プードル心と秋の空!?飼い主を翻弄する気まぐれ天使の心のうちは?

プードルの気まぐれ

オモチャを持って来たので遊んであげたら、すぐに飽きてぷいっとどこかに行ってしまったり。いつもは甘えん坊なのにこちらから触ろうとするとうまくかわして逃げてみたり。彼らのかわいい気まぐれにはどんな真意があるのだろうか。探っていこう。
 

 

遊びに関してはメスの方が気まぐれ!?

仲の良い犬と会っても遊ばない時があったり、オモチャで誘ってもノッてこない……。遊びの場面でも、プードルは気まぐれな行動が見られるような気がする。

オスは成犬になっても飽きずに遊ぶことが多いが、メスは2歳くらいになると、オモチャや遊びに対する興味が落ち着いてくることがある。

また、犬同士でもメスの方が犬と遊ぶことに“興味が薄れる”ので、関わり方も希薄になることがあるらしい。外で会った顔見知りの犬と今まではあいさつができたけれど、半年ぶりに会ったらガウッとなってしまったり、遊びの延長から本気のケンカに発展することもある。

オスは遊びがいつまでも子供っぽかったり、うなっていても遊びたい気持ちがどこかにあったりするが、メスは『特に遊びたくないし……』という感じで、相手がしつこいとぶつかってしまうこともあるようだ。

しかし、しつけ自体は落ち着いているほうがやりやすい。メスの遊びに関する気まぐれな行動は“大人の女”の対応と関係あり!?

 

プードルの前で子どもを叱ってはいけない?

プードルの気まぐれ

犬が子供の言うことだけは聞かない、というケースもよく聞く話。

家族でルールを決めると『コレをやらなきゃダメ』など、子どもが親から注意を受けがち。プードルは賢いので、自分のことで親から叱られている子どもを見ると、余計に言うことを聞かなくなることも。

また、しつけの時は『必ずオヤツを使って』というアドバイスを聞くが、子どもはオヤツなしで指示を何回も出したりするので、犬が言うことを聞かなくなることも多い。

理想を言えば、家族全員が決まったルールで犬と接することが望ましいが、現実的にはそこまで徹底できる家族ってなかなかいない。

ただ、愛犬のことで子どもに注意する時は、犬の見ていない所でするのが基本。犬の目の前で叱ったりすると、余計気まぐれな行動を子どもに対してとったり、その子の言うことを聞かなくなることもあるそう。さすが頭の良い犬種。あのつぶらな瞳で、我々は色々と観察されている。

 

多いのは食べ物に関する気まぐれ

プードルの気まぐれ

本質的にプードルは食が細く食べ物に執着がないコもいるそうだが、よくあるのはドライフードに缶詰などのウェットフードや、ゆでた肉や野菜をトッピングしてあげているケース。飼い主としてはドライだけにしたいところ。

しかし、成犬でドライフードがメインになっていて、飼い主がトッピングを続けることに負担を感じず、体重が通常の範囲内であるのなら、犬が食べる“最強の状態”のゴハンをあげよう。まずは食べることを習慣化させ、その後トッピングを減らしたければ、徐々にその量を少なくしていけばよい。

ただし、胃腸障害などがあり病的にやせている場合は、食べ物の内容や食べ方を獣医さんと相談しよう。

 
適切な量で健康管理。美食家プードルさんの食事&オヤツのコツ

 

環境や接する人によって犬の行動は変わる

プードルの気まぐれ

散歩中に引っ張ったり、吠えますと聞いていても、しつけ教室ではトレーナーと散歩をするとスムーズに歩いたり、吠えないこともよくある。

これは、犬がいつも暮らしている環境と全く違う場所で過ごしていることと、飼い主とは別の人間が犬と接している、ということが大きな理由。

「トリミングサロンや動物病院では、とてもおとなしいのに、家でお手入れをしようとすると怒ったり、嫌がる」という話も多い。お手入れなどに関してはプロの方が手際もいいだろうから、自然と見せる態度も変わるのだろう。

場所、接する人が違うなど、環境が変わることで、「いつもはやる(やらない)のに、なぜやらない(やる)の?」といった行動が出てくる訳だ。愛犬に見慣れない気まぐれなしぐさが見られたら、身近で起きた様々な変化に思いを巡らせてみよう。

 

まとめ

プードルの気まぐれ

他の犬種に比べ深刻な問題行動に発展しないのがプードルの気まぐれかも

おいしいトッピングがないとフードを食べないとか、オヤツがないと飼い主の言うことを聞いたり聞かなかったりとか “気まぐれ”と言われれば確かにそうかもしれないけれど、プードルの場合、人や他の犬に対する攻撃や深刻な問題行動に発展することは少ないように思える。

楽しければ参加するし、楽しくなければ参加しない。ケンカしそうな犬には近寄らないし、つまらないことは避ける。プードルに関しては大きなもめ事が起こることはまずない。

これって、共に暮らす仲間としては最高の資質なのでは? 無駄なことはせず、損得勘定に基づいた気まぐれ行動なのに、それがツンデレ効果として飼い主をメロメロにさせるなんて、プードルって、なんかずるいぞ。

 
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プードルスタイル vol.15『プードル心と秋の空!?気まぐれ天使の心のうちは?~翻弄されて、飼い主としては本望ですっ!~』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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