犬びより

犬小屋に入らない犬。構造?場所?入居拒否の本当のワケは?

2019/11/10

せっかく犬小屋を用意したのに完全に無視して、いつも外で寝ている犬がいる。一体何が原因で犬小屋に入らないのか? 犬小屋に入るためにはどうしたらよい? 徹底的にリサーチしてみた。犬小屋嫌いを解消させたい飼い主さん必読!
 

 

犬小屋を拒否している柴犬が増えている!?

犬小屋に入らない犬

犬にとって犬小屋とは、寝床であり、安息できる場所。特に外飼いの場合、風雨をしのげる犬小屋は必要不可欠である。しかし、最近は犬小屋に入らない犬が増えているという。

柴犬は頑固な性格の子が多いので、犬小屋が嫌いになると、意地になって入らなくなる。犬小屋を拒否する原因はいろいろ考えられるが、おそらく何かしらの理由があるはずだ。まずは原因を究明して対応策を考え、犬小屋に入りやすい環境を整えてあげることが重要。

 

好かれる犬小屋・嫌われる犬小屋

柴犬が快適に感じる犬小屋と、入居拒否したくなる犬小屋の違いについて徹底的に検証。内部の広さや入り口のサイズなど構造的な問題だけでなく、設置場所も考慮することが重要。

■構造の問題?

【スキ】

犬小屋に入らない犬

・内部で寝そべっても余裕があるほどの広さ
・入り口が広く出入りしやすい
・窓がある

夏は涼しく冬は暖かい犬小屋がGOOD!
内部でくるりとUターンできるくらいの広さが望ましい。奥行きは犬の体長に合わせ、フセをした状態で前足が出ない長さが目安。窓は両サイドに設けると、風通しが良くなる。網戸があると虫除けになり、フタ付きだと寒い日に密閉できるから◎。入口は体がぶつからない程度の高さと幅が必要。冬は入口にビニールの暖簾を付けてあげると、風が入らずに中が暖かくなる。夏場は風通しを良くし、冬場は暖かさをキープできるよう、季節に応じて対応してあげよう。

 
【キライ】

犬小屋に入らない犬

・内部で身動きとれないほど窮屈
・前の犬のお古
・風通しが悪い
・入り口が狭い

中や入口が狭くて中古の犬小屋は拒否率高し!
内部で体を伸ばせないほど窮屈だとNG。ただし、広すぎても落ち着かない。犬がかがまないと入れないほど入口が狭いのも問題。窓が全くないと冬場は暖かくても、夏は風通しが悪くて中が蒸し暑くなってしまう。窓がない場合は、後ろに穴を開けるなどカスタムをしてあげよう。先代犬のお古だと、縄張り意識の強い犬は他人の家にいるような居心地の悪さを感じることがある。犬小屋は一生モノなので、犬を飼い始めたら、新しいものを用意するのがベスト。

 
■設置場所の問題?

ジメジメ、駐車場付近、人通りが多い場所などはNG
犬小屋に入らない犬
直射日光が当たらない場所がよいが、日当たりが悪くジメジメした場所は向かない。風通しが良く、犬が好みで日向や日陰を選べる場所に設置したい。しつけの問題で考えると、人や犬が行き来する道路側は落ち着かず、ムダ吠えの原因に。道路側にしか設置場所がない場合は、高い塀を設けて視界を遮るなどの工夫を。排気ガスがかかる駐車場近くもNG。また、熱風や電磁波の影響を受けやすい室外機の近くも避けること。

プランターで目隠しすると◎

お客さんが通る通路の目の前に犬小屋がある場合は、高めのプランターを置いて目隠しをすると良い。人が来ても気にならなくなり、吠え防止にも役立つ。

 

犬小屋に問題がなければ趣味の場合も

犬小屋に入らない犬

犬小屋を用意する時は、愛犬の体のサイズに合ったものを選ぶことが鉄則。中でゆったり寝そべることができる広さが必要だ。

材質に関しては、暑さや寒さに左右されない木製がオススメだが、犬によってはかじってしまうこともある。かじり癖があるなら頑丈な金属製にするなど、犬の性格に応じて適した素材を選ぼう。ただし、鉄やステンレス製は直射日光にさらされると内部が暑くなってしまうので、夏場は日陰に設置したり、屋根によしずをかけるなどで暑さ対策を行うようにしたい。

犬小屋が新品で、構造や置き場所にも全く問題がないのに入らないなら、犬のメンタル面が影響していることも。犬小屋が得体の知れないものに思えてドキドキしていることもあるし、過去に犬小屋で嫌な目に遭ったなど、トラウマが原因の可能性もある。

さらに、犬小屋嫌いというわけではなくて、開放感があって気持ちいいから趣味で外に出ているケースもある。ただし、雨の日に濡れた地面に座っていることで皮膚病になってしまう恐れもあるので注意したい。

また、炎天下では日射病になることもあるので、どうしても小屋に入らない場合は、雨や日差しをしのげる大きな屋根やパラソルを設置してあげるとよい。

 

環境を整えても入らないなら……

犬小屋に入らない犬

犬小屋に入らない原因が見つかったら、適切な対応で快適な環境へ改善してあげよう。

サイズが小さすぎたり、先代犬のお古を使い続けていたなら、新しい犬小屋に買いかえるのが最善策

小屋に窓がなくて通気性が悪い場合は、後ろに穴を開けるなどリフォームを行うのもオススメ。実際、犬小屋の後ろの窓を開けて風通しを良くしただけで、たちまち小屋に入るようになった犬もいる。環境を整えることが、犬小屋嫌いを解消させる第一歩なのだ。

だが、せっかく犬小屋を新調したり、リフォームをしても、全く入ろうとしない犬もいる。こうなってくると、もはや性格の問題。もしも、犬が自分の意志で入居を頑なに拒否している場合は、犬小屋に慣れさせるトレーニングを試してみよう。

基本的にはクレートに入るトレーニングと一緒で、だんだん慣れさせることが大切。ハウスの中に好きなオヤツを置いて、まずは近づくところから始めてみよう。最初は前足だけしか入れなくても、とりあえず近づいたらほめること。

この時に無理矢理入れようとぐいと押してしまうのは絶対にNG。犬小屋が怖くて嫌なイメージになり、ますます入らなくなってしまう。犬が自分から入りたいと思える状況を作って、自分から入った場合はほめて強化していこう。

犬小屋トレーニングは長期戦覚悟。無理に犬小屋に入らせようとせずに、気長に慣れさせることが重要だ。

 
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Shi‐Ba vol.54『構造?場所?入居拒否の本当のワケ 犬小屋に入らない犬』より抜粋
※掲載されている写真はすべてイメージです。

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