犬びより

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【室内トイレへの道!】日本犬を外ションから部屋ションに導くトレーニング

2018/10/11

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日本犬は外トイレだから楽だと思っている方、実は楽じゃない。台風の日も大雪の日もトイレのために散歩。室内でオシッコを我慢すれば病気のリスクが高まる。愛犬の健康を守るためにも一緒に部屋ションの成功を目指そう!

 

部屋ションができない理由

日中は屋外に出していたら室内トイレをしなくなった
きれい好きな日本犬は、屋外で排泄する習慣がつくと室内ではしなくなる。生活環境は室内トイレの成功に大きく影響するので、まずは室内で生活させ、本特集を参考に練習を。排泄したら散歩に行く習慣をつけることも大切。

 
トイレシートをオモチャだと思ってかんでしまう
暇だからトイレシートで遊んでいる。長く遊べる知育オモチャを与えれば暇つぶしになる。また、トイレシートを食べてしまう恐れがあるので、イタズラ防止ネットや下記で紹介する人工芝でシートを覆うと安心。

 
トイレの場所は合っていてもオシッコがはみ出る
犬がトイレの大きさを間違えていると思われがちだが、実はトイレが小さすぎるケースも多い。トイレシートは犬の体長(鼻先からシッポ)以上の大きさが必要。排泄場所を決めるためにくるくる回れるスペースも大切。

 
覚えている室内トイレを失敗することがある
犬はストレスを感じた時に、「排泄の失敗」という行動がよく出る。体調不良、生活環境の変化、家族構成の変化、トイレの場所の移動など、ご家庭の環境を見直そう。トイレシートの感触が好みではない場合もある。

 
室内トイレに1度は成功したがその後は一切しない
室内トイレの回数が1回なら、おそらく偶然できただけ。室内トイレが習慣として定着するまで教えなければ成功しない。まずは飼い主の号令で排泄できるように、最初から教え直そう。

 

トレーニングを始める前に「号令」&「ほめ言葉」を決める

犬にオスワリを教える方法と室内トイレを教える方法は基本的に同じだ。まずは短い単語で公共の場でも堂々と言える号令とほめ言葉を決めよう。

盲導犬と介助犬は排泄の号令が「ワンツー」、ほめ言葉は「グッド」なので真似してもいいかも。

また、犬には言葉のリズムも大切なので意識すること。例えば、「ワンツー」と「ワァ~ンツー」は犬にとって別の言葉になる。家族で単語とリズムを統一して教えよう。

号令を覚えるまでの期間は一概にはいえないが、根気よく言い続けることが大切だ。

 

「号令」&「ほめ言葉」のタイミングを知る4つのポイント

1.ニオイ嗅ぎ(前触れ)
犬が木や電柱、道の端でニオイ嗅ぎをはじめたら排泄の前触れ。号令をかけるのは②からだが、タイミングを逃さないように見ておこう。

2.くるくる回る(場所決め)
犬が回転や足踏みをはじめたら排泄が近づいた状態。犬を驚かさないように、小声で号令(「ワンツー」など)とほめ言葉(「グッド」など)を言おう。

3.排尿中(マーキング)
2と同じくらいの大きさの声で、号令とほめ言葉を一緒に繰り返そう。号令を教える時は、排尿中だけでなく、マーキングの時も声をかけよう。

4.終了時(排尿した後)
やや大きい声でほめ言葉を言おう。飼い主のほめる気持ちが伝わればいいので、「かわいい」「いいこ」などもOK。ごほうびにオヤツをあげよう。

 

王道のトイレトレーニング

1.リードを短く持って号令を言う
最初の目標は、限られたスペースで排泄させること。散歩中で犬が排泄しそうな場所を見つけたら、あちこちに移動できないようにリードを短く持って待機。飼い主が近くにいると排泄しない犬は、少しずつ距離を縮める。「号令」と「ほめ言葉」をかけよう。

 
2、排泄しそうな場所にトイレシートを敷く
散歩コースで犬がもっとも排泄しそうな場所を把握したら、その場所にトイレシートを敷こう。トイレシートの上で排泄を成功させるために、いちばん大きいスーパーワイドサイズ(90cm×60cm)を使用。大型犬のオシッコも吸収するサイズだから漏れる心配がない。練習段階ではトイレトレーは必要ない。犬がシートから出ないようにリードを短く持って、「号令」と「ほめ言葉」をかけよう。

 
3.犬のこだわりを外の環境からトイレシートと号令に変える
外トイレが習慣になっている犬は、排泄場所にこだわりを持っている。電柱や茂みなど場所へのこだわりをトイレシートと号令に変えるために、犬が好むいろいろな排泄場所にトイレシートを敷いて、「号令」と「ほめ言葉」を言おう。

 
4.自宅前の屋根がある場所で成功したら玄関へ移動する
玄関の前や自宅前の屋根がある場所にトイレシートを敷いて、犬がシートから出ないようにリードを短く持って、「号令」と「ほめ言葉」を言おう。成功したら、玄関のたたきにトイレシートを移動して、同じことを繰り返す。きれい好きな日本犬は室内で排泄したがらない傾向があるので、4はいちばんハードルが高い。もしできない場合は3に戻ってしっかり練習しよう。

 
5.玄関のたたきから廊下にトイレシートを移動する
玄関のたたきにトイレシートを敷いて排泄できたら、上がりかまち(廊下)に移動しよう。犬がシートから出ないようにリードを短く持って、「号令」と「ほめ言葉」をかける。5は2番目にハードルが高いので、根気よく教えよう。

 
6.室内トイレを設置したい場所に移動する
飼い主が室内トイレを設置したい場所にトイレシートを移動しよう。上がりかまち(廊下)から1~2mずつシートを動かして練習し、希望の場所に近づける。

 

人工芝は室内トイレの成功を助けるアイテム

室内トイレの成功率がぐーんとアップする、スペシャルグッズを紹介しよう。そ・れ・は、「人工芝」だ!人工芝をトイレシートと同じくらいの大きさに切って上に置くだけ。

人工芝を踏んだ時の感触が室内の床とは違うため、敷くだけで成功率がアップする。犬にとって足の裏は大切な器官。最初はトイレを場所で覚えるが、やがて踏んだ時の感触や見た目で記憶するようになる。トイレシートの感触が好みでなければ、排泄を嫌がることもあるくらい踏み心地は重要だ。

人工芝を置くメリットはとても多い。オシッコが周囲に飛び散らない、犬の足が濡れない、ベランダに設置したトイレシートが風で飛ばない、人工芝があれば外出先でも成功する、など。デメリットは買い替えが必要なこと。消臭スプレーをかけたり洗ったりしても、3ヶ月程度で少しニオイがすること。また、人工芝が敷いてある場所で排泄してしまう可能性がある。

デメリットを引いてもメリットは大きい。人工芝でトレーニングが一気に進みそう!

 

室内トイレは病気のリスクと飼い主の負担を減らす

犬が健康で若い時は外トイレだけでいいかもしれない。でも泌尿器系の病気になった時や自力で歩けなくなった時は大変。オシッコを我慢すると体に負担がかかってしまうので、常に付き添っている必要がある。

愛犬の健康を守るためにも、室内飼いでもトイレできるように今から教えてあげよう。

 
関連記事:【室内トイレへの道!】愛犬が好むトイレの条件・設置場所、シートの選び方

 
 
Shi‐Ba vol.63『「人工芝」で日本犬を外ションから部屋ションに導く! 室内トイレへの道』より抜粋。
※掲載されている写真はすべてイメージです。