ペンプロークに負けていない!もうひとつのコーギー、魅惑のカーディガン

ウェルシュ・コーギーにはペンブロークとカーディガンの2種類の犬種がある。でもカーディガンは、ペンブロークに比べると数が少ないので、どうしてもマイナーなイメージがある。本企画ではカーディガンの魅力をたっぷり語っていこう。
 

 

カーディガンの特徴

ウェルシュ・コーギー・カーディガン

カーディガンの最大の特徴は長く伸びたシッポがあること。その他、カーディガンの方が骨格がしっかりしていて、耳が大きい。ペンブロークにはないマールやブリンドル系の色が出ることも特徴。

■耳

耳の先端がペンブロークに比べるとやや尖っていることが多い。耳の大きさもかなり大きくなることも。

 
■シッポ

カーディガンにはキツネのような長いシッポがある。毛の長さに個体差はあるが、基本的にはふさふさしていて、先端に少し白色が入ることが多い。

 
■毛色

バラエティに富むが、ペンブロークに比べると黒っぽいことが多い。主な毛色はブリンドル&ホワイト、ブラック&ホワイトなど。

 

カーディガンをもっと知ろう!

ウェルシュ・コーギー・カーディガン
 
■性格

楽しいことが好きで活発。その一方でのんびりした面を持っている子もいる。

牧畜犬だった歴史から運動量は豊富だが、すぐにフセして休憩してしまうことも……。

そんなちょっとした二面性がカーディガンの魅力。

カーディガンとの暮らしは、家庭に癒しと笑いをもたらしてくれる。

 
■歴史

ベンブロークよりも歴史は古く、紀元前1200年頃、ケルト族と一緒にイギリス・ウェールズに連れて来られた犬が起源といわれている。

ペンブロークと同様、牧畜の牛追いなど有能な放牧犬として活躍していた犬種だ。

 
■由来

ペンブロークと同犬種とされ、ペンブロークと交配も盛んに行われていた時代もある。

20世紀に入り、のちに英国王となるジョージ6世が飼育していたことから広く認知されるようになった。この頃からペンブロークと別犬種として認定されるようになったとされている。

 

日本のカーディガン事情

ウェルシュ・コーギー・カーディガン

残念ながら、カーディガンには「大ブームになった」という時期がない。

JKCの登録件数だと、カーディガンはずっと70前後をキープしている(ペンブロークは13位前後)。

決して高くはないが、絶えることなく人気があるといえるだろう。

 
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コーギースタイル Vol.34『もうひとつのコーギー 魅惑のカーディガン』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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