今回は愛犬の寝場所事情を探ってみよう。どうやら犬と寝る&寝ない、両方にプラスとマイナスがあるらしいぞ!
柴犬がこだわるポジショニング
家族の足元で寝る
他者と顔を近づける行為は、犬社会ではトラブルのもと。避けるために足元で寝るのかも。
家族の足の間で寝る
犬は両側を足で囲まれた状態が安心できる。ドッグベッドに近い形。
布団から顔を出す
寝るときは体温が上がるので、熱がこもらないように顔を出す。一緒に肉球を出す場合も。
夫婦の間で寝る
家族と布団を独占できる絶好の位置である。
家族の腕枕で寝る
向き合う、同じ方向を向くなどバリエーションがあり、人の寝息を避けたい柴犬は飼い主と同じ方向を向く傾向に。
柴犬が一緒に寝ない人の特徴
「愛犬が一緒に寝てくれない……」そんな悩みをお持ちの方は、以下の項目を見直そう。
寝相が悪い人
落ち着いて寝るために寝相がいい人を好む。
いびきをかく人
犬も静かな環境で休みたいからいびきは苦手。
親しくない人
無防備に密着するため、親しい人の方が安心できる。
寝場所が嫌い
人ではなく布団の場所が好みでない場合もある。
体温が高い人
暑がりな犬は苦手かも。男性は体温が高い傾向がある。
『柴犬と寝る』プラスマイナス
■一緒に寝る
プラス
・犬と暮らす醍醐味のひとつ。体験した方が得?
・一緒に寝られるということは関係性がいい証拠。
・隣りにあたたかい存在がいることでお互い安心。
マイナス
・お互いが快適なので離れて寝るのが難しくなる。
・犬が人畜共通感染症になった場合に大変。
・クレートで寝かせるトレーニングが難しくなる。
■一緒に寝ない
プラス
・布団が汚れないから掃除が楽になる。
・人畜共通感染症がうつる心配がない。
・教えない方がいいことかも。
マイナス
・一緒に寝る快適さをお互いに知らないこと。
・いろいろな寝場所を経験(社会化)できない。
・旅行やキャンプに行った時に人と寝られない。
愛犬が一緒に寝る人を好きだとは限らない?
愛犬と寝たい! 寝てみよう! 力いっぱい主張してみたものの、お断りされた場合はどうすればいいのだろうか。
まずは上の『寝る人&寝ない人』の特徴を確認して、我が身を振り返ってみよう。犬が寝ない人の特徴に当てはまる場合は、改善することからはじめた方がいい。しかし、寝相などは直すのが難しいので、妥協も必要。
また、犬が寝ている場所で飼い主が寝るのもひとつの方法かもしれない。布団と枕を抱えて愛犬にくっついて行こう。そして、隙を見て布団に引きずり込む作戦か!……と思うかもしれないが無理強いはダメ。我慢してくれるかもしれないが、快適ではない場合はさらに避けられるようになる。
愛犬と寝るためには手順を踏むことが大切。最初は犬を布団に呼んで、隣りに座ったり撫でたりして、お互いにリラックスすることからはじめよう。
寝る、寝ない、どちらも悪いことではない。両方できることが理想。
すでに「愛犬と寝てま~す」なんていう方、優越感を感じるのは早いかも。犬は人と寝たいわけではなく、快適空間にこだわった結果、布団で寝ることもある。犬と寝る人も寝ない人も、布団より魅力的な飼い主を目指した方がいいかもしれない。
【暗い・窮屈・見えにくい!】日本犬が心安らぐ理想の居場所はココ!
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Shi‐ba vol.59 『毛が抜けたってふまれたって愛犬と寝たい!』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。