種類別にみるオヤツの上限。チワワが1日に必要なカロリー、知ってます?

ごほうびにしたり、誰かからもらったり。生活の中に当たり前のようにある犬のオヤツだけど、犬の心身のためには適性量を守ることが大切だ。
 

 

1日に与えてよいオヤツの上限は?

チワワのオヤツの適性量

1日に必要なチワワのカロリーは、体重1kgなら112kcal、3kgなら256kcal、4kgなら317kcal、5kgなら374kcal、6kgなら429kcal、7kgなら482kcalとなる。

それぞれ、オヤツはその10%までにとどめよう!

 

食材編

体重2kgのチワワを基準に、オヤツの種類別に1日の上限量(約19kcal)をご紹介。思ったより少ない、と感じる人も多いのでは。今日から適性量を守ってあげよう。

※1日に1品だけあげるとは限らないので、数種類あげる場合は分量を調節。のどにつまらないよう、細かくしてあげよう。

□煮干し6g
チワワのオヤツの適性量
塩分が気になるなら湯通しを
塩分が多いので、気になるなら湯通しするか、ペット用の減塩タイプを選ぶと安心。細かくちぎってあげよう。

 
□ジャガイモ20g
芽や皮は取り除いてあげる
炭水化物やビタミン、カリウムが豊富。芽や皮の部分には毒素が含まれているので取り除き、加熱して与える。

 
□カボチャ 20g
栄養素が豊富!よく茹でて
ベータカロテンやビタミン、食物繊維、などの栄養素が豊富。のどにつまらないよう、よく茹でて細かく切って。

 
□キュウリ100g
チワワのオヤツの適性量""
食べやすいよう細かく刻んで
90% 以上が水分でできており、ビタミンやカリウム、ベータカロテンも含まれる。固いので細かく切って。

 
□サツマイモ18g
加熱して刻み、消化を良く
ビタミンやカリウム、カルシウムが豊富。消化をよくするために、加熱して、細かく刻んでからあげよう。

 
□白菜 100g
チワワのオヤツの適性量
便秘の時に効果があるかも
ビタミン、カリウム、カルシウムが豊富。食物繊維が多く便秘に効果も。過熱して細かく刻んであげよう。

 
□キャベツ 100g
生でも加熱しても食べられる
ベータカロテンやビタミンなどの栄養が豊富。芯は食物繊維が多く消化しにくいので食べすぎに注意しよう。

 
□梨 30g
チワワのオヤツの適性量
疲労回復のクエン酸を含む
クエン酸、ビタミン、カルシウムなどの栄養素が含まれる。のどにつまらないよう細かく刻んであげよう。

 
□大根 100g
葉に近い部分が食べやすい
カリウムや食物繊維、酵素を含み、栄養満点。比較的辛くない、葉に近い部分を刻むか、すりおろして。

 

市販のオヤツ編

チワワのオヤツの適性量

さまざまな種類のある市販のオヤツは嗜好性が高く、食べ過ぎになりがち。素材や添加物をチェックし、質の良いものを選んで適正量を守ろう。カロリーは商品によっても違うので表示を確認しよう。

□ボーロ 5g
歯ごたえの良さが犬に人気
食べやすいボーロも、歯ごたえがよく犬に人気。小粒だが、チワワにはさらに砕いたり、ふやかすと食べやすい。

 
□ビスケット 5g
小さく砕いたり、ふやかして
サクサクした歯ごたえを楽しむ犬も。のどにつまりやすいので、水分でふやかしたり、砕いてあげると安心。

 
□ジャーキー 5g
肉の味わいが犬を引きつける
嗜好性が高く犬に人気のジャーキーだが、商品によっては塩分や添加物が気になるものもあるので内容を確認。

 
□チーズ10g
カルシウムやたんぱく質も
いいにおいがして、食べやすいチーズ。人間用ではなく、犬用に脂肪分などをカットしたものをあげよう。

 
□ガム 5g
長く楽しみたいならコレ
硬くて噛みごたえがあるため、長時間楽しめるのがメリット。のどにつまらないよう小さく切ってあげると安心。

 
□フード 5g
本来はこれが理想的なオヤツ
普段食べているフードも、トレーニングのごほうびや、家族や他の人との関係性を深めるために十分使える。

 

犬のオヤツ Q&A

チワワのオヤツの適性量

オヤツをあげる時の注意や、ありがちなトラブル、賢い選び方、留守中のオヤツの与え方などなど、毎日当たり前のようにあげていながら、実はよく知らないオヤツの疑問について解説!

 
Q.犬にかわいくねだられるとついオヤツをあげてしまう

チワワは体の大きさが人間の1/40〜1/20 程度しかない。好きなだけあげていると、あっという間に体重オーバーになってしまうだろう。実際にオヤツをあげすぎて、肥満になったり、病気になったりしたチワワもたくさんいる。

「オヤツをあげないとかわいそう」と思われるかもしれないが、適正量を守らないと、肥満や病気で苦しむのは犬自身。ルールを決めて守ることも愛情だ。

家族が勝手にあげてしまうこともあるので、あげる量やタイミングを決めておこう。

 
Q.オヤツを選ぶときのポイントとは?

犬のアレルギーや体質などを配慮した上で、質の高いものを選ぶようにするといいだろう。素材そのものを食べられる、野菜や果物なら比較的安心。

市販のオヤツは、ものによっては添加物や素材の質の悪さが心配なものもある。犬が好きだからといって、質のいいオヤツであるとは限らない。

また値段だけを見るのではなく、素材や添加物をチェックしたり、かかりつけの動物病院で相談するなどして、安心してあげられるものを選ぶこと。

 
Q.これから犬を飼う場合はどんなオヤツをあげるべき?

オヤツをあげることに慣れてくると、飼い主はついあげすぎてしまう傾向がある。すると肥満や病気の原因に。こうしたことを防ぐためには、オヤツをあげないことが一番だ。

トレーニングのごほうびや、関係性を深めるための食べ物は、フードを使うといいだろう。オヤツとしてあげる分は、食事量から抜いて、きちんとカロリーコントロールしてあげよう。

市販のオヤツを選ぶのは楽しいので、少し寂しいかもしれないが、その分、犬とたくさん触れ合ってあげよう。

 

 
Q.オヤツが好きすぎて食事を食べなくなった

オヤツしか食べない犬だと、万が一病気になった時に脂肪制限やタンパク質制限などの食事療法ができない。

市販のオヤツは嗜好性が高く、フードよりオヤツが好きな犬は多いが、フードを食べない時は、オヤツで空腹を満たさないように。

フードを食べ終えるまでは、オヤツはあげない。犬は本当にお腹が空けば、目の前のフードを食べる。それを待たずオヤツをあげてしまうと、犬は「フードを食べないでいればオヤツがもらえる」と学習し、余計にフードを食べなくなってしまう。

 
Q.留守中に噛める硬いオヤツは必要?

留守中は犬が長時間ひとりでいることになるので、ひまつぶしにと、硬いガムやアキレスなどを置いて出かける人も多いだろう。

また留守中にオヤツがあったほうが「留守番するといいことがある」と教えられると考える人もいるが、その場合は留守前や帰宅後に、適正量の範囲内でオヤツやフードをあげよう。

ガムなどの硬いオヤツもカロリーがあるので、かじればかじるほどに摂取カロリーが増える。あげたらいけないわけではないが、適正量を守ろう。

 
Q.ハミガキができるオヤツは与えたほうがいい?

ハミガキができるガムなどがたくさん市販されていて、犬にあげている人も多いはず。ガムもカロリーがあるので、適正量を超えないようにあげれば問題ないだろう。

しかしそもそも、ハミガキをきちんとできる犬であれば、ハミガキガムは与える必要はない。

また、ハミガキガムを噛んでいるからといって、しっかりハミガキができているわけではない。ご家庭やトリミングサロンなどで定期的にデンタルケアをすることも忘れないようにすること。

 
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チワワスタイル vol.26『必要な時に適量をあげて もっと健康に仲良く! オヤツの適切な量知ってます?』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。
 

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