【飼い主の結婚・出産・引越し】暮らしの変化は愛犬にどんな影響を与えるの?

出産、引っ越し、転勤など、飼い主の人生の転機や節目の場面が犬に与える影響について、いろいろ考えてみた。

 

飼い主の青年期・壮年期

犬との暮らしの変化

■人見知りの犬に新しい家族ができる場合の対処法は?

もちろん個人差はあるけれど、ここでは主に結婚、出産、子供の成長、飼い主の仕事の変化などについて見ていこう。

まずは新しいパートナーと暮らす場合、必ず犬のペースと気持ちを考えながら、焦らずに慣らすことが大切。

まずは散歩中にさりげなく相手に会ってもらったり、オヤツが大好きな犬であれば、その人から家ではあげない特別なオヤツをもらうなどして、『この人はおいしいものをくれる』など良い印象を持ってもらうようにしよう。

外での対面に慣れたら、一緒に家の中に入り、室内で吠えても何気ない態度で同じ部屋に滞在し、『この人といても大丈夫なんだ』と犬が思えるようになるまで、とにかく時間をかけて慣らせよう。

また、赤ちゃんが生まれた時は「愛犬が赤ちゃんを受け入れないのでは?」と飼い主さんが心配してしまうと、その不安が犬に伝わることもあるそう。必ず「新しい家族だよ。よろしくね」と愛犬にも赤ちゃんのことをきちんと紹介し、犬のしつけ面で少しでも不安な部分があるなら、できれば妊娠前までに解決しておくのがベストだろう。

出産後はどうしても赤ちゃんのことが優先になり、ママの気を引きたくて犬が吠えたりトイレの失敗をするようになるケースも多い。失敗した時に叱ったり、慌てたりするのではなく、そんな時はあえて犬を無視するようにし、おとなしくできていたらほめる、ことを意識して行いたい。

犬との暮らしの変化

例えばチャイムが鳴っても吠えなかったらほめる、赤ちゃんにミルクをあげている時も犬が静かに待っていたらほめ、『ミルクが終わったらオモチャで遊ぼうね』など、良い行動を強化していくように心がけよう。

さらには、ママ=赤ちゃん、パパ=愛犬、という担当になりがちだが、お世話も夫婦でシャッフルし、バランスよく赤ちゃんタイムと犬タイムを作るようにすると良い。

そして、小さいお子さんと犬がいる時には、絶対に大人が近くで見守ること。子供は予測がつかない動きをすることがあるので、それに驚いた犬が自分を守るために相手を噛んでしまったり、子供がうっかり落とした小さいものを犬が誤飲することも考えられる。用心しすぎて困ることはない。悲しい事故を防ぐためにも、徹底した見守りを心がけよう。

それまで家にいたママが仕事を再開する時などは、できれば仕事が始まる前から、犬が1匹で留守番する時間を増やして、少しずつ慣らしてあげよう。ある日突然、朝から晩まで平日の昼間誰もいなくなる、といった劇的な変化は避けたいもの。これはお正月や夏休みなど、大型連休明けなどの、愛犬へのストレス軽減対策にも使える方法だ。

さて、プードルは小さいお子さんと一緒に暮らすケースも多いが、子供が成長し「犬の散歩をしたい」と申し出た時も、必ず親が散歩に同行するようにしよう。万が一、散歩中に犬を逃したり、犬同士のトラブルに巻き込まれたり、事故にあっても子供では対処することができないからだ。個人差もあり、何歳からなら散歩はOKと一概には言えないが、犬が安全に、かつ十分な運動を行える散歩の方法を、普段から家族で話し合っておこう。

 

引越しに備える

犬との暮らしの変化

■可能なら引越しの翌日は誰かが家にいる状態を作る

転勤、建て替え、住宅購入など、どの世代にも起こりうる引っ越しは、犬の問題行動が表面化しやすいシーン。突然の環境の変化が犬に大きな影響を与えてしまうのだ。

吠え、トイレの失敗、常に怯える、後追いが激しくなる、胃腸障害や皮膚疾患が出るなど、ストレスサインはさまざま。しかし、引っ越しの前後はそのサインに飼い主さんが気づかず、だいぶ後になって『そういえば、引っ越しが原因だったのかも』と気づくことも多いので、特に注意が必要だ。

引っ越しでは、荷物の梱包や整理を始め、転出先、転入先への変更届を出す、お子さんがいる場合は学校の手続きなどで、犬のことが後回しになりがち。だからこそ、次のようなことをできるだけ実践してほしいのだ。

転居先が近いのなら、引っ越し当日までに何回か新居に通い、犬に慣れてもらおう。賃貸の場合は、可能であれば少し余裕の日数を持って契約し、その間に何回か犬と一緒に新居を訪ねたい。犬には必ず『ここが新しいお家なんだよ。楽しいね』と説明してあげよう。

犬との暮らしの変化

引っ越し当日は、転居先が近所なら、行きつけのトリミングサロンやペットホテルに預けるのが安心。家族と一緒にいないとストレスを感じてしまう犬なら、当日「犬のお世話係」を1人決める方法もある

しかし、引っ越し当日はせわしいもの。夏場の引っ越しなどで万が一、日差しが強い場所にクレートを置きっぱなしにして、犬を熱中症にしてしまった、などということは絶対に避けたい。誰に預けても犬がストレスを感じないよう、日頃から他人に慣らしておくのが安心だ。

転居の翌日から犬が1匹で1日中留守番というシチュエーションは避け、家族の誰かが家にいるようにしたいもの。できれば2~3日は余裕を持って犬と過ごしてあげよう。ちなみに、その間はずっと犬と一緒にくっついていなくてもOK。むしろ、別の部屋でそれぞれが静かに過ごすなど、新居に徐々に慣らすことを心がけよう。

住宅の改修工事の際も、工事期間や時間帯があらかじめわかっているもの。その間は工事に遭遇しないように外出したり、室内で過ごす場合は工事現場から一番遠い部屋で過ごす、犬が好きな遊びをして気を紛らわせるなど、犬がストレスを感じない方法を考えておこう。

 

犬の生涯費用は170~350万円とも!

犬との暮らしの変化

10歳を超えてトリミングを断られるケースもよく聞く。信頼できるかかりつけの獣医師を必ず決め、トリミングはどうすれば良いか(毎月駆虫薬や健康診断でお世話になっていれば、動物病院によっては犬の健康状態が良ければトリミングを行ってくれる。)、相談しておこう。

また、犬が年をとれば病気も増える。その時にペット保険に入りたいと思っても、ほとんどの保険は7歳以上は加入不可なことも知っておこう。若い頃からの加入は保険を使うことは少ないかもしれないが、それだけ掛け金は少額で済む。

晩年に重篤な病気にかかり、費用の関係でどうしてもこの治療を受けさせてやれなかった、という後悔が飼い主側に残らないよう、また、犬にも辛い思いをさせなくて済むようにしたい。

犬の生涯にかかる費用は170万(保険、トリミング、ホテル代などを除く)~350万とも言われる。お金に余裕がある時に、愛犬貯金をしておくことは必須だ。
 
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プードルスタイル vol.18『どんなカタチであれ、愛犬のお世話は最後までやりきりたいから 飼い主の暮らしの変化はプードルさんにどんな深刻な影響を与えているの?』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

-プードル
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