犬びより

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犬は散歩が長いほど長生きってホント!?健脚商売で健康大繁盛!

2018/10/31

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犬は歳をとると足腰が弱くなるというけれど、その逆もしかり。足腰が弱くなると老けるのも早くなるのだ。犬といえば歩いて、走って、健脚でいることがある意味お仕事だもんね。今からでも遅くない、健脚商売始めよう!

 

犬の健脚Q&A

 

 
Q.理想の健脚の筋肉、歩き方とは?

A.がっちりした上半身、太ももでヘタれない
横から見た時、腰が肩の位置よりも高くなっていたら運動不足の証拠。理想は筋肉質でがっちりしていて、肩や太ももがしっかりしていること。お尻もキュッと引き締まっていて、上から見るとくびれがある。歩く姿も、ぴょんぴょん跳ねるのではなく自然。健脚犬は見た目も美しいのだ。

 
Q.理想の散歩量ってどのくらい?

A.体重と同じ数値のkmが理想

理想の散歩量は犬の体重と同じくらいの距離。つまり10kgの犬だったら10km。でも秋田犬などの大型犬は30kgを超えることもある。そんな長距離は難しいが、大型犬こそは十分な散歩量が必要なのだ。筋力が弱いと歳と共に自分の体重を支えきれなくなり、床ずれなどを起こしやすくなる。大型犬ほど短命なのは足腰の強さも関係あるのだ。だからこそ若いうちから健脚に育てることが大切。脚から弱りやすい大型犬ほどできるだけ運動をさせ、筋肉をつけること。しっかり散歩をさせることで関節も骨も太く丈夫になるし、代謝も高まるので皮膚も強くなる。精神衛生上にもいいのでストレス性の疾患も防げるのだ。

でもどうしても短い時間しか取れない場合はこんな方法も有効だ。もし、10分しか散歩の時間が取れなかったらその時間を濃厚なものにしよう。ハードな運動を短時間にさせる…例えば、長いロープを使って、つないだ犬にボールを投げて、全速力で走らせるなど工夫をする。また、階段や坂道、砂浜など脚に負担がかかる場所で走らせるなども健脚作りに有効だ。
 

 
Q.健脚のため散歩を強化、注意すべき点は?

A.歳をとった犬の訓練は身体変化に注意を

犬の筋力は2~3歳でピークを迎え、それから徐々に下降線をたどる。普段から脚を鍛えていれば12~13歳まで健脚でいることは十分可能だが、運動をしないと9歳くらいから筋力は衰えていく。つまり、脚を使わないと老けるのが早くなるのだ。しかし、慌てて筋力アップを始めるのは考えたい。歳をとってから急に運動を増やすとリスクを伴うこともあるのだ。

今までは自分の歩調に合っていたのに、後ろから付いてくるようになったら心臓や脚が悪くなった証拠

ハーハーと息をしたり、座り込んだ時に無理にリードを引っ張ると、そのまま死んでしまうこともあるので注意しよう。特に大型犬、中型犬以上は体への負担が大きいので、このような症状が見えた時は散歩を控えること。この他にも脚をひきずるように歩く、走り終わった後、呼吸がゼーゼーヒューヒューしている、咳をしているなど、犬の様子が普段と違う場合は、迷わず獣医師に見てもらうことが必要だ。

 

健脚作りは飼い主と愛犬が一緒に取り組もう

犬はもともと歩いたり走ったりするのが好きな動物。なので、走るのが苦手という犬は本来いない。しかし、あまり運動させていなければ、少しずつ運動は苦手になってしまうはず。

散歩の時によく抱っこをしてしまう、よく車に乗せて移動させる…などしていないだろうか?犬が健脚でない理由は、飼い主の日頃の接し方によるところが大きいのだ。散歩時間があまり取れないから健脚作りのためにルームランナーを使いたい、ドッグランに行きたい、と思っても、結局のところ飼い主が愛犬のために時間を割く必要があるはず。つまり、愛犬を健脚犬に変えたいなら、飼い主の意識から変える必要がある

例えば、30分散歩時間を取っているとしても、ちょっと歩いて立ち止まって…を繰り返しながらではあまり筋力アップは望めない。散歩の中に小走りを少し入れる、坂道を歩くなど負担を加えることで、犬だけでなく飼い主も健脚に変わってくる。

さて上述のとおり、毎日の散歩量は犬の体重の数値と同じ数値のkmと言われる。しかし、飼い主の中には高齢で長距離を歩けない場合もあるだろう。そんな場合、乱暴じゃない子は屋外では超ロングリードを付けてバーッと走らせて、呼び寄せる、を繰り返す。室内では編引きやタオルのひっぱり合いを。引っ張ったり緩めたり、駆け引きをすることで、ボール遊びよりも脚の筋力を鍛えることができる。ただ、しつけの面からも、人間が勝ち試合で終わるようにしよう。

人間と同じで、犬も脚から衰えていく。いつまでも若々しい犬であって欲しいなら、健脚である必要がある。野山を1日中走り回る猟犬たちは朝から夜まで走りっぱなしで平気だ。犬は本来それくらい走っても歩いてもヘタらない動物だ。そうやって運動を続けた犬は立派な心臓になる。長生きもできる。

基本的に運動量の少ない子は短命。長生きさせたいなら、たくさん歩かせよう。脚にトラブルを抱えていない犬なら散歩が多くて脚を負傷することなどないのだから。

 
 
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Shi‐Ba vol.51『散歩が長いほど長生きできるってホント!?健脚商売』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。