犬びより

性格別に分かる!チワワの注意したい病気と体質改善方法

2019/07/05

東洋医学のベースとなる陰陽五行説の考え方においては、生き物には5つの性格傾向があり、それによって体質も変わってくるという。そのセオリーにもとづき、チワワにありがちな性格別に、病気などの注意と、体質改善方法をご紹介しよう。
 

 

性格で体質や病気の傾向もわかる

犬の東洋医学

東洋医学のベースとなる陰陽五行の考え方では、チワワは木と水の性質を持つ犬が多数。木は怒りっぽい、水は恐がりな性格を表す。

チワワは世界最小ながら、勇敢な犬が多い一方で、怖がりな犬もよくみられるのは、東洋医学的にも裏付けられている事実なのだ。

くわしく言うと、東洋医学は「古典医学」といって、経験論から成り立つ医学。そのもととなる陰陽五行の考え方では、すべてのものは五行=木、火、土、金、水にわかれ、それぞれの特性をもっているといわれている

生き物の性格にもそれがあてはまり、木の気質は怒り、火の気質は喜び、土の気質は思い悩み、金の気質は悲しみ、水の気質は恐れをつかさどり、心身のバランスが崩れることで、これらの性格がきわだってくる傾向にあるのだ。

五行は臓器や器官など体の部分にも関係してくるので、体調をくずしたときに該当する部分に症状などが出やすくなる。例えば、木の特性が強い犬は怒りっぽい性格になりやすく、肝臓や爪などにダメージが起こりやすい。

5つの特性にはそれぞれに長所と短所があるが、どれも生きるうえで適度に必要。例えば恐怖心がないと危険な目に遭うし、思い悩む気持ちがなければ反省することもない。しかし、どの気質も度が過ぎれば心身へ悪影響になる。

また「相克」といって、ひとつの性質が行き過ぎると、別の性質にも悪影響を及ぼす

たとえば火の性質がいき過ぎれば、矢印の先の金の性質にもダメージがある。

 

怒りっぽいチワワの場合

犬の東洋医学

■怒りっぽい性格とは?

・大きな犬にも向かっていく
・知らない人に吠えまくる
・ガウガウしやすい
・攻撃的になりやすい

 
■注意したい病気

・炎症や腫れなどの眼の疾患
肝は目と関係が深いため、肝のバランスが崩れると目に炎症が起きたり、腫れたりしてくる。また焦点が合わず、視界がぼやけることもある。

・しびれ、けいれん、筋肉のトラブル
筋肉や腱、靭帯なども肝と深い関係がある。肝のバランスが悪くなってくると、筋肉がしびれたり、けいれんしたり、つったりすることがある。

・肝酵素値アップや黄疸などの酵素疾患
肝酵素値が上がる、黄疸が出る、肝臓が硬くなる、腫れるなど。肝臓の位置は右のろっ骨の下なので、指を差し込むようにしながら硬さや腫れを確認してみよう

・爪がもろくなる、白くなるなど
肝臓は爪とも関係が深いため、肝のバランスが崩れると爪にトラブルがあがわれることも。爪がもろくなったり、色が白っぽくなったりすることも。

 
■怒りっぽい性格の犬は肝臓の疾患に注意

怒りっぽい犬は、陰陽五行説でいう木の特性が強いといえる。個体差はあるので一概にはいえないが、特にチワワは木の特性が強い犬が多い。木の特性が強い犬は、飼い主には従順でかわいいが、他の人には厳しい傾向も。

木の特性がつかさどる肝とは、肝臓を含む、気の流れをよくする働き。肝に障害が起きると、スムーズに気が流れずストレスとなり、怒りっぽくなる。肝のバランスが崩れると、体においては肝臓の機能低下、肝酵素値の上昇、黄疸などが現れることがある。肝は目や爪、筋といった部分にも影響を及ぼすので、これらのトラブルが起こることも。他にも耳が聞こえなくなる、毛が白く抜けるなどのトラブルも。

犬も人も、年をとると肝疾患や黄疸になりやすくなるが、これは加齢とともに木の特性が強くなってくるためだ。

なお木の特性がさらに行き過ぎると、土の特性にまでも影響が現れてくる。たとえば体の面では、肝臓が悪くなると、脾臓や胃にもトラブルがあらわれる。性格の面では、思い悩みやすい傾向が出てきたりする。

怒りっぽい性格を改善するには、日常生活の中で犬がストレスを感じる原因を見つけ、それらを極力なくしてあげること。厳しすぎるしつけなどは見直し、犬がのびのびと過ごせる環境をつくろう。適度な運動も効果的

食生活は、青い食材を。キャベツや大根の葉、セロリ、カリフラワーなど。あさりもおすすめだ。

 
■怒りっぽさをやわらげるマッサージ

・丹田
へその下にあるのが丹田。自律神経をととのえ、リラックス効果が期待できる。人差し指を当てて円を描くようにマッサージ。ツボを温灸や手のひらなどで温めてもオッケー。

・曲泉のツボ
後ろ足の内側で、足を曲げたときの、しわの終点にあるのが曲泉のツボ。両足のツボに両人差し指をあて、足をつまむようしながらマッサージ。円を描くようにマッサージしても。

・期門 章門のツボ
胴体のろっ骨の一番太い部分を中心に、手のひらで前後にさするようにマッサージするとツボを刺激できる。犬がいやがらなければ、イライラしているときの特効薬的マッサージとしても使える。

 

恐がりなチワワの場合

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■怖がりな性格とは?

・ちょっとした物音に怯える

・知らない人がくると隠れる

・初めての場所で警戒する

・外では飼い主から離れない

 
■注意したい病気

・腎臓機能低下によるむくみなど
腎機能の低下により、足のむくみや、疲れやすくなる、冷えやすいなどのトラブルが起こる。足先は冷えているのに顔はのぼせるようなことも。

・耳のトラブル
腎は耳との関係も深いので、耳鳴り、耳の聞こえが悪くなるなどの症状が起こることも。今まで反応していた音に気付かなくなる場合は要注意。

・膀胱炎など泌尿器系のトラブル
腎は泌尿器系との関係が深いので、尿が近くなる、あるいは遠くなる、おねしょなどのトラブルが起きたり、膀胱炎になったりすることも。

・パサつき、抜け毛など被毛のトラブル
毛にツヤがなくパサついてくる毛が白くなる抜け毛が目立ってくるなど被毛のトラブルが起こる。皮膚アレルギーの症状が出ることも。

■怖がりな性格の犬は腎臓の病気に注意

チワワは生まれつき大泉門が開いていることから、腎(後の段落で紹介)が弱く、水の特性を持つ犬が多い気が強い反面、恐がりな犬が多いのはこのためだ。ちょっとした物音に怯えるとか、知らない人がくると隠れるなどの犬は、水の特性が強いといえる。

水の特性がつかさどる腎とは、腎臓を含む生命エネルギーの気をたくわえる働きのことで、活力や精力は腎からわき起こってくるものだ。しかし腎のバランスが悪くなると、腎臓や泌尿器系、耳、被毛などにトラブルが起こってくるので注意。他にも気力がなくなるとか、風邪をひきやすい、関節痛が出るなどのトラブルが起こることも。

水の特性も、木の特性と並んで、加齢とともに強くなる傾向があるため、これらのトラブルはどんな犬でも年をとると少なからず現れてくる。

なお水の特性が強くなると、火の特性にも影響が現れてくる。ある犬は生まれつき体が弱く、性格は恐がりで、いつも飼い主の影に隠れてビクビクしていた典型的な水の特性を持っていたが、やがて火の特性がつかさどる心(中枢神経)の病気になってしまった。

恐がりな性格を改善するには、体をなるべく冷やさない、あたためることが大切。日頃からスキンシップを多くとり、犬を安心させてあげよう。

食生活では黒い食べ物をとる意識を。すりごま2~3粒、黒豆、のりなど。小指第一関節の半分くらいを食事にトッピングしよう。

 
■恐がりをやわらげるマッサージ

・湧泉のツボ
後ろ足の、一番大きな肉球の下にあるのが湧泉のツボ。4本の指で後ろ足をにぎりこみ、ツボに親指をあてながら、足先に向かって押し上げるようにマッサージしてあげよう。

・腎愈のツボ
最後ろっ骨の両サイドから上にたどり、背骨の両脇2箇所にあるのが腎兪のツボ。ツボ周辺をもんだりあたためたりしながらマッサージ。歯ブラシでこすったり、皮膚を引っ張って刺激しても。

・崑崙 太谿のツボ
崑崙は、外くるぶしの後ろ側に、太谿は、内くるぶしの後ろ側に位置している。それぞれのツボをに親指を人差し指をあてて、足をはさみこむようにしながら指圧してあげよう。

 

興奮しやすいチワワの場合

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■興奮する性格とは

・オモチャをなかなか離さない

・ドッグランでつかまらなくなる

・初対面の人に飛びつく

 
■注意したい病気

・小腸の関連疾患
心は体の水分をコントロールする小腸とも関係が深い。小腸からくるトラブルとしては、口内炎や排尿時の痛み、尿が濃くなるなどがある。

・血液のトラブル
心は循環器や血液に深く関係しているため、血液関連のトラブルも。脈が早く打つ頻脈になったり、貧血による立ちくらみやめまいが起こることも。

・循環器の疾患
心は循環器や血液に深く関係するため、火のバランスが崩れると循環器に障害が起こる、動悸がする、不整脈が出る、動脈硬化、心筋梗塞、高血圧などに。

 
■興奮しやすい犬は、循環器系のトラブルに注意

興奮しやすい犬は火の特性が強く、イライラしたり、分離不安になりやすい傾向も。火の特性がつかさどる心とは、心臓を含む、血液や体の水分を調節する働き。心のバランスが崩れると、循環器や体の水分をコントロールする小腸由来のトラブルに。

興奮しやすい性格を改善するには、帰宅後30分は無視するなど、かつ適度なスキンシップをとり、心地いい距離をとること

食生活では赤い食べ物を。人参、トマト、パプリカ、クコの実など。

 
■興奮をやわらげるマッサージ

・神門のツボ
前足の一番高い位置の肉球の少し上にあるのが神門のツボ。細かいところにあり、指圧するのは難しいので綿棒やヘアピンの曲面などで刺激してあげよう。

 

思い悩みやすいチワワの場合

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■思い悩む性格とは

・粗相したあとしばらく落ち込む

・叱られるとしゅんとする

・感情表現がストレートではない

 
■注意したい病気

・血液のトラブル
脾は胃腸に深く関わることから、脾のバランスが崩れると胃腸の機能が低下し、食欲不振、消化不良、腹痛、口臭などのトラブルが起こることが。

・無気力になる
胃腸がうまく働かないと、体に栄養が行き渡らなくなり、エネルギー不足になるため、疲れやすくなったり、無気力になることもある。

・胃腸のトラブル
脾は血液のコントロールにも深い関わりがあるため、脾のバランスが崩れると、血便、血尿、皮下出血などのトラブルが出ることもある。

 
■思い悩みやすいチワワは胃腸のトラブルに注意

思い悩みやすい性格のチワワは土の特性が強く、感情を表に出さないことが多い

土の特性がつかさどる脾とは、胃腸を含む、消化に関する働き。脾のバランスが崩れると、消化器に関する病気にかかりやすい

思い悩みやすい性格を改善するには、体を冷やさず水分を十分にとること

食生活では黄色い食べ物を。みょうが、エリンギ、牛肉などがおすすめ。

 
■思い悩みをやわらげるマッサージ

・足三里のツボ
ひざ下外側のくぼみに位置する足三裡のツボ。後ろ足を4本の指でにぎりこむようにしながら、ツボに親指をあてて指圧してあげよう。

 

悲しみやすいチワワの場合

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■悲しみやすい性格とは

・プライドが高くこだわりがある

・少しのことで傷つきやすい

・神経質なところがある

 
■注意したい病気

・風邪をひきやすい
疲れやすい、気力が出ないなどの症状が出たり、免疫力が低下して、風邪をひきやすくなるなど、体調を崩しやすくなる。

・痰やむくみなど
肺の機能に支障が生じることで、せきや痰が出やすくなったりすることもある。皮膚の乾燥や、アレルギー症状がみられることも。

・呼吸の異常
金は呼吸器と深い関係を持っている。肺の機能に支障が生じることで、息切れや喘息、呼吸困難などの呼吸異常が起こることがある。

 
■悲しみやすい犬は、呼吸トラブルに注意

悲しみやすい犬は金の特性が強く、プライドが高いため、傷つきやすい傾向にある

金の特性がつかさどる肺とは、肺を含む、呼吸に関する働き。肺のバランスが崩れると、呼吸器や免疫力に関する病気になりやすい

悲しみやすい性格を改善するには、十分に水分をとり、皮膚の乾燥に気をつけること

食生活では白い食べ物を。エリンギ、松の実などがおすすめ。

 
・太淵のツボ
前足首の、親指のつけねに位置しているのが太淵のツボ。こまかい部分にあり、ピンポイントに指圧するのはむずかしいので、ツボ周辺をつまむようにマッサージ。

 
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チワワスタイル vol.24『チワワの性格別に注意したい病気』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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