犬びより

愛犬の抜け毛を100%退治!嫌がらないブラッシングのコツとブラシの選び方

2019/04/01

お宅の愛犬はブラッシングを嫌がっていませんか?ブラッシングを正しく、効果的に、そしてなにより愛犬が「楽しいこと」と思えるようにしたい。そんなブラッシングのノウハウ、教えます。
 

 

ブラッシング前の準備

犬のブラッシング

ただとかせばいいというものでもない。ブラッシングをする前にはまず、体についた汚れをすべて落とすというひと手間を忘れずに。段取りは次の通り。

1.はじめに泥などの汚れを落としておく。

2.つぎに蒸しタオルで拭いてあげる。

3.そして、タオルで全身を包み込むように覆う。こうすることで、毛穴が開いて毛が抜けやすくなる。さらに、ニオイ防止の役割も果たしてくれるのだ。

 

蒸しタオルの作り方

・タオルの場合、お湯で濡らしたらギュッとしぼり、電子レンジで20~30秒温める。

・バスタオルの場合、電子レンジには入らないので、やけど防止のためにゴム手袋をはめて、熱湯をかけてギュッとしぼる。くれぐれも気をつけて

 

ブラシの選び方

■ピンブラシ
→皮膚を傷つけにくい初心者向けブラシ

犬のブラッシング

【特徴と注意】
先端部分が丸くなっているので、肌・皮膚を傷つけにくい。ブラッシング初心者向けのブラシともいえる。ただし、踵や肘などのように関節が出ている部分に当たると痛いこともあるので、そのような部分に使用する時は適切な力加減が必要となってくる。

【使い方】
ブラシは皮膚に当たるか当たらないかというくらいの優しい力加減で当てる。ブラッシングは毛の流れに沿って、使用する面と平行の角度で、軽い力で撫でつけるように行うといい。

【向く場所】
背中などの広い面をブラッシングするには適している。

【向かない場所】
顔や足まわりなど面の細かい部分には向かない。

【お手入れ方法】
コームの目の大きい方で取る。水洗い可能だが錆を防ぐために、必ず乾かすこと。ピンが抜けたり、向きが不揃いになったら買い換える。

 
■獣毛ブラシ
→毛が柔らかい、万能タイプのブラシ

【特徴と注意】
ブラシの毛が柔らかいので、基本的にどこでも使用できる万能タイプのブラシといえる。ソフトとハードの2種類があり、ソフトタイプは顔周りでも安全に使用できる。ただし、獣毛部分に毛やゴミが絡まりやすいので、マメに清掃をして清潔を保つことが必要。

【使い方】
手の平でブラシの半分くらい包むように握って使用する。ブラッシングする場所と平行の角度で、毛の流れに沿って優しく流すように毛をとかしていく。

【向く場所】
全身、顔周りなど、場所を選ばずにどこでも使用できる。

【向かない場所】
特にない。

【お手入れ方法】
コームの目の細かい方を利用して、溜まった毛やゴミを取り除く。よく乾かせば水洗いも可能。毛がすり減ったり、抜けた場合は買い替えを。

 
■ラバーブラシ
→マッサージ効果も高いゴム製ブラシ

【特徴と注意】
柔らかいゴム製なので、抜け毛をとるという本来の役割意外に、マッサージ効果も高いブラシ。ゴムのイボ部分が細かい面と太い面がある。細かい方は、背中などの毛の深い部分に使用してもあまり効果がない。太いほうは、顔まわりなど細かい部分には向かないので使い分けよう。

【使い方】
手のひらで優しく包み込むように持つ。普段、愛犬をマッサージするときと同じくらいの力加減で使用すること。毛をかき分けて、ブラッシングする面の角度と平行を保って使用するとよい。

【向く場所】
細かい方は足、耳、顔。太い方はお尻などの広い面。

【向かない場所】
細いタイプは広い面。太いタイプは顔。

【お手入れ方法】
溜まった毛は手で取ることができる。また、スポンジなどを使用して洗うことが可能。イボの部分がかけたり、折れたりした場合は買い替えを。

 
■スリッカー
→目が細かいので毛がよく取れる

犬のブラッシング

【特徴と注意】
細かい針金がくの字状についているブラシで、ソフトとハードの2種類がある。ただ、ハードは皮膚を傷つけやすいので、初心者が使用する場合にはソフトがオススメ。ブラシの目が細かいのでよく毛が取れる反面、皮膚を傷つけやすいというデメリットも。

【使い方】
親指と人差し指で軽く挟むようにして持つ。ブラッシングの際は必ず毛の根元からかけていくこと。しかし、皮膚には当てない様に要注意。毛の流れに沿って平行に流していく。

【向く場所】
背中や腕などの広い面のブラッシングに最適。

【向かない場所】
顔や足などのデリケートな部分には向かない。

【お手入れ方法】
針のくの字に沿って、コームの目の大きいほうで取る。水洗いした後は、よく乾かす。錆びたり、針が変な方を向いた場合は買い換える。

 
■コーム
→仕上げにも最適。いらない毛をすくい取る

【特徴と注意】
細かい目と粗い目の半々でできているものが多く、いらない毛をすくい取る道具。仕上げにも最適だ。これよりもさらに目の細かいものがノミブラシ。関節に当たらないように注意する他、顔まわりでの使用にも注意が必要。とりわけ、耳が挟まると危険なので使用の際は注意が必要。

【使い方】
人差し指を添えて、皮膚に当たらないように、45度くらいの角度をつけて使用する。直角に使用すると、皮膚に刺さるように当たってしまうので絶対にNG。

【向く場所】
背中などの広い面での使用に向いている。

【向かない場所】
足や耳の周辺での使用は危険を伴うので向かない。

【お手入れ方法】 
ついた毛は手で簡単に取れる。水洗い後はきちんと乾燥して錆びない工夫を。歯が一本でもおれた場合は、犬の体に刺さる恐れがあるのですぐに買い替えを。

 
■ファーミネーター
→バリカンのような歯で死毛のみを除去

【特徴と注意】
歯がバリカンのようになっており、死んだ下毛だけを取ることができる。刃物に近いので、皮膚にガリガリと当ててはダメ。あまりにもよく毛が取れるので、終わるタイミングが分かりにくく、結果、皮膚を傷つけてしまうことも。顔や足への使用は止めたほうがいい。

【使い方】
手で下毛をかき分けて、根本から直角にとかして使用する。その際、力を入れて行うと皮膚を傷つけてしまう可能性もあるので、力を抜いて撫でるように優しい力加減で行うこと。

【向く場所】
胸や背中、お尻、シッポ、肩などの毛の深い部分。

【向かない場所】
顔や足、内股、お腹、脇などの毛の薄い部分。

【お手入れ方法】
他のブラシより歯の部分が小さいので、ついた毛はこまめに取り除く。抜け毛は手で簡単に取ることができる。錆びないので、半永久的に使用可能。

 

ブラッシングの方法

犬のブラッシング

■背面
背中の他に腰、横腹、首の後ろまで含めたブラッシングはまず、腰から背中、そして首の順で行っていく。抜ける毛はアンダーコート部分なので、表面だけをさするようにしてブラッシングしても抜けない。必ず、毛をかき分けながら行うこと。ブラシはブラッシングをする面と平行に、毛の流れに沿って行う。逆毛でブラッシングしてしまうと、皮膚を傷つける恐れが大きいので、絶対に避けること。適度な力の入れ具合をマスターしたい。。使用するのはスリッカー、ラバーブラシ、ファーミネーター。

 
■足まわり
足の周辺は、他の部分に比べると毛が薄いため、もし犬が嫌がるようならブラッシングしなくてもいいだろう。ブラッシングする時は、細いタイプのラバーブラシか、獣毛ブラシで優しく行いたい。立った状態で足の内側をブラッシングする場合は、後ろ足の間から手をいれ、支えながら行う。そのとき、オス犬であれば手でおチンチンを覆ってあげる。ブラシが当たって、痛い目に合わないようにするための配慮である。

※関節に注意
骨が出ているかかとなどに当たらないように。ファーミネーターなどの刃の硬いものは注意。
 
犬のブラッシング
 
■太もも~お尻まわり
ここはかなりのデリケートゾーンだ。犬の場合は肛門や睾丸、メス犬の場合は同じく肛門や陰部などにブラシが当たらないように注意すること。肛門と雌犬の陰部は、横に親指を添えてガードするといい。睾丸は手で覆って危険回避。いずれにしても、痛い思いは厳禁なのである。使用するのはファーミネーター、スリッカー。肛門まわりは獣毛ブラシ。
 

 
■シッポ
毛の量が多いので面積があるように見えるが、身の部分は細い。そのため、ブラシがあたる部分は少なく、強くブラッシングしてしまうと皮膚を傷つけてしまうので注意したい。毛の流れに沿って行う他、横や斜め方向にブラッシングしてもいい。ただし、シッポを引っ張りながら行ってはダメ。スリッカーを使用する。

 
■首周り
横首、前首の他、肩や胸まで含む。顔があちこち向いてしまうと非常にブラッシングしにくくなるので、あごを支えながら行うように。毛は決して逆立てることのないように注意。毛並みに沿ってブラシを入れて、毛をかき分けながらブラッシングする。使用するのはスリッカー、ファーミネーター。

 
■顔まわり
目などにブラシが当たると危険なので、あごの下を手で支えて、獣毛ブラシで優しくブラッシングする。とりわけ抜け毛の多い耳の下の部分はコーム(目の細かい方)を使用してもいいが、コームの目と目の間を耳に挟んで怪我をする事故も多いので十分に気をつけたい。耳を親指と人差し指で軽くふさぎながら押さえて行う。耳の裏は、4本の指で耳の裏にしっかりと土台を作り、さらには親指で支えて、根本から先に向かって優しくブラッシングする。

 
■お腹まわり
ゴロンができる犬であれば、そのまま行ってもかまわない。立った状態で行う場合は、後ろ足の間から手を入れて、座らないように体を支えてあげる。オス犬の場合はおチンチンをガードすることをお忘れなく。お腹周りはあまり毛の生えていない部分なので、そんなに必死にブラッシングすることはない。獣毛ブラシやラバーブラシを使用。

 

終了の目安と終わらせ方

犬のブラッシング

とにかく、犬がブラッシング嫌いにならないようにすることが大切。そのため、長時間続けることを避けるのは当然。また、疲れない、嫌がらない程度でやめておく方がいいだろう。

具体的には、体を触ってアンダーコートが少し取れてすっきりしたと思うくらい。あるいは、コーム(目の粗いもの)を通したときに毛がつかなくなったら、終了と思っていい。

ブラッシングはいいこと、と思ってもらえるように、声をかけたりほめたり、オヤツをあげることもポイント。

 

まとめ

犬のブラッシング

普段のブラッシングは1日15分程度で大丈夫。お出かけ前などは1時間ほどかけて、じっくりと毛を落としてもいい。1回では抜けきらない時は2~3回に分ければ効果的。

ファーミネーターは換毛期に週1回、それ以外は2~3週間に1回程度でok。

また、1ヶ所ずつ集中的に行えば、どこをやったのかわからなくなるということもない。

 
関連記事:
今さら人には聞けない柴犬の疑問・・・ダブルコートってなんだ?
 
季節はずれの換毛期がやってきた!愛犬の早すぎる衣替えの謎に迫る
 
人気のキーワード:
#しつけ #ごはん #シニア犬 #健康管理
#性格 #散歩 #気持ち #病気 #おでかけ
#ケア #子犬 #性別
 
Shi‐Ba vol.42『抜け毛を100%退治したい!ブラッシングマニア!』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

facebookでシェア ツイートする LINEで送る
pick up!