犬びより

【錠剤・粉薬・液体内服薬】投薬の悩みを解決!犬への上手な薬の飲ませ方

2018/10/30

かわいい顔して、投薬だけは断固拒否!という犬も多いもの。今回はのむ薬の投与方法をご紹介。愛犬の健康を守れる飼い主になろう。

 

口の開け方の基本

口をあけるときは下記の方法と手順で、速やかに冷静に行うこと。飼い主が怖がったり、躊躇しながら行うのは失敗の元。

くちびるごと指でおさえて薬を口の中へ
犬歯の後ろあたりに歯のない部分がある。そのくちびる部分を上から押さえるようにして、くちびるを口の中に入れるようにすると、自然に口が開き、歯も指に当たらない。普段から飼い主が犬の口を触ったり、口の中に手を入れる練習をしておくことが大切だ。

 

【NG】顔の毛を引っ張らないように注意
薬をのませる際に、くちびるの上から押さえず、いきなり正面から犬の口をこじ開けようとすると、噛まれることも。また、顔の毛を引っ張るのもNGだ。

 

錠剤やカプセルの飲ませ方

薬ののみこぼしや口からの吐き出しに十分注意しよう


1.まずは噛まれないように口を開ける
犬歯の後ろあたりの歯のない部分のくちびるを指で上からおさえつつ、くちびるを口の中に入れていく。
 


2.口が開いたらさらに大きく開く
片方の手の人差し指以外で犬の下あごをおさえながら、人差し指で写真のように下のあごをさらに押し開き、大きく開ける。
 

3.口の端に薬が入らないように注意して
薬を親指と人差し指で持ち、薬をのどの置くの中央部分にめがけていれる。横にそれると、薬が口の端に入ってしまうことも。
 


4.薬は必ず喉の奥のほうに入れ込む
下の手前の部分に薬をおくと、どうしても薬を吐き出しやすくなってしまう。薬は必ず喉の奥に入れるようにしよう。
 


【POINT】のませる時はとにかく上を向けて
薬をのませる時はとにかく犬の顔を上に向かせて行うこと。写真のように、ほぼ真上を向かせて、一連の流れを速やかに行うようにしよう。
 


5.のませた後は優しく喉をさする
薬をのませた後は、口を閉じながら喉を優しく数回さすってあげよう。ゴクッと薬をのんでいるかどうかも確かめて。
 

【NG】薬を下の上に乗せないようにのませる
舌の上に薬を乗せると、犬が苦味を感じて薬を吐き出したり、カプセルなどは溶け出して飲ませずらくなることも。のませる時には舌の奥の方や喉をめがけて。

 
6.のませた後は30秒ほど口を閉じて
のみ込まずに口の端に薬が入っていることもある。確実にのんでもらうために、のませた後は30秒ほど口を閉じておく。

 

粉薬の飲ませ方

左がよくやる薬の開封方法。右の開封方法は薬を一点に集めて、袋を三角形に小さくカットすれば、小型犬の口にも薬が入りやすい。また、袋の中に薬が残ってしまうこともない。

1.顔を上に向かせて粉薬を入れる
のませ方は錠剤やカプセルののませ方と同じ。ただし、犬が動いたときに粉薬を袋からこぼして、犬の目や鼻に入れないように注意しよう。

2.のんだ後は30秒間口を閉じて喉をさする
錠剤やカプセルに比べ、粉薬は口の中に入れば薬が溶けるので飲ませるのが比較的ラク。のんだ後は口を閉じて喉をさする。

 

食べ物を使うのませ方

動物病院では薬をのませるために使用する、投薬用のオヤツタイプ(薬をくるんで食べさせる)の「タブ」や「ペースト」などもある。また、苦い薬をのむ時に使用する甘い「単シロップ」というのもある。のませやすい方法を獣医師と相談しよう。

・投薬用のタブやフードで薬をくるむ

薬だけだと絶対にのまない、吐き出してしまうという場合は食べ物を使うのがオススメ。ただし、食べ物と薬の相性もあるので、使用する食べ物は必ず獣医師に相談すること。ここでは数パターンののませ方を紹介しよう。

3段階方式であげよう


1.まず最初は薬を入れずにおいしく味わう
最初から薬入りではあげると、においなどで犬が警戒して食べないことも。まずは薬を入れないで食べさせる。
 


2.タブなどに薬をくるんで与える
薬が見えないようにタブに埋め込み、第一段階でタブをあげた時から時間を空けず、続けざまに「薬入りのオヤツ」を与える。
 


3.確実にのみ込ませるためにダメ押しであげる
間髪いれず、「薬を入れないオヤツ」を与える。確実に薬をのみ込ませるのと、この行為に良い印象を持たせるのが目的。

 
・口のまわりにぬる
口は開けられないけれど、口をなんとか触れるようなら、薬を混ぜたペーストなどを口の周辺にぬって食べさせるのもオススメ。

 
・鼻にぬる
粉薬などをのませるのが難しい場合、粉薬をペーストなどに混ぜ、犬の鼻にぬってみよう。鼻に付けば自然に舐め取る犬の習性を利用したナイスアイデア!

 

液体内服薬ののませ方

犬がスポイトの先をくわえないよう注意して
液体内服薬を投与する際は、1回分の薬液量をきちんと計って与えることが大事。犬歯の後ろの隙間にスポイトの先を差し込む感じで。飼い主が慣れないうちは、水で試してみるのもいいだろう。また、犬がスポイトの先を噛んだり、舐めたりすると、そこに雑菌がついてしまう。スポイトに犬の唾液がついたらすぐに洗い流し、清潔を保とう。

 
 
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プードルスタイル vol.16『嫌がる、噛み付く、うまくできない…etc.投薬の悩みを上手に解決!薬のさし方 ぬり方 のませ方』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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