つだけではなく、ふわふわした毛を持つ、自分以外の存在を感じさせるような安心感を得ることができる。
Q.犬によって狭い場所が苦手なのはなぜ?
本来、巣穴で暮らす犬にとって狭い場所は安全が確保されている安心の場として認識されている。しかし、学習により狭い場所が恐怖になってしまうことも。例えば、キャリーケースに入れられて動物病院で怖い思いをすると、狭くて落ち着けるはずのキャリーケースが怖くて、嫌な場所になってしまう。
Q.狭い場所に入った時に注意する点は何?
狭い場所は犬にとって、安心の場であり、侵されたくない場所。つまり、パーソナルスペースと言ってもいいだろう。そんな場所を侵されるのは不快極まりないこと。邪魔をしたり、強制的な方法で退去させたりせずに、ひたすら待つことが賢明。
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コーギースタイル Vol.38『家でも外でも隙間を見つけては潜り込む コギさんの気持ちが知りたーい!!挟まれたいの……』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。