愛犬と一緒に旅行をして、同じ部屋に宿泊できたらきっとたくさんの思い出ができるはず!知っておきたいマナー、身に付けたいトレーニングなどをご紹介!
旅行前に身に着けたいトレーニング
愛犬と旅行に出かける前に習得しておきたいトレーニング。すぐにはできないので、日々の積み重ねでじっくりと教えていこう。
■社会化
最も大切なのが犬の社会化。シャイな性格だと、旅先で大きなストレスに。日頃からいろいろな人や犬に出会い、いろいろな場所へ出かけることで学習していく。まずは、いつもと違う散歩コースへ出かけるなど、少しずつ変化をつけることから始めよう。
■クレートトレーニング
公共機関で移動する場合、犬は完全に顔が隠れるキャリーバッグなどに入れる必要がある。車での走行中もキャリーやクレートの中にいた方が安全だ。まずはプラスチック製のクレート内で落ち着いていられるように練習させておくことが基本。
■吠え防止
旅先での吠え防止は地道に訓練するのみ。まずは近場のカフェや短距離の移動で吠えがなくなるまで練習してみよう。旅先でテンションが上がって吠えてしまうこともあるので、宿に着く前に遊ばせて体力を発散させておくと、宿でおとなしくしてくれるかも。
知っておきたい宿でのマナー
ペット同伴宿だからといってルール違反をするのは絶対にダメ。マナーをしっかりと守って、気持ちの良い旅行を心がけて。
■ノーリード禁止
犬OKの宿でも、ドッグラン以外の場所をノーリードで歩かせることはNG。脱走や他の犬とのトラブルの原因になる恐れも。
■トイレ
屋外での排泄が多い日本犬も、時には室内で排泄をすることはあり得る。普段使用していなくても、トイレシートを準備しておくとよいだろう。万が一、粗相してしまった場合は、すぐ飼い主さんが片付け、宿のスタッフさんに粗相をしてしまったことを必ず報告するのがマナー。
■チェックインのマナー
宿での粗相を防ぐためにも、チェックイン前にトイレを済ませておくのが鉄則。チェックインの際は慌ただしいので、宿に入ってすぐに犬をノーリードにすると、脱走の恐れも。部屋に案内されて飼い主さんが落ち着くまで、犬はキャリーバッグに入れておくか、リードで動きをしっかりコントロールしておこう。部屋の中で犬を放した後も、しばらくは目を離さずに様子を観察しておくこと。
■チェックアウトのマナー
粘着クリーナーできれいに掃除しておくのが望ましい。チェックアウトの際もバタバタしているので、脱走を防ぐために最初に犬を車に乗せるか、キャリーバッグの中へ入れておこう。時間ギリギリになって慌てないためにも、時間に余裕をもって部屋を出るようにしたい。
■犬の寝場所
ペット可の宿でも、愛犬と同じ布団で寝られるかは宿に確認を。犬の寝場所は周囲が囲われた静かで落ち着く場所にセッティングしてあげよう。クレートや自立するキャリーバックなど、ハウス代わりになるものを持参すると◎。ドアやTVの近くは犬が落ち着かないのでNG。
旅行の持ち物チェックリスト
■水
歩き回っていると、犬ものどが渇いてくる。必要な時に自販機が見つからない場合もあるので、用意しておくと安心。
■ドッグフード
宿に犬用メニューがあっても、食べなれない食事でお腹を壊す犬もいる。普段食べているフードも、念のため準備しておこう。旅先でリード着用は必須条件。宿の中でもリードを着けて行動するのがマナー。移動手段として役立つだけでなく、宿で簡易ハウスとしても大活躍する。
■カラー&リード
旅先でリード着用は必須条件。宿の中でもリードをつけて行動するのがマナー。
■クレート&キャリー
通行手段として役立つだけじゃなく、宿で簡易ハウスとしても大活躍する。
■携帯トレイ
旅先でのゴハンの容器として活躍。コンパクトにたためるのが便利。
■タオル
宿に入る前の足拭きや、体が汚れたときのために複数枚持っていると安心。
■常備薬
普段飲んでいる常備薬は必須。お腹が弱い子は下痢止めをもっていくと◎。
■ドッグウェア&レインコート
ウェアは宿での抜け毛対策に便利。雨は降った時のために、レインコートもあると安心。
■粘着クリーナー
宿をチェックアウトする前に、クリーナーで抜け毛を掃除しておくのがマナー。
対策が万全なら愛犬との旅行はもっと楽しくなる!
犬のことをよく考えてくれている宿泊施設を探すのは、ひと苦労。「ここだ!」と決めても、いろいろ不足している備品はあったりする。
そんな時、飼い主さんの事前の対策が万全であれば困ることも少ないはず!
飼い主さんが事前の準備をどれだけできるかで、愛犬との旅行が快適で楽しいものになるかが決まるといっても過言ではない。そう考えればきっと準備だっていい思い出になるはず!
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Shi‐Ba vol.74『Shi‐Ba探検隊がゆく!①』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。