犬びより

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嫌味な愛犬自慢に聞こえない!誰とでも10分程度お散歩トークができる話し方

2018/10/18

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犬を散歩させている時に出会う愛犬家たちと、あなたはちゃんとコミュニケーションできていますか?せっかく犬を飼っているのに、親しい犬友がなかなか出来ないなんて嘆いている人は、この記事を参考に会話のルールを学ぶことから始めてみてはいかが?

 

相手の犬の良い部分を見つけて褒めてあげよう

散歩の途中で初対面の愛犬家と親しくなるには、まずは「どんなふうに話しかけるか?」が重要となります。相手の警戒心を解くための会話導入術としておすすめなのが「賢そうなワンちゃんだなぁ」「きれいな毛並みですね」などと、相手の犬の良い部分をどこか一箇所見つけて、ほめてあげることです。お世辞だと分かっていても、愛犬のことをほめられて気を悪くする人はいません。

ほめるべきところが見つからない犬の場合でもモノは言いようです。たとえリードをぐいぐい引っぱって落ち着きがない犬であっても「元気がいいなぁ。散歩がうれしくてたまらないんですね」と、言葉の選び方次第でマイナス要素をプラスに転化することは可能です。

また、見たままの印象をただ伝えるのではなく「すごく元気がよさそうだけど、何歳なんですか?」「がっしりしているけど、フードは何を食べさせているの?」と、疑問形で話しかけることも会話では非常に重要となります。逆に相手から話しかけられた場合も同じく疑問形で返す。そうすることで言葉のキャッチボールが自然に生まれてくるというわけです。

とにかく自分のことを話す前に、まずは相手の話に耳を傾ける姿勢を持つ。意識して会話を心がけるだけでもまったく違ってきます。話すよりも聞くことこそがコミュニケーションの基本であることをお忘れなく!

 

散歩の途中の会話は情報交換の役目も果たす

トークの指南本を見ると「会話の際には相手の目を見て話すべし」などと書かれていることが多いようですが、犬と一緒の会話においては、このルールは必ずしも当てはまりません。まずは姿勢を低くして犬とアイコンタクトをとりながら「かわいいね~、名前はなんていうのかな?」と、犬に直接話しかけてみましょう。そのほうが飼い主と目を合わせながらしゃべるよりも「この人は本当に犬が好きなんだなぁ」と、相手に安心感を与えます。

愛犬の名前や年齢などをひととおり聞いた後、何を話題にしていいのか迷った時は、とりあえずは犬の健康管理(去勢の有無・フードの種類など)や、ペット病院やドッグランなどのご近所情報を話題にするのがおすすめ。犬を飼っている人なら誰もが興味を持っているネタなので、しばらくは会話が途切れる心配はないはずです。

 

愛犬トーク術はビジネスや日常生活でも役立つ

散歩での会話もビジネス会話も「人の話をじっくり聞きながら、相手の興味ありそうなネタを見つけて話題を膨らませていく」という部分では共通しています。

まずは聞き上手になることが会話の達人のへの近道です。

 

愛犬トークお悩み相談室

Q.散歩の途中の立ち話は何分で切り上げるべき?
話が盛り上がると時間が経つのを忘れてしまいがちですが、基本的に散歩会話の所要時間は10分程度と考えておきましょう。散歩の主役はあくまで愛犬です。せっかく念願の散歩に出かけたのに、飼い主の会話に延々つき合わされている犬の気持ちを考えたら、立ち話に長時間を割くのはかわいそうです。また、あなたが暇だからといって、相手の飼い主も暇だとは限りません。こちらから話かけてみて、相手があまりのってこないようなら、サクっと切り上げる潔さも必要です。

 
Q.飼い主のプライベートはどこまで聞いていいの?
会話が弾むとつい「お仕事は何をされてるの?」「何処に住んでいるの?」といった個人情報を訊ねたくもなりますが、初対面の場合はあまり詮索し過ぎないように気をつけたいものです。相手から話し始めた場合は問題ありませんが、プライベートについて訊ねるのは、できれば何度か会って気心が知れてからのほうがいいでしょう。「リストラされて今は無職なんです」といきなり告白されても、逆に聞いたほうが、なんと声をかけていいのか困ってしまいますからね。

 
Q.犬を連れていない人に話しかけられたらどうする?
犬同伴でもないのに「あら、かわいいワンちゃんですねぇ」とわざわざ話しかけてくる人は、飼っていなくとも大の犬好きであることがほとんどです。触ってみたい、あるいは犬について聞きたいことがあるから話しかけてきたと思って間違いありません。笑顔で対応してあげましょう。ただし、チビッコが「あ~、ワンちゃんだ」と近づいてきた場合には注意が必要です。いきなり手を出してガブリっという事故も少なくありません。リードを短く持って、チビッコに犬が飛びつかないように距離を持って接しましょう。

 

親バカぶりを発揮しても自覚があれば自慢にはならない

飼い主のなかには自分の愛犬の自慢話ばかりを延々と話し始める人もいますが、会話には「許される自慢話」と「敬遠される自慢話」の2種類が存在すると思っておいていいでしょう。

まず「父親がチャンピオン犬で血統がいい」「高級ペットショップで、ウン十万円でこの子を買った」などという話は、単なる見栄にしか聞こえないので避けるべきです。しかし「犬と一緒に毎日散歩するようになって健康になった」「愛らしい姿を見ているだけで心が癒される」といった犬への溺愛ぶりを吐露するような自慢は、相手にもほほ笑ましく聞こえます。

「みんながかわいいわねぇ、ってこの子のことをほめてくれるんです」「頭が良くてなんでもすぐに覚えちゃう」なんていうあからさまな自慢も「私って、どうしようもない親バカですよね(笑)」というオチを最後に付け足せば、ぎりぎりノープロブレム。相手の犬もほめつつ、さりげなく愛犬を自慢する。そんなサジ加減さえわかっていれば、たとえ自慢話であっても嫌みに聞こえることはありません。

ちなみに最近の都会では近所付き合いが薄れて、地域コミュニティが崩壊しつつあるとも言われますが、それに代わるものとして注目を集めているのがペットを媒介としたコミュニティです。年齢や性別、肩書きを越えた親しい友人が近所にできるのは、想像以上に楽しいものです。まずはあれこれ考えずに「こんにちは」と声をかけてみる。それだけで散歩の楽しみはぐっと膨らむはずです。

 

必ずうまくいく!お散歩会話術の鉄則

1.話すよりも聞き役に徹するべし

2.会話は必ず疑問形で返すべし

3.飼い主にではなく犬に話しかけるべし

4.愛情のない自慢話は慎むべし

5.立ち話は10分以内で切り上げるべし

 
 
Shi‐Ba vol.53『ちょっと待った!愛犬の自慢話ばかりになっていませんか?気分よく誰とでも10分程度お散歩トークができる嫌味に聞こえない話し方⑤のルール』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。