犬びより

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【柴犬の表情図鑑】あの顔の時どんなことを思っている?怒り顔・困り顔編

2018/08/12

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いきなりキレて怒り出す人間よりは、「これ以上やめて!」「そろそろ怒るよ」とサインを出してくれる犬のほうが、よっぽどわかりやすいかも。柴犬の怒っているサインを見抜き、よりよい関係を築こう。また、今回は犬の「寂しい」「うらやましい」感情の表情も合わせてご紹介!

 

威嚇・怒り

表情チェックリスト

□鼻にしわを寄せる
□歯をむき出す
□口角が極度に短い、または長いなど

怖い時は口を閉じて耳を後ろに引き、耳の間が左右に開く。恐怖が強いと口が軽く開きよだれが出ることも。鼻にしわが寄るのは「近づくな」、犬歯が見えたら一触即発の状態。この前に犬の気持ちを落ち着けたいもの。また、これ以外に、対象を直視しているなら、相手を追い払おうとしたり攻撃しようとする前触れのことも。

 

表情以外にも恐怖や威嚇の感情が出る

犬が唸ったり、鼻にしわを寄せると「怖い」と感じる人もいるだろう。でもそんな時は犬も同じ位、いや、それ以上に「怖い」「イヤだ」「もうやめてほしい」と思って、必死にサインを送っているのだ。威嚇や怒りは、次で取り上げる、緊張、警戒、困惑、不安などの感情とも絡み合ったり、それらの感情の延長線上にったりする。そのため、威嚇や怒りを示す前のサインを読み取り、それ以上犬を追い詰めないようにすることが望ましい。

なお、事前のサインを無視することが繰り返されると、犬は弱いサインを出しても意味がないと学習し、弱いサインを出さずに、最初から威嚇や怒りなどの強いサインを出すようになることもあるのだそう。私たちだって、最初は控えめに「やめてください」と言っていても、それが通じなければ、口調が強くなったり、手で振り払ったりすようになるのと同じだ。

 

緊張・困惑・不安

表情チェックリスト

□耳を後ろに引く、横に開く
□口を閉じるまたはあくび、パンティング
□白目を出す、目を細める、つぶる

動物病院の待合にいる犬に良く見られる。パンティングは不安、緊張のときにも出る。

 

あくびや白目には注意?

あくびをする時、「アウォ」などと声を出す犬もいる。声を出すほうが相手に「もうやめて」というサインがより伝わりやすいので、強いストレスばかかっていることが多い。また、横目で見て白目を出しているときは、このカテゴリの感情以外にも、他の犬の持ち物がうらやましい、という気持ちや「直視したら失礼だし挑戦的になる」という気持ちが働いていることも。

 

警戒

上の写真は自分のお気に入りの場所に、カメラマンが近づき、レンズを間近で構えた時のもの。思いっきり「あんた何者?」と犬の表情が物語っている。

 
表情チェックリスト

□目を細める
□口を閉じる
□耳が前に向けられている

やや強気に嫌だと言う主張を示しているパターン。シャンプーや洋服を着せる、など愛犬に何かをしようとすると見られることが多い。
 

自分ちの犬とよその犬では出すサインも違う

「頭を低めにしている時は、警戒しながら様子をうかがっている」「背がやや丸まっている時(耳を倒していることも)は、不安だったり、自信がなかったり、敵意はありません、と服従を示している」など、表情以外にも犬の姿勢からもさまざまなことが読み取れることがわかった。

ところで、犬に悲しみのサインというのはあるものなのだろうか?犬が悲しくて涙を流すことはないと思われるが、不安で吠えることはある。留守番の時にヒュンヒュン鳴いたり、分離不安の犬は一定のトーンでずっと吠えることも多い。ただ、どちらかというと日本犬は1匹でいる時間を好むタイプ。『不安は感じるけれど鳴くほどではない』という犬も多い。

愛犬の元気がない、涙が出ている場合は、「悲しいの?」と思う前にシンプルに病気を疑った方が良さそうだ。

また、自分が一緒に暮らしていない犬種は観察することが少ないので、他の犬種のサインは見逃しがちになる。同様に他の犬種の飼い主も日本犬に対し、同じような印象を持っているのかも。よその犬と接する際は、愛犬とは違うことを肝に銘じ、相手の犬を怖がらせないように気をつけなくては、と改めて感じた次第。
 

関連記事:【柴犬の表情図鑑】あの顔の時どんなことを思っている?笑顔編

 
Shi‐Ba vol.95『あんな顔やこんな顔の時どんなこと思ってる!? 柴犬表情図鑑』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。