【柴犬vs掃除機】宿命のライバル対決!スイッチを入れると騒ぎ出すのはナゼ?

柴犬を飼っていると、特に換毛期なんかは家が毛だらけになってしまって、掃除機をマメにしているお宅は多いはず。しかし、いざ掃除機のスイッチを入れたと同時に、柴犬が騒ぎ出したり、はしゃぎだしたり、逃げ出すということはないだろうか?大抵の家電製品は音が出る。なのに、掃除機だけに強い反応を示すのはなぜ?また、掃除機のタイプによって態度は変わるのだろうか?そんな数々の疑問のために今回は柴犬と掃除機の戦いを追う!
 

 

柴犬と掃除機の関係性1

掃除機はなぜライバルの対象になるのか?

柴犬と掃除機

家電の中でも掃除機は動かして使う。犬はそもそも動くものを追ってしまう習性があり、加えてあの爆音。犬が反応しないはずがない。中には無反応な犬もいるとは思うが、大抵の犬は何かしらリアクションをしているはず。

ビビリな子好奇心が旺盛な子ほどその傾向が強い。性格にもよるが、特に柴犬は警戒心が強い子が多いので、苦手な反応が強く出るかもしれない。

一方で、中にはじゃれるタイプもいて、ヘッドやホースなどの動きが楽しいと思っている柴犬もいる。また、ヘッドに犬がまとわりつくと、大抵の飼い主が『やめてー』と注意するはず。そんな構ってくれる姿に、“遊び”と感じていている場合も。

それに掃除機をかけるといっても、1日わずか数十分程度。形状もユニークで毎日数分だけ登場する掃除機は、犬の遊び心を刺激するのに十分。そのためじゃれてしまうのかもしれない。

 

いろいろな相手と戦うべし!

VSお掃除ロボット
柴犬とお掃除ロボット

変な電子音と予測不能な動きをするお掃除ロボット。怖いらしくすぐにテーブルの下へと避難。

 
VSハンドクリーナー
柴犬とハンドクリーナー

形も音も掃除機より小さいので、結構平気。

 
VSほうき
柴犬とほうき

デカイほうきのモサモサ感が楽しくて、ガブリと先制攻撃。

 

柴犬と掃除機の関係性2

掃除機と友好関係は結べるのだろうか?

無反応でなくても、せめてキライにならないでもらいたい掃除機。特に犬を飼っている家ならば、抜け毛のための掃除機をかけることが必須だからだ。

苦手になった犬の中には、子犬の時、自分はケージの中に入って逃げられない状態なのに、目の前で掃除機をかけられて怖くなった、という例もある。なので、子犬の時から掃除機に対して恐怖心を与えないことが大切。小さい頃から抱っこし、遠くで掃除機をかけて怖くならないように工夫するといい。

もし、苦手意識を克服させたいなら、こんな方法もある。普段から掃除機を犬のそばにオブジェのようにして置き、見て慣れさせる。さらにそれに慣れたら、1人が犬にオヤツをあげている時に、もう1人が犬から離れた所で掃除機をかけるようにする。おとなしくしていたら、ほめてあげることを繰り返す。

ただ、どうしても音が大きい掃除機は苦手意識が払拭できないことがある。犬が攻撃をやめない、恐怖心を感じてしまっているなど、犬がストレスになっている場合は、掃除機をかける時だけでも他の部屋に移動させよう。

 

掃除機と柴犬が友好を結ぶ日は近い!?

犬と掃除機

犬を飼っていると、家の中は毛やホコリがよく舞う。そのため毎日掃除機をかけているお宅が多いのだが、飽きっぽいといわれる柴犬にも関わらず掃除機には慣れることなく、常に好戦的。特に吸引力が落ちにくいサイクロン式や旧式の掃除機など音が大きいタイプは、その傾向が強い。

柴犬と掃除機のバトルの引き金は、どうやら“音”にポイントがあるようだ。 

しかし掃除機は、年々進歩しつつある。吸引力は向上し、その反面、音は小さくなっている。柴犬が最も反応した“音”に対しては、さらに改善され、犬にとって快適な状況になるだろう。

形状が面白く、動く家電の掃除機は、犬にとっては面白い存在。やり方次第では、永遠のライバルではなくなるのだ。ひょっとしたら、そのうち掃除機と柴犬は友好関係が結べる気がしてくる。

最近では、犬の毛をとかしながら抜け毛を吸い取れる掃除機ヘッドも販売されているが、それ以上に犬にとって楽しいことが待っているかもしれない。例えば上に乗って遊べるとかさ。

ともあれ、犬と掃除機とは切っても切れない関係。飼い主側は、これからも安全で仲よくケンカできるよう、お互いの関係を見守っていきたいものだ。
 
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Shi‐Ba vol.67『永遠のライバル 掃除機との戦い』より抜粋。
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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