犬びより

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裏白、根白、袴毛ってなに?知っておきたい犬の用語集・被毛編

2018/08/07

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柴犬を飼っていると、自然と専門的な用語をよく耳にするようになる。そこで今回は犬の毛に関する用語をピックアップしてみた。あなたはいくつ分かるだろうか。知っていない人もこれを機に、学んでおこう。
 

柴犬の知っておきたい用語

開立(かいりつ)

表毛が開くようにたっている状態。真の開立の良い犬は換毛期であっても表毛は立っている。犬体を力強く見せるために一役買っている。

差し毛(さしげ)
濃淡がない一色の毛を差し毛あるいは飛び毛(とびげ)という。根白ではない毛なので好ましくないが、程度の差はあっても大半の柴犬に生えている。目立たなければ問題にはならない。赤毛の場合、多すぎる差し毛は毛色が濁って見えるので問題になることもある。また、赤毛と胡麻毛の判別がつかない中途半端な差し毛も難がある。

色素(しきそ)
メラニン色素が集まっているところ。目縁、鼻、唇、歯ぐき、口蓋、肛門、肉球、爪、など。これらの色が濃い方が、紫外線への防御機能が働いていると考えられる。

表毛(ひょうもう)
外側に生える硬い剛毛のこと。部位によって長短があり、体を立体的に見せる。尾が最も長く、次いで蓑毛、袴毛。顔周りと肢体がもっとも短い。

綿毛(めんもう)
内側に生える柔らかい毛のこと。綿毛(めんもう)ともいう。表毛よりも短く密であり、色は淡く白っぽい。体温調節の役割があり、春には大量に抜けて夏に備え、秋から徐々に密度を増やして冬に備える。写真のように毛が割れて見える状態は、下毛に十分な密度がある証拠だ。

裾ぼけ(すそぼけ)
体の上部から下部に向かって薄くなる色合いを指す。裾、つまり足先ではほぼ白くなる。一連のグラデーションに濁りはない。

裏白(うらじろ)

犬体の白いところ。顔の下部から腹部を通って尾まで強く白毛が生えている。横からは輪郭にそってわずかに見える程度が望ましい。赤毛と裏白のコントラストが美しい犬は魅力的だ。外側は紫外線から体を守るために毛色が濃く、影響が少ない内側は薄いのではないかと考えられる。

根白(ねじろ)
先端や真ん中が黒く、根元が白い毛の状態。根元が白ければ毛色や濃淡のグラデーションは不規則でも良い。柴犬は白毛を除く全ての毛色が根白である。

袴毛(はかまげ)
太ももの裏に生える長い表毛と綿毛の総称。袴のように見えることから命名された。

被毛質(ひもうしつ)
毛の状態、質感を指す。毛質(もうしつ)ともいう。太く立っている被毛質がよいと言われている。触ると痛い、いがぐりのような被毛がいい。真に良い日本犬の被毛は被毛質とともに被毛色も良いはず。

被毛色(ひもうしょく)
毛の色のこと。毛色(もうしょく)ともいう。柴犬は赤毛、黒毛、胡麻毛、白毛の4色。

蓑毛(みのげ)
肩の上部に生える長い表毛。藁を編んで作られた雨具の蓑に似ていることから、このように呼ばれる。気力が充実した時に立つ。

四つ目(よつめ)
目の上にある模様のこと。目が4つあるかのように見えることが由来。丸くはっきりした形が良い。赤柴は四つ目がない犬もいるが、黒柴には黄褐色の模様が必須だ。

Shi‐Ba vol.80『柴犬中でも最も多い基本色 赤柴を極める!』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。