犬びより

家族が犬アレルギー!?手放さない、あなたができる最善の対策は?

2019/03/07

犬と暮らしてから、目がかゆくなったり、くしゃみや鼻水、咳が出るようになったり……。「家族のアレルギーの原因はペットなのでは」と言われた飼い主も多いようだ。今回はそんな場合の愛犬との暮らし方の工夫を考えてみたい。
 

 

アレルギー症状をおさえるための工夫

□掃除

犬アレルギー

ダブルコートの日本犬の毛は、上毛は布や衣類に刺さるし、下毛はふわふわ舞ったり取りにくかったり。家具の裏や下の抜け毛も見逃さず、こまめに毎日掃除しよう。エアコンのフィルターの汚れを吸い込むことで咳やくしゃみなどが出ることも。要チェックだ。

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□手洗い
犬を触ったら、必ず石けんで手をよく洗う、といった基本的なことも実はとても大切なのだ。犬自身のシャンプーやブラッシングなど衛生管理も忘れずに。また、フードボウルや犬のオモチャなど、犬関連のグッズに触れた後も、石けんで手を洗うように心がけよう。

 
□環境
床はカーペットを敷かない状態が好ましいが、犬の足が滑りやすくなるので、ビニールシートの床材なども○。籐の家具、座布団類もダニの温床になりやすい。カーテンには、ほこりや毛がつきやすく、取れにくいもの。できればブラインドタイプにし、毎日ほこりや毛を拭き取ると理想的。また、犬の毛には関係ないが、壁も漆喰よりは科学のり不使用のクロス壁などがおすすめ。

 
□犬グッズ
布を噛むのも犬にとっては必要な行為。「オモチャは毛が刺さるからダメ」と全部取り上げず、毛が取りやすいデニム地のものなどを与えるなどの工夫を。布オモチャの使用後はコロコロで毛の除去も忘れずに。コングなどのラバー系のオモチャはよく水洗いを。

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□洗濯
人の物と犬の物は別々に洗おう。一般家庭では洗濯機は1台の場合がほとんどなので、人の後に犬の物を洗うようにし、犬の物を洗い終えたら、洗濯機に付着した毛を取り除こう。洗濯物に付着した毛が乾いて落ちるので、乾かす場合は室内干しよりも天日干しがおすすめ。

 

犬の環境を変えるなら「徐々に」慣れさせる

犬アレルギー

医師と相談の上、当分は命に関わることがなく、環境や暮らし方の工夫によってはアレルギー症状の緩和も見込まれる時は外飼いを視野に入れよう。ただ、今まで室内飼いだった場合に大切なのは、徐々にその状況に慣れさせること。昨日まで家の中で一緒だったのに、今日からは室内立ち入り禁止では、犬にストレスを与えてしまうからだ。人と目が合いやすい、雨風が防げる、夏は日陰で風通しがいい、掃除がしやすく衛生的な場所にハウスを設置してあげよう。ただ、ウッドデッキは、隙間から下に毛が落ちて堆積し、そこが風上だと室内に犬のフケやほこりなどが侵入する恐れもあるので注意。

外飼いができない集合住宅では、室内で人と犬の居住スペースを分ける必要がある。この場合は家族で必ずルールを作り、それを全員が守ること。例えば、誰か一人が犬を抱っこした後、服に付着した毛を取らずにリビングに入ってしまったら、その毛が落ちたソファの上にアレルギーを持った人が座って症状が悪化した、ということも起こりうる。室内で住み分けをする場合は、ルールの励行と掃除の徹底が欠かせないポイントだ。
 
犬アレルギー
 
家族がアレルギーでも犬を手放さない道はあるのだ。知恵と工夫、努力と実行力で乗り切りたい。犬を飼って、アレルギーが出たから犬を手放す、というのはある意味人間の勝手でもある。犬を飼う前には、動物ふれあいコーナーや、犬と散歩ができる施設などに何度か通い、抱っこしたり撫でたりすることを繰り返し行って、症状が出なければ飼う、症状が出てひどい場合はあきらめる勇気も必要だろう。

また、その時に症状が出なくても、預ける親戚や知り合いなど、自分をフォローしてくれる人がいるか、いない場合はしばらくの期間動物病院などに預けるお金の余裕はあるか、などアレルギーの症状が将来出た時のことを想定しておくことが大切だ。

家族のアレルギー症状が命に関わるような場合は、残念ながら犬を手放すこともあり得る。また、人に触られたり撫でられたり、クレートや柵の中で過ごすことがストレスにならない犬は、家庭犬として愛されやすいもの。日頃のしつけはその犬にとっての財産にもなる。ぜひ肝に銘じておきたい。

今回紹介したのは、あくまでも対処法の一つ。それぞれの家庭で、アレルギーの症状や住宅事情、犬の体調などに合わせて家族と話し合った上、最善の方法を導きだしてほしいと思う。

 
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Shi‐Ba vol.55『もしかして…… 家族がアレルギー!?その時あなたにできること!』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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